夜の城下町を彩る3大ライトアップ『金沢城公園&兼六園&金沢駅』(金沢市)

石川県

金沢を代表する2大観光スポット金沢城公園と兼六園は、期間限定で夜間拝観を行っています。しっとりとライトアップした園内は夜の散歩にぴったり。さらにどちらも無料で見学できます。今回はついでに金沢駅も見に行きました。

訪問日:2020/7/25(土)

ライトアップ概要

金沢城公園は、毎週金曜土曜、そして祝前日に開催されています。年間を通して行われているので、かなり訪問しやすいです!

一方、兼六園は特定の期間と決まっています。その年によって異なりますが、GW、夏休み期間の週末、SW、秋の紅葉シーズン、雪の降る2月下旬など、園内が見ごろとなるかなり良いタイミングに開催しています。

そして、どちらもなんと入園無料!金沢に宿泊される方は、夜の散歩でふらっと気軽に立ち寄ることができます。

<金沢城公園>
開催日:毎週金土、祝前日など
時間:日没~21:00
公式HP:http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/night/
<兼六園>
開催日:連休や繁忙期など、年数回
時間:時期によって異なる
公式HP:http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/event/

金沢城&兼六園へのアクセス

金沢城公園と兼六園は接続しています。ただし、どちらも金沢駅からは少し離れているのでバスで向かうのが一般的。

路線バスのバス停《兼六園下》で下車すると、金沢城&兼六園どちらの入り口も目の前です。ただし、ここからスタートする場合は【兼六園⇒金沢城】の順で巡るのがおすすめ。兼六園の夜間ルートは周回コースなため、入り口と出口が近い位置で、すぐに次の金沢城へ向かうことができます。一方、金沢城は通り抜けタイプのルートになっているため、先に金沢城に入ると、兼六園からどんどん遠ざかってしまうのです。

また、尾山神社からスタートするのもおすすめコース。ステンドグラスが輝く神門を抜け、境内奥から鼠多門橋を渡り金沢城公園へ。そのまま場内を通ると兼六園へと抜けることができます。

金沢市内の主要なライトアップポイントをめぐる「金沢ライトアップバス」も運行しています。運賃は300円ですが、500円のフリー券を買えば乗り放題になります!運行日は毎週土曜と、年に数回の特別日限定です。

金沢城公園

かつて加賀藩前田家の居城が広がっていた敷地に作られた公園。かつては金沢大学のキャンパスとしても利用されていましたが、大学の移転に伴い徐々に整備・復元を進めている最中。今回3度目の訪問なのですが、来るたびに新しい城郭施設が復元されています。現在進行形で建設されている城なのです。

最新設備!鼠多門橋

金沢城最大規模の木橋であった鼠多門橋(ねずみたもん ばし)。2020年7月ついに整備が終わり一般開放。尾山神社と金沢城公園をつなぐ架け橋として機能しています。

夜間拝観に合わせて、さっそくこちらもライトアップ。この辺りは街の明かりも少ないため、くっきりと浮かび上がります。渡っていると感じるのは、新しい木の香り。古来より残る歴史的価値の高い建築も良いですが、新しいものにも良さがありますね。

幻想的な玉泉院丸庭園

加賀藩の二代目藩主であった前田利長の正室・玉泉院の屋敷があった場所には玉泉院丸庭園があります立体的で大規模な池泉庭園が広がる開放的な空間です。

後ろの石垣はカラー照明が採用されており、色鮮やかに染まります。色は少しずつ変化するのですが、赤色のときは何だか異世界に迷い込んだようです。

道にそって進んでいくと、上から見下ろすことも。植えられている木にそれぞれ明かりが灯っており、とても幻想的な光景です。

迫力の城郭建造物

横にながーく伸びる五十間長屋。かつて武器などを保管するための倉庫として機能していたこちらの建築、日中は内部を見学することもできますが夜間は離れたところから眺めるだけです。

続いて橋爪門続櫓。これぞ城郭といったデザインは、インバウンド観光客にも喜ばれそうです。

離れた位置から眺める金沢城の櫓。左側が橋爪門と、その上に建つのが先ほどの橋爪門続櫓。横長の部分が五十間長屋で、右側が菱櫓となります。2020年はこんな光景ですが、次に来るときはまたいろいろと建造物が増えているのかもしれません。

兼六園

金沢城に付随する藩庭として、歴代加賀藩主たちが作り上げてきた日本庭園。広い敷地内を歩いてまわることができる池泉回遊式庭園で、いくつもの池や築山をみることができます。

また、岡山県の後楽園、茨城県の偕楽園と合わせて日本三名園とも呼ばれています。この3つの庭園は「雪月花」にも例えられており、兼六園が雪、後楽園が月、偕楽園が花を示しています。

兼六園のシンボル・ことじ灯籠

兼六園を象徴するのが「ことじ灯籠」。二股で立つ独特なデザインが特徴の灯籠です。なぜ写真がブレているのかといいますと、この灯籠周辺は「立ち止まり厳禁」なのです!細い道なのですぐ詰まってしまうからでしょうかね。

ちなみにことじは漢字で「徽軫」とかなり難しい字を書きます。楽器の琴のパーツである「琴柱(ことじ)」に似ているからこの名が付いたそうですが、なぜ「琴柱灯籠」ではなく、わざわざ難しい字を当てているのでしょうか。詳しい方、教えてください・・・!

実はすごい噴水

そんなに大きいわけでもないこの噴水、実はかなり特別なもの。江戸時代後期に造られたもので、なんと日本に現存する噴水で最古といわれています。さらに特筆すべきはその動力。ポンプなどは使用せず、噴水より高い位置にある水源から水を引くことで噴き上がるように設計されているのです。

水を渡る唐崎松

日本庭園といえば松の木。多くの松が植えられている園内で、最も見事なのがこちらの唐崎松。水上に大きく枝を張り巡らせた、非常に立派なクロマツです。

13代藩主・前田斉泰が近江八景に数えられる名所・唐崎の松(滋賀県)より種子をとりよせて育てたそう。斉泰は江戸後期から明治初期の人物。この松の樹齢は200年弱といったところでしょうか。

園内を見渡す栄螺山

園内にある栄螺山(さざえやま)は、霞ヶ池を広げた際に掘り起こした土を盛って造られた人口の山。さざえの名の通り、頂上へと至る道は螺旋状のスロープになっています。

高さ9mとそれほど高くはありませんが、山頂からは霞ヶ池周辺を見渡す展望台として楽しむことができます。

金沢駅

金沢城公園・兼六園とめぐり、ライトアップはお腹いっぱい!そろそろ次の街へ移動しようかと思ったのですが、最後に金沢駅だけ見ていくことにしました。

車でも意外と立ち寄りやすい駅

車旅をしていると感じるのは、大きな駅というのはとても立ち寄りにくいということ。一方通行や独自の信号で一般道路とは異なる交通規制が敷かれていたり、駐停車する場所が無かったりで、ついつい敬遠してしまいがち。

金沢駅といえば、日本海側でも有数のターミナル駅。北陸新幹線をはじめ、いくつもの在来線が乗り入れており、大都会の駅といったイメージ。

ちょっと駅を見てみたいけど、駐車場は無さそう・・・そう思ったのですが、なんと駅前に駐車場があり、20分までなら無料。ちらっと写真を撮るには充分なな時間です。しかも、駐車場があるのは、今回の目当てである鼓門向かって左側に隣接しており、アクセスも良好。意外にも車で立ち寄りやすい駅です。

重厚で美しい鼓門

金沢駅といえば、この鼓門(つづみもん)。駅整備事業の一環として2005年に造られたこの巨大なゲートは、もはや金沢のシンボル。どーんと構えるその迫力に圧倒されます。

伝統芸能・能楽に使用される鼓(つづみ)をイメージしたというデザインは、力強くも、繊細な美的センスを感じます。屋根の部分には、神社仏閣でみられる凸型の湾曲「むくり」という技法も見られ、伝統を新しいカタチで表現した様子を感じ取ることができます。

設計したのは白江龍三という建築家。多摩動物公園の昆虫生態館をはじめ、各地の公共施設を多く手掛けている方です。

「世界で最も美しい駅14駅」にも選ばれているという情報を耳にしたので調べてみたところ、アメリカの旅行雑誌Travel & Leisureの”World’s Most Beautiful Train Stations”に世界各国の名だたる駅と肩を並べて掲載されていました!
https://www.travelandleisure.com/trip-ideas/bus-train/worlds-most-beautiful-train-stations

人々が集まるもてなしドーム

鼓門を抜けた先には、もてなしドームと呼ばれる広い空間が広がります。「駅を降りた人に傘を差し出す、もてなしの心」をイメージして造られており、金沢駅を出る人が雨や雪に濡れない場所となっています。

時刻は20:30頃でしたが、もてなしドームには人がたくさん。待ち合わせをしている人や、私のように写真を撮りに来ている観光客、そして地元の若者グループなど、様々な人が一つ屋根の下に集っていました。

もてなしドームからは鼓門の反対側がよく見えます。屋根部分が繋がっているように見え、まるでドームを支えているかのようです。


京都の各寺で開催されているライトアップに比べると、金沢は少し控えめな印象です。しかし、その分落ち着いた雰囲気が漂い、ゆったりと楽しむことができました。また、伝統的な中にも洋風なポイントや、アーティスティックなセンスが溶け込み、街としてのオリジナリティは非常に高いです。

このあとは駅から少し離れたしあわせの湯へ。コインランドリーも併設されていて便利なスーパー銭湯です。

車中泊ポイントは道の駅めぐみ白山。週末ということもあってか、地元の若者がたくさん溜まってます!駐車場は広いため、そこまで気になりませんでしたが、神経質な方は週末利用は避けた方が良いかもしれませんね。

この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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