ファンシーと風格が混在する魅惑のキャラクター『ひゃくまんさん』(金沢市)

石川県

金沢駅で人々を見守る「ひゃくまんさん」をご存じでしょうか?ゴールドのボディに煌びやかな装飾をまとった姿は他のキャラクターと一線を画すゴージャスさ。かわいらしさの中に威厳すら感じる独特なたたずまいは、眺めているとだんだんクセになってきます。その不思議な魅力に心を奪われないようご注意ください!

金沢のシンボル・ひゃくまんさん

金沢駅のシンボルといえば鼓門が真っ先に浮かびますが、駅構内に鎮座するこちらも忘れてはなりません。

石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」。金箔で仕上げられたボディに名産品である加賀友禅の菊や牡丹柄が描かれたゴージャスな仕上がり。縁起物オーラがハンパないです。

あまり目につかない裏側にも装飾はたっぷり!よく見ると兼六園の「ことじ灯籠」や、金沢城の「石川門」、「加賀手毬」など、石川県を代表するモノがあちこちに描かれています。これほど細部まで見ごたえのあるキャラクターも珍しいですね。

北陸新幹線のPRキャラクター

「金沢へ行ったことあるけど、こんなキャラ知らなかった!」という方もいるのではないでしょうか。このひゃくまんさんが誕生したのは2013年と比較的最近。2015年に開業する北陸新幹線金沢駅をPRするために生まれました。

中に人が入ることができる着ぐるみもあり、東京と金沢に2体存在しているそうです。なお、着ぐるみはまんまるとしたボディが原因で新幹線に乗車することはできなかったとのこと。北陸新幹線PRが目的であったはずが、乗れないなんて、これはなかなか切ないお話です。

まるでダルマのような姿は、「加賀八幡起上り」という金沢の郷土玩具をモチーフにしています。

このひゃくまんさんには「ひゃくまんさん小唄」というテーマソングが存在します。作曲は松任谷由実、編曲はASA-CHANG(東京スカパラダイスオーケストラ)という驚きの布陣!ゴージャスなひゃくまんさんらしい、豪華なメンバーですね。

ひゃくまんさんの家

金沢駅のひゃくまんさんは基本的に触れることができません。直接ふれあいたい、そんな方におすすめなのが「八百萬本舗」。ひがし茶屋街のすぐ近く、浅野川大橋の手前にあるこちらのショップ、実はひゃくまんさんの家なのです。

螺旋階段で2階へと上がっていくと、お座敷に鎮座するひゃくまんさんの姿が!!金の屏風の前に佇む姿は威厳とかわいらしさが混在しています。

このひゃくまんさんはおさわり自由。並んで撮影したり、抱き着いてそのフォルムを体感したりと、いろいろ遊ぶことができます。

このお店は町家「旧志村金物店」をリノベーションしています。内部には「金沢城惣構跡」が保存されていたりと、買い物だけでなく歴史を感じることもできるお店です。

いろんなひゃくまんさん

金沢の街のあちこちではひゃくまんさんがデザインされた様々なグッズが販売されています。こちらは「福正宗 ひゃくまんカップ」。スタンダードなカップ酒も、ひゃくまんさん効果で豪華な銘酒に見えてきます。

ひがし茶屋街にある「多華味屋(たかみや)」では、ひゃくまんさんの形をした「ひゃくまんやき」も販売!つぶあん、カスタードなどの味がそろっています。

先程紹介したひゃくまんさんの家では、ぬいぐるみやマスキングテープなどのラインナップ。そんな中で私がうっかり買ってしまったのはコチラ。

ストラップでも無ければ、マグネットでもありません。ただの小さなひゃくまんさんで、用途は不明。

テレビの前とかに並べて楽しむいわゆる置き物系アイテムでしょうか?取り出そうとしたところ、小さな座布団に接着されています。さらに座布団は台紙に接着されており、台紙はプラケースに接着されている・・・・。

ケースから取り出せません!!!

パッケージにも「ひゃくまんさん公式グッズ」とだけ記されており、グッズとしての名称も用途も不明な謎の一品。でも、こんなにかわいいひゃくまんさんを自宅に連れて帰れるのですから、正直なんでも良いです・・・!

最初は「こんなキャラいるんだ」くらいにしか感じてなかったのですが、街中で見かけるたびに徐々に気になりだし、すっかり虜になってしまったのでした。

■東京でも会えるひゃくまんさん
銀座にある石川県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語」の店頭にもひゃくまんさんの姿が!金沢駅のものより小ぶりですが、カラフルな姿で訪れる人を出迎えています。気になる方は、ぜひ会いに行ってみてください!

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