戦国時代の終わりを告げる大きな争乱「関ヶ原の戦い」。岐阜関ケ原古戦場記念館は、様々な武将の思惑が交差するこの戦いをたっぷりと体感することができるスポットです。グラウンドビジョン&シアターを見れば、知識がなくてもきっと胸がアツくなるはず!
古戦場に建つミュージアム
みなさま「関ヶ原の戦い」ってご存じでしょうか?数多くの戦がおこった戦国時代において最も重要な戦いのひとつ。日本各地の多くの大名が参戦し、天下分け目の戦いとも呼ばれています。この戦いを初めて知った時は、戦国時代後期のオールスター参戦に胸が高まりました!
その戦いの舞台となった岐阜県の関ケ原町には、各武将の陣地跡が残っており、戦国好きにとっては聖地のひとつとなっています。そんな関ヶ原の地に2020年にオープンしたのが岐阜関ケ原古戦場記念館。石田三成と徳川家康の家紋が記された、砦のような外観。

チケットには武将が描かれています。私は黒田長政でした!

関ヶ原の戦いとは
戦国の世を収め、全国を統一した豊臣秀吉。この秀吉がこの世を去ってしまったことがことの発端。
後継者の豊臣秀頼はまだ幼く、補佐する後見人が必要でした。一代で確立された豊臣政権は頼りとなる代々の家臣が不在。そこで、有力な武将を「五大老」と「五奉行」に任命。互いに牽制しあってバランスを保つ目的であったそう。
しかし、絶対的なリーダーを失うと、そのバランスは崩れてしまいます。そんな中で、豊臣の世を守ろうとする石田三成率いる西軍と、新しい世を作ろうとする徳川家康率いる東軍の戦いが発生。それが1600年におきた「関ヶ原の戦い」。日本全国の武将が西軍と東軍に分かれて参戦。長きにわたる大戦がはじまるかと思いきや、戦いはわずか6時間で東軍の勝利にて決着がついてしまいます。
様々な要因がありますが、最も大きい理由が小早川秀秋らによる裏切り。西軍として参戦するも動かず、東軍に寝返ります。また、西軍側は毛利秀元や島津義弘など陣を張ったものの直接戦いに参加しなかった武将が多かったのも理由のひとつ。
どちらの軍も志はひとつではなく、「豊臣を守りたい」や「家康に恩がある」だけでなく、「三成が嫌い」「領地を増やしたい」などその思惑はばらばらだったのです。
この戦いに勝利を収めた徳川家康、その後の大坂の陣を経た後に江戸幕府を開き、200年にわたる徳川の世を築いていくのでした。
大迫力のシアター
そんな関ヶ原の戦いをデジタルテクノロジーで体感できるのが「グラウンドビジョン」と「シアター」。9:45~15:45まで、15分おきに上映しており、2つ合わせたトータルの鑑賞時間は約25分間。

まずは約8分の「グラウンド・ビジョン」。床に映される映像を立って見るタイプのコンテンツ。関ヶ原の戦いにいたるまでの流れとその規模の大きさが、全体の流れを俯瞰して見ることができます。ナレーションを担当するのは講談師・神田伯山。軽妙かつ力の籠もった語り口で、それぞれの武将のキャラクターも魅力的に紹介してくれます。
続けて席に座ってみる「シアター」。縦4.5m、横13mのオーバル型スクリーンに、約9分間の映像が映し出されます。ただの映像ではなく、迫力のサウンドと風や振動による体感型コンテンツ。友情や信念のために命がけで戦う武将の魂の籠もった叫び声が響き渡ります。
グラウンドビジョンで流れをつかんだ後だと、シアターの没入感がケタ違い!心揺さぶられる内容で、感極まって泣きそうになっちゃいました。
大充実の天井室
グラウンドビジョン&シアターからは、エスカレーターで展示室へ。壁一面に描かれているのは、参加した武将の馬印・旗印です。

展示室の入口は動く合戦図屏風。17世紀初頭に描かれたとされる「関ヶ原群像図屏風」をモチーフにしたデジタルアート。兵士たちは進んだり、戦ったり、そして餅をついたりしています。

展示室内は撮影禁止。関ヶ原の戦いを中心に、それまでの経緯や、同時に各地で発生していた戦いなどがわかりやすく解説されています。
各武将の具足のレプリカもたくさん!石田三成の黒い乱髪や、大谷吉継の白い頭巾など、江戸時代以降に想像されたものも多いそうです。
戦国体験コーナー
館内には戦国体験コーナーもあります。日本刀や槍を持ったり、軍配を掲げたり、陣羽織を羽織ったりと、武将体験ができる楽しいエリア。ここは写真撮影&動画撮影OKです!

初めて持った大筒。これめっちゃ重い!たぶん5kgくらいありそうです。

最上階は展望室。ここからは実際の陣地跡を見ることができます。小早川秀秋が陣を敷いた松尾山、石田三成が陣を敷いた笹尾山、徳川家康が陣を敷いた桃配山などを見渡すことができるのです。関ケ原町って高い建物があまりないのですね。

ここでイスの形に注目!これ、布陣図などで兵力を示す凸型マークだ!

レストラン&カフェ
敷地内にはレストラン&カフェ、ショップが入った棟もあります。カレー、うどん、そば、パスタなどのメニューがあるので、お昼タイムにもぴったり。

人気No.1という戦国武将カレー・・・ではなくよく見ると「戦国武将」ではなく「戦略武将カレー」でした!
石田三成と徳川家康の旗印が添えられており、野菜とお肉がごろごろした豪快なカレーです。戦国武将がじっくりと戦略を練ったように、じっくりコトコト煮込んだ牛肉をトッピングしたカレーとのことでした。ヤングコーンは気合いで飲み込んだ。

他にも「石田三成 不求の白桃グリーンティ」「島津の伏兵 紫芋の突破ラテ」など、武将をイメージしたドリンクやパフェもあります。もし推しの武将が決まっている方、もしくはここに来て気になる武将が見つかった方は、関連メニューを頼んでみるのも良さそうです!
え、私の推し?それは4日後くらいの記事にて書こうと思います!
アクセスと営業情報
| 開館時間 | 9:30~17:00 |
|---|---|
| 休館日 | 月曜、年末年始 ※大雪の場合臨時休館あり |
| 料金 | 500円 |
| 公式サイト | https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/ |
※掲載の情報は2026年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。


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