ハイセンスでエキゾチックな神社建築『尾山神社』(金沢市)

石川県

洋風な建築様式を取り入れた和洋折衷な神社。ステンドグラスを備えた神門は、金沢という歴史ある街の中で独特の存在感を放ちます。楽器を模した日本庭園やレンガに囲まれた本殿もオリジナリティがあふれています。

開門時間:参拝自由(授与所は8:30~18:00)
公式HP:http://www.oyama-jinja.or.jp/
(「尾山神社について」や「宮司さんに聞いてみよう!」のページがとってもわかりやすいです!)
訪問日:2020/7/25(土)

尾山神社へのアクセス

尾山(おやま)神社は、金沢駅から徒歩20分ほどのところにあります。西口からバスに乗ってバス停《南町・尾山神社》で下車すると徒歩3分ほど。バスの本数はかなり多く、とても利用しやすいです。

尾山神社向かって左奥の金沢商工会議所会館付近に、無料の専用駐車場もありますが、台数が少なく競争率は高め。近隣のコインパーキングを利用する前提で考えておいた方が良さそうです。

早朝や夕方など人が少ないタイミングに立ち寄るには無料駐車場がおすすめ。コインパーキングは30分100円が一般的。60分100円のところが見つかるとラッキーです!

エキゾチックな神門

尾山神社へ訪問すると、真っ先に目に入るのが鳥居に奥に見える神門。レンガのような石積みの門の上に、洋風な楼閣が乗ったモダンなデザイン。ステンドグラスもあり、神社とは思えない異国情緒あふれる建築です。

洋風な建築に加えて、各階の角が丸くそぎ落とされたようにカーブするという中国寺院の様式も取り入れられております。「和・漢・洋」3つのスタイルが折衷されたエキゾチックな建築なのです。

なお、屋根のてっぺんに細く伸びているのは何と避雷針!1875年に設置されたもので、富岡製糸場に次いで日本で2番目に古いとされる避雷針です。

モダンなお寺は数あれど、モダンな神社はかなりレア。アーチ状の門と、透かし彫りの彫刻&注連縄の組み合わせもとっても新鮮な組み合わせ。

華やかな神社建築

神門を抜けると拝殿が見えてきます。この拝殿の天井には、鮮やかな岩絵具で「うどんげの花」が描かれているらしいです!私は見逃してしまったのですが、訪問される方は上を見上げるのをお忘れなく。

拝殿の奥には本殿がありますが、そのまわりの玉垣はなんとレンガ造り!前田家の家紋である「加賀梅鉢」が埋め込まれているのもハイセンスです。

さらに、授与所はまさかの総ガラス張り。デジタルディスプレイも搭載したモダンスタイルです。異国情緒あふれる神門を抜けた後だとあまり違和感が無いので不思議です。

境内散策で見つけたもの

樹齢200年といわれる蚊母樹(いすのき)。暖かい地方に生育する植物なので、この地方では珍しい木だそう。ちなみにヒョンノキという別名もあります。

金色のカエルがたくさんくっついた真っ黒いハスを見つけました。こちらは「夏の夕刻」という作品で、埼玉県在住の鍛鉄工芸家さんが手掛けたものらしい。こんなところでもアートの街・金沢の一面を見ることができました。

境内奥の階段を登った先には、皇太神宮遥拝所があります。皇大神宮というのは天照大御神を祭る伊勢神宮の内宮のこと。ここから遥か遠くの伊勢へお参りしていたのでしょうね。

前田利家を祭る神社

この尾山神社は、前田利家を祭る神社。前田利家といえば、織田信長に仕えた戦国武将。その後、豊臣秀吉の五大老の一人として天下統一を助けました。加賀藩の初代藩主で、加賀百万石の基礎を築いた人物でもあります。

境内には立派な前田利家公像が。「槍の又左」と呼ばれる槍の名手だった利家、その手には長い槍が握られています。背中に背負っているのは「母衣(ほろ)」。もともとは流れ矢を防ぐために背中にかけていた布ですが、戦国時代には戦場で連絡やガイドを行う者の目印でした。この母衣をつけた騎馬武者を母衣衆と呼んでおり、利家は織田信長の軍勢の中で、この役割を担っていたそう。(※母衣衆=親衛隊といった記述もあります)

前田利家の隣にはお松の方座像。尾山神社は、利家と一緒に正室であるお松の方も祭っています。

お松の方は、利家を支え、加賀藩の繁栄に尽力しました。その功績を讃え、「加賀百万石の母」とも呼ばれています。平成14年の大河ドラマ「利家とまつ」でもお馴染みです。

他にも、利家が愛用していた金鯰尾兜も置かれています。金箔が塗られており、夕暮れ時でもキラリと輝きます。

独創的な楽器の庭

拝殿に向かって左手には池泉回遊式庭園が広がる神苑があります。3つの島と、それに架かる個性的な橋が見どころです。

その島や橋には「鳳笙島」「琵琶島」「鳥兜島」「琴橋」というように、雅楽で使用される楽器や衣装にちなんだ名前がつけられており、別名「楽器の庭」とも呼ばれています。琵琶湖や蓬莱山など国内外の景勝地を見立てた庭園は多いですが、1つのテーマでモノを再現しているのはとっても珍しい。

苔が良い味を出しているレンガのアーチ橋。この緩めのアーチは、もしかして琴橋でしょうか?案内は見つけることができず、また夕暮れの訪問だったため尋ねる人もいません。

池の上には幾何学的な橋がかかっています。カクカクと不規則に伸びており、アート作品のようです。これも何か楽器を現しているのかな。

ネットで調べてみても、「楽器を模している」という情報はみつかりますが、どれが何かまで書いている方は見つからず。自分で推測するには難易度が高すぎます。

1つだけピンときたのがこちら。不揃いの石が並ぶ様は、竹を束ねた管楽器「笙(しょう)」にそっくり。ここはきっと鳳笙島だ・・・!

金沢状公園へ続く鼠多門橋

本殿の裏手へ抜けると、その先にある金沢城公園へと繋がります!

この鼠多門橋は2020年7月17日に復元されたばかりで、ぴっかぴか。この橋のおかげで、道路を渡ることなく尾山神社から金沢状公園へとアクセスすることができるようになりました。

時刻は間もなく19:00。そろそろ金沢城公園のライトアップが始まります!日が沈んでも楽しめるのが金沢の街なのです。

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この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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