まだまだ続く久米島一周。今回は五枝の松、ウミガメ館、シールガチ橋、久米島空港、シンリ浜をまわっていきます。
まるで雲のような『五枝の松』
続いて立ち寄ったのが、樹齢約250年といわれている琉球松・五枝の松。高さは6mとそこまでではないものの、ぶわっと広がる横幅は圧巻。広いところで、なんと21mもあります。
大地を覆うようにふわふわと枝を広げています。なんだか雲のようにも見えます。
近づいて内部を覗いてみると、松の枝がまるで龍のようにうねっています。屋久島や御蔵島(伊豆諸島)にも通じるのですが、離島は土地開発などがされにくいため、巨樹が多く残っています。
周辺にはクメジマホタル生息地もあります。成虫は4月上旬から5月上旬というわずかな期間にだけ現れます。
こちらはウフガー(産川)という名の井戸。水道が整備される前は、生活の井戸として利用されてきたそうです。奥武島の畳石の記事でも書きましたが、久米島は火山島。水源は豊富なのでしょう。
このあとは久米島空港へ向かう予定でしたが、営業時間の関係で奥武島のウミガメ館へ向かいます!
ミニ水族館『ウミガメ館』
橋を渡り奥武島に来ました。営業時間の関係で昨日行けなかったウミガメ館へ。
料金:300円
ここではウミガメノ生態や、亀にまつわる伝説など、ウミガメに関する様々な展示がたくさん。特にウミガメ保護に関するパネルは痛々しい写真が多く、ちょっとショッキング。
もちろん、生きているウミガメが泳ぐ水槽もあります。
久米島の貝がら標本もたくさん並んでいます。
猛毒で危険なイモガイたちも確認!海で見つけても絶対さわらないようにしよう。
謎の海中橋『シールガチ橋』
久米島東部、奥武島周辺を見ると、海に浮かぶ歩道橋のような謎の橋の姿が目に入ります。こちらの橋はシールガチ橋。
干潮時には歩いて近づくことができるという情報をもとに、本日の干潮16:10を狙ってやってきました。
どこからアクセスすれば良いだろう?
とりあえず、Google mapでなんとなく目星をつけた車エビ養殖場近くのスペースに車を停めさせてもらいました。
だいたいこのピンのあたりです。
海に向かって左側の茂みを抜けると海辺に出ることができます。
遠くにシールガチ橋が見える!このまま歩いて行けそうなので、潮がひいた岩場を進みます。滑りやすく、そのうえかなりゴツゴツしてるのでサンダルだとかなり厳しい。シューズは必須です。
潮溜まりには、黒いナマコやにゅるにゅるしたクモヒトデなどのキモい系生物がどっさり。間違っても転びたくないです。
歩くこと約15分、ついにシールガチ橋到着!
形状はそこまで特殊ではありませんが、通常なら陸から陸へと架かるはずの橋が、海から海へと架かっています。
船の通り道として水路を掘ったため、干潟を歩く歩行者用に橋をかけたのだそうです。
完成は平成8年と意外と新しい。釣りスポットとしても有名らしく、橋のまわりには釣り少年たちが集まっていました。
ちょうど船が通り抜ける!何となく手を振ったら返してくれた!
泳ぎたくなるキレイな海ですが、釣り糸や船の往来でちょっと危ないかもしれません。
おみやげ買うなら『久米島空港』
離島に行くとついつい寄ってしまう空港。
おみやげ屋さんや観光案内所があったりと、まるで道の駅感覚で楽しめる空港は、飛行機利用でなくとも立ち寄りスポットとしておすすめです。
空港内にはゲーセンもありました!おそらく、島内で唯一のゲームセンターなのではないでしょうか。
久米島限定プリクラも発見!久米島の名勝タチジャミや畳石を背景に選択できるらしい。
空港の標準施設、展望デッキもあります。日が暮れてきましたので、サンセットスポットへ移動します!
サンセットスポット『シンリ浜』
今朝、朝日を見たイーフビーチとは反対の島の西側にあるビーチ。
西ということは、水平線に沈む太陽を拝むことができるサンセットビーチ!
ビーチにはサイプレスリゾートがあり、サンセットに合わせて人がパラパラと出てきました。今朝見たイーフビーチのサンライズも、イーフビーチホテルから人がパラパラ出てきていました。朝の光景が一瞬フラッシュバック。
朝日と同じように刻一刻と色が変わる空。
朝日と夕日の両方をビーチで見ることができるなんて、なんて充実した1日だったのでしょうか。
これにて久米島一周はおわりです。見所が多い島ですが、それぞれの距離が近く、車さえあればがんがん見てまわれます。定休日の関係で行けなかった久米島ホタル館と久米島博物館はまたの機会に。
次回は今回書ききれなかったヤジャーガマについて書きます。
コメント
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