久米島 Part 8 暗闇の世界『ヤジャーガマ』で人骨に出会う

久米島・渡名喜島

久米島の中でも有数のディープスポット。人骨が眠る真っ暗な鍾乳洞をライト片手に進んでいこう。怖いと感じるか楽しいと感じるかは人それぞれですが、スリリングな気分を味わうことができます。

【おすすめの持ち物】
・ライト
・歩きやすい靴
・虫よけ
2017/9/25(月)

ヤジャーガマへ向かう!

ガマというのは洞窟のこと。沖縄本島のガマは戦争時の悲しい歴史がつまっているところが多く、なかなか訪れにくいです。
ここ久米島のヤジャーガマも防空壕としての歴史があるようですが、それ以外にもディープな要素が詰まったスポット。

事前に訪問者の方のブログを読んでいると、注意喚起するような内容が多く、なかなかハードな様子。

最後まで行くかどうするか悩んでいましたが、一応観光地図にも載っているし、案内板も出ている観光スポットなので行ってみることにしました。

駐車場につくと、すでに車が停まっていて少し安心しました。

このヤジャーガマには久米仙人と呼ばれるガイドらしきおじさんが出現することがあるらしい。周囲を見てもそれらしき人はいないので、今日は出現しないのかな?

駐車場には洞内の地図や生息する生き物を記した案内板があります。

恐怖の入り口

入り口のウッドデッキ。気になるのは、赤字で書かれた危険自己責任の文字。この先何が待ち受けているのか・・・・

駐車場から階段を降りていくと、大きくえぐれた洞窟につきます。外の木々が神秘的に映ります。

鍾乳洞への入口はここ。真っ暗な洞窟は入るのをためらう雰囲気ですが、ここまで来たら行ってみます!

暗闇の世界

中は真っ暗。とにかくライトは必須です!ライトなしで行くなんて、ひでんわざのフラッシュなしでくらやみトンネルを抜けるくらい無謀です。

ライトの明かりだけを頼りに、どきどきな洞窟探検のはじまり!

でも、ライトさえあれば意外と快適な洞内。意外にも広々としており、足元も全然悪くありません。

真っ暗ということを除けば、日本各地の他の観光鍾乳洞よりも歩きやすいです。

もっと険しい洞窟探検をイメージしていたのですが、想像よりもずっと快適な洞窟探検。ちょっと楽しくなってきました!

たまに通路を塞ぐように垂れ下がる鍾乳石があるので注意。

きらきらした石もみつけました。

時おり、コウモリがバサバサと飛び交っていきちょっとコワイ。コウモリ以外にもクメカマドウマやオオゲジなど様々な生き物がいるようですが、あまり探したくないラインナップです。

普通に鍾乳洞を楽しみながら進んでいくと、明かりが見えてきました。

洞窟の先には・・・

鍾乳洞を抜けるとそこは生い茂る植物と岸壁が迫る空間。まるでジャングル奥地の聖域のような場所です。

周囲に置かれたツボ。ほとんどが割れており、中から白いモノが出てきています。

この白いものはなんと人骨。ここは風葬が行われていた場所とも、疫病患者の仏さんを安置した場所ともいわれています。どちらにしても、すぐ足元に人骨が散らばっているというのは少し落ち着かないものです。

これより先にも鍾乳洞があるようですが、未調査のようでルートは途切れていました。引き返しますね。

まさかの久米仙人登場

帰り道。再び真っ暗な洞窟を歩いていると、カップルとガイドらしき組み合わせの3人組とすれ違う。

挨拶すると、急に解説がはじまった!このガイドらしき人が、まさかの久米仙人(久米島仙人)でした!本当に存在したとは・・・・

カップルに話をきくと、久米仙人とは上江洲家(伝統家屋の観光スポット)で会ってここまで案内してくれたらしい。知らない人に付いていってはいけない・・・そんなルールは離島にはありません。

ネットで調べてみると、上江洲家以外にもいろんなところで目撃例が!久米島に行った際には出会えたらラッキーです。

私たちもカップルに混ざり、ちゃっかりと解説にあやかりました。ちなみに久米仙人はギャルが好きなようです。その設定、まるで亀仙人・・・。

久米仙人とも別れ、無事洞窟の外へ出ることができました。
思っていたよりずっと快適な洞窟探検。久米島を訪れる際には、ぜひこのスリルを味わってみてください!


一応マリンシューズ&長袖ラッシュで露出を減らして臨みましたが、他に来ている方はもっともっと軽装でした。しつこいですが、ライトさえあればそんなに苦労することはないかと思います。ただし、久米仙人の案内コースによっては、かなりエキサイティングになる可能性もあるようです。

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