ヒグマが数頭飼育されている、小さな無料動物園。エサをもって近づくと、ヒグマたちは様々な特技を披露してアピールをはじめます。ヒグマは恐ろしい動物・・・そう考えていたのですが、ここにきて印象がガラリと変わってしまいました。
クマ専門のミニ動物園
日本各地にあるクマ牧場。北海道では登別が有名ですが、ここ上川町の北の森ガーデンにもクマ牧場が存在しています。
ここは数頭のヒグマが飼育されており、のんびりと過ごす様子を観察したり、気軽にエサやりを楽しむことができます。入用料金は無料なので、近くに訪れたらぜひとも立ち寄りたいスポット。
こちらがクマのエサ。1袋200円で販売しています。これっていったいどんな味するのかな?
気になったのでちょっとかじってみたところ、めっちゃカタい!でも、甘くてほんのりきな粉みたいな風味がしてけっこう美味しい!(※絶対マネしないでください)
あつまってくるヒグマ
鉄格子を覗き込むと、そこには大きなヒグマたちが!!
基本的に寝ています。
冬が明けたばかりの5月初旬ですが、今日はなかなか暖かい日。こんな日は人もクマものんびりと昼寝したくなります。
寝転がっているヒグマは、なんて優しい顔なのでしょうか・・・!少し微笑んでいるような、とっても穏やかな表情なのでう。話しかけたら普通に答えてくれそうです。
動き始めるヒグマ
ぐでーっとしてるクマさんたちですが、人の姿を見つけると、重い腰をあげてのそのそと集まってきます。
顔つきは優しいのですが、大きな体をしたヒグマが迫ってくると、ちょっとコワイです。
あれ?ちょっと待って、きみはパンダじゃないのかい?
体つきはヒグマなのですが、白い顔に黒い目と耳が並ぶ様子はどうみてもパンダ。こんな柄のヒグマもいるのですね~。
おねだりするヒグマ
集まってきたヒグマは縁に腰かけて、ゆっくりと片手をあげてきました!
これ、どうやらエサをおねだりしているのです・・・!手をふってきたり、片足上げてきたり、次々といろんなポーズをしてくれます。
さきほどのパンダも両手を合わせて完全におねだりポーズ!
「実は中に人が入っている着ぐるみなのでは?」そう疑いたくなるくらい愛想抜群なのです。
かわいすぎるヒグマ
ヒグマというのは恐ろしい動物です。
『三毛別事件』や『福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件』などのヒグマ事件は、文章で見ても震えるほど恐ろしい。他にも『羆嵐』や『キムンカムイ』、『デンデラ』などの漫画・小説・映画においてもヒグマの怖さを痛感することができます。(※詳しくはWikipediaなどでご覧ください)
こういった作品を見てきたため、今まで『クマ=かわいい』なんて感じたことはありませんでした。かわいくキャラクター化されたクマさんを見ても、怖いという印象の方が勝ってしまうほどでした。
か、かわいい・・・!!!!
ゆっくりとした動き、モフモフのボディ、やさしい瞳・・・そして、次々と繰り出すそれぞれの得意技。初めて訪れたクマ牧場で、もう完全にクマの虜になってしまいました。
日本各地にある他のクマ牧場にも行ってみたくなりましたが、こんな風に芸達者なのでしょうか?
アクセスと営業情報
最寄り駅は上川駅で、そこから徒歩だと20分ほど。バスを利用する場合は、上川駅から徒歩3分のバス停《上川森のテラス》へ。そこから約3分のバス停《上川ポンモシリ》で下車後、徒歩6分ほど。
車の場合は旭川中心部から50分ほど。旭山動物園からも同じく50分ほどです。
クマ牧場のある北の森ガーデンの敷地内には氷のテーマパーク「アイスパビリオン」やレストラン、お土産屋さんなどが並んでいます。この後、「銀河・流星の滝」や「三国峠」方面へ進む場合は、休憩できる場所が少ないので、ここで一休みするのがおすすめです。
開館時間 | 9:00~17:00 ※10/8~4/27は9:00~15:00 |
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休館日 | 年中無休 |
料金 | 無料(エサ200円~) |
※訪問時は入場料600円(エサ1袋付)でしたが、変更となっているようです
近くの売店では白い恋人ソフトクリームも売っています。ふんわりと白恋が香る美味しいソフトクリーム。写真はバニラ味ですが、チョコ味やチョコバニラミックスもありました。
コメント
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