メイクアップおしろい地蔵&八臂弁財天『蟠龍寺』(目黒駅)

東京都

目黒にある蟠龍寺(ばんりゅうじ)は奇麗なお庭のある小さなお寺。岩窟の中に安置された8本腕の弁財天や、メイクしているおしろい地蔵などユニークな見所もあります。

訪問日:2020/2/24(月)

蟠龍寺へのアクセス

蟠龍寺の最寄り駅は山手線の目黒駅で、そこから徒歩15分ほど。

環七通り沿いに進んでいくと蟠龍寺の入口が見えてきます。近くには大鳥神社や少しマニアックなミュージアム寄生虫博物館もあるため、セットでの訪問もおすすめです。

山手の小さなお寺

門を抜けると、細い参道があり、すぐに本堂が見えてきます。

浄土宗の寺院で、創建は宝永6年(1709年)。増上寺の霊雲上人が称明院というお寺をここに移して蟠龍寺と改名したのがはじまり。なお「蟠龍」というのはとぐろを巻いた龍のこと。

小さな池のある境内で、植物がとても元気です。

目黒・白金エリアの6つの寺院からなる山手七福神。蟠龍寺はその一角で、弁財天を祭っていることでも有名な寺院です。

岩屋の中の8本腕弁財天

本堂向かって右奥に進むと、小さな岩窟が姿を表します。小さな洞窟ですが、なんだかどきどきします。

中に入ってみると、そこには石の弁財天が安置されています。

弁財天って琵琶をかかえた美しい女神様のイメージでしたが、ここで見ることができるのは刀や錫杖などを持つ8つの手を構えた強そうなお姿。こちらは八臂(はっぴ)弁財天と呼ばれるタイプの弁財天。「臂(ぴ)」というのは腕のこと、すなわち8本腕の弁財天です。

弁財天は2本腕のニ臂弁財天と8本腕の八臂弁財天、2つの種類があるそう。前者は琵琶をかかえた音楽の神様としての姿が強調されていますが、後者では戦勝神としての性格を強調しているようです。

さらに、岩窟の先にあるお堂には木造の弁財天もありますが、こちらも同じく八臂弁財天でした。

メイクアップおしろい地蔵

境内には「おしろい地蔵」という、とてもユニークなお地蔵さまがいます。出で立ちはスタンダードですが、まるで落書きされたようなちょっとコミカルなお顔をしています。

かつて、顔にある痘痕(あばた)のせいで良縁に恵まれなかった娘がいました。この地蔵に願掛けしたところ、痘痕が消えて幸せに暮らすことができるようになったとの言い伝えがあります。それ以来、若い女性がお参りするようになったそう。
また、江戸時代には歌舞伎役者がおしろいに含まれる鉛の害に悩んでおり、お地蔵様におしろいをつけるという独特なお参り方法が生まれました。

ペディキュアを塗られた足元には、リップやファンデーションなどの化粧道具が並んでいます。手ぶらで来てもちゃんもメイクすることができます。

なお、港区にある玉鳳寺にも同じ「おしろい地蔵」という名のお地蔵さまがいます。そちらは、おしろい(ベビーパウダー)のみが塗られているため、真っ白で神秘的な出で立ちです。

冬でも花が咲く庭園

小さな境内は、手入れが行き届いた庭園となっています。様々な植物が植えられており、2月という冬場でも咲いている花がたくさん。

まず目を引くのが冬に咲く花の代表格のボケ。赤く可愛らしい花がもうすぐ咲きそうです。

同じく冬の花の代表格ツバキ。曇りのない白い花をつけており、まるで造り物のようにもみえます。

赤くブラシのような花を咲かせているこちらの木は、その名もブラシノキ。わしゃわしゃとしており、とてもインパクトがあります。

一番存在感があるのはキブシ。黄緑色の花をぶわーっとぶらさげており、何だか神秘的です。琵琶をかかえたニ臂弁財天の石像を守るように生えていました。


小さなお寺なのでお参りだけなら10分もかからないかと思います。静かな境内なのでとても落ち着ける場所でした。このあとは歩いて五百羅漢寺まで向かいます。

この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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