電動自転車での島めぐりも後半へ。鷹の巣園地、白浜野営場、オンコの荘。焼尻島灯台とめぐっていきます。サフォーク種のヒツジにも出会えて、そしてついにオンコの正体も判明しました!
最高地点の鷹の巣園地
港で借りたレンタサイクルにて原生林の森を抜けるまでが前回のお話。

そのまま進んだ先にあるのが、島の最西端の鷹の巣園地。立ち止まりながらめっちゃゆっくり走って港から45分。ストレートにいけばたぶん30分くらいだと思います。

ここにもまたトイレ付き駐車場あります。草刈りの匂いと潮の香りが混じり、唐突に夏を感じてきました!
ここは焼尻島の最高標高地点でもあります。何かが記されていた跡がありますが、木枠が一部残るだけ。

ここからはお隣の離島、天売島(てうりとう)がよく見えます!焼尻島と天売島の距離は、最も近いところで約4km。すぐ近くの島なのです。

海に浮かんだ岩礁に集まる黒いものは海鳥。この姿は、おそらく天売島・焼尻島にしかいないといわれるオロロン鳥(ウミガラス)!と思ったのですが、ウミウな気がしてきました。もっと目が良ければ、もしくはもっとズームのきくカメラがあれば・・・。

野営場の前の砂浜
鷹の巣園地からは、島の南側の下り坂を進みます。海辺の丘陵が広がる気持ち良い道のり。

道中で見つけたのは淡いイエローが美しい花。おそらくオオマツヨイグサ。夕方から朝にかけて咲く花で、夜でも目立ちやすいカラーリングとなってます。あれ、今は午前中ですがまだ萎んでないのですね!

このオレンジの花、おそらくニッコウキスゲでしょうか。海抜1,000m以上の高山に咲く花ですが、ここでは道路の傍らに普通に咲いてます。

進んだ先にあるのが白浜野営場。テントが張られており、キャンプしている人の姿も。

ここには海辺へ降りる階段があります。どってことない砂浜に感じますが、焼尻島は台地のような島であるため、海辺に降りられるポイントはけっこうレア。さらにほぼ岩場である中で、ここだけ砂浜があるのです。

やっと出会えたヒツジ
白浜野営場のすぐ先に、「オンコの荘」という観光名所につながる道があります。いよいよオンコと対面するときが来ましたね!!
レンタサイクル屋のおばちゃん曰く、野営場に自転車を停めて歩いていってくださいとのこと。てくてく歩いていくと、ヒツジがいました!先ほどの「めん羊牧場」ではまったく見かけなかったヒツジ、こんなところに集まっていたのですね。

ここにいるヒツジは、体が黒いサフォーク種。天敵もいないストレスフリーな環境で育っており、フランスのモンサンミッシェルの周辺で 塩分を含む草を食べて育つブランド羊 「プレ・サレ」にも匹敵することから 「プレ・サレ焼尻」と名付けられています。密集していると、もこもこしておりとってもかわいらしいです。

1962年にニシンの不漁対策として羽幌町が漁業者に羊を貸与したのが牧場のはじまり。ちょこっと調べてみると、2023年に人手不足のため町営牧場は閉鎖となってしまったそうです!先ほどの「めん羊牧場」にヒツジがいなかったのは、閉鎖されていたからでしょうか。
じゃあこのヒツジは誰が管理しているのでしょうか?町営牧場の閉鎖後、島の伝統である牧場を守りたいという想いのもと、有志によって株式会社焼尻めん羊牧場が発足、事業を継承しているそうです。ここから少し離れた灯台の近くに建っていました。

看板に描かれたキャラクターがめっちゃかわいい!グッズ展開してないのでしょうか?
圧巻のオンコドーム
ヒツジの先へ進むとオンコの荘に到着しました!ついに判明したオンコの正体、それはイチイという常緑針葉樹のこと。

ここは国内随一といわれる50,000本もの原生林が残っています。本来ならば高さ20mにもなる木ですが、焼尻島では強風や積雪のため高くなれずわずか1〜2mほど。原生林というからには巨木が多数あるイメージでしたが、むしろ小さい樹木ばかり。
こんなものかなと思った方、オンコの中に入るのです!!

枝の広がりがすっごい!!!
樹高が高くなれない代わりに、枝葉は横に広がっているためその直径は10mにも及びます。樹木が作り上げたドーム空間は神秘的です!
白亜の六角形灯台
ヒツジとオンコを見終えたので、自転車を停めている白浜野営場へリターン。そこから進んでいくと、灯台が見えてきました。

こちらが焼尻島灯台。地上13m・灯火標高51mのコンクリート製灯台で、六角形かつタイル張りというステキな仕上がり。1913年の完成から、100年以上この海域を照らしています。

なお、灯台までの道は未舗装。自転車で進む場合は勢いと気合が必要になりますのでご注意を。
さて、そろそろサイクリングもおしまい。港はもうすぐそこです!


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