久米島 Part 3 マグマが作り上げた奇石『奥武島の畳石』

久米島・渡名喜島

久米島から橋を渡って奥武島(おうじま)へ!そこには、亀の甲羅のような石畳が広がる不思議な光景が広がっていました。この不思議な幾何学模様の正体は、久米島の形成とも大きく関りがあります。

2017/9/24(日)

橋を渡って奥武島へ

久米島へ渡った前々回、ハテの浜へ行った前回。ハテの浜から戻ってきて時刻は16:00頃。まだ夕飯やお風呂には早いので、奥武島(おうじま)へ行きます!

奥武島は、島といっても久米島と橋で繋がっているので楽々アクセス可能。はての浜行きの船が出る泊フィッシャリーナからもすぐ近くで、歩いて向かうこともできます。セットでの訪問も良さそうです。

余談ですが、奥武島という名前の島は沖縄本島の南城市や名護市、慶良間諸島など複数存在しています。

奥武島の見どころ

奥武島の観光スポットといえば、ウミガメ館。しかし、営業時間は16:30まで。間に合わないので明日また来ることにします。

隣にはバーデハウスという、海洋深層水を使ったプール&スパがあります。こちらも観光スポットとしては有名ですが、お値段が2,000円くらいと少々高め。ちらっと立ち寄るのはもったいない。

というわけで、本日最後の目的地は、無料で時間制限もない畳石にしました。ウミガメ館とバーデハウスのちょうど間にあります。どちらからもふらっと歩いて訪問できる距離にあります。

奇石!畳石

こちらが奥武島の畳石。5角形や6角形の石がまるでパズルのようにきれいに組み合わさっています。畳というより、まるでウミガメの甲羅の様です。

大きさや形がそれぞれ異なる畳石。よく見ると、4角形だったり、模様がついていたりと様々な形をしています。

まるで、何かの跡のような模様も。これも自然にできたものなのでしょうか。

今回はたまたま干潮時だったため岩の上を自由に散策することができましたが、満潮時には海の中に沈んでしまうらしいです。どれほど沈んでしまうのかは定かではありませんが、透き通る水の下に広がる畳石もまたキレイなのではないでしょうか。

実は「火山島」

畳石の正体は溶岩。600万年前の火山活動により地表に出たマグマが冷えて固まったものです。

福井県の東尋坊や兵庫県の玄武洞などでもお馴染みの「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる岩でできています。幾何学模様は表面だけかと思いきや、この形のまま地下深くまで柱のように続いているそう。

本州ではあちこちで見ることができる溶岩地形ですが、沖縄で溶岩って凄く珍しい気がします。溶岩があるということは、もしかして火山島でしょうか。気になったので調べてみたところ、火成岩からできあがった火山島でした。

離島の多くは「火山島」と「珊瑚島」に分けることができます。火山島は、海底火山の活動によってできあがった、山があり起伏が多い島。伊豆諸島やトカラ列島の多くの島がそれにあたります。一方珊瑚島は、サンゴが集まって陸地を形成した平たい島で、宮古諸島や八重山諸島など南西諸島に多くみられます


今日は昼ごはんを食べはごったので、ここで海を眺めながら遅い昼ごはん。ファミマで買ったポーク玉子おにぎりとサーターアンダギー、そしてさんぴん茶。とっても沖縄らしいメニューをチョイスしました。

久米島にはファミリーマートがあります。全国チェーンのコンビニですが、沖縄のファミマって、まるでご当地コンビニのように限定メニューが豊富なのです。詳しくは次回まとめます!

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