留辺蘂町の山の中にひっそりと立つ温泉施設。その名の通りつるつるした泉質が特徴の「美肌の湯」をたっぷりと堪能することができます。野趣あふれる自然の中の露天風呂からは、季節によって変わる山の景色をお楽しみください。
留辺蘂の温泉施設
北海道最大の市町村である北見市。その南部にあたる留辺蘂(るべしべ)町には、塩別つるつる温泉という温泉施設があります。女満別空港より車で1時間20分、北見駅より車で1時間ほど。
「道の駅おんねゆ温泉」「北の大地の水族館」「北きつね牧場」といった留辺蘂町の人気観光スポットから約8km。観光と合わせて立ち寄りやすい位置にあります。
日帰り入浴、宿泊どちらにも対応しております。今回私はFAMツアーにて案内していただいたため、宿泊にて利用。普段は車中泊やドミトリーばかりなのでテンションが上がります!
源泉かけ流しの温泉
こちらが大浴場。ガラス張りの大きな窓に沿うように大きな内湯が広がっており、外の景色をたっぷりと楽しむことができます。
内湯に加えて川沿いの露天風呂もあります。市街地から遠く離れているため、あたりはとっても静か。鳥の泣き声や木々のざわめきに耳を傾けながらゆったりと温泉に浸かることができます。
四季によって変わりゆく景色、特に冬に訪れると雪に包まれた「雪見風呂」へと姿を変えます。
こちらの大浴場とは別に「竜神の湯」という内湯もあります。小さな内湯だけの浴場ですが、14:30以降は宿泊者専用に。静かにくつろいで過ごしたい方向けです。
超強力な温泉水
温泉はもちろん源泉かけ流し!湯舟はもちろん、シャワーから出てくるお湯もばっちり温泉水です。
名前に違わず、お肌は一瞬でつるつるすべすべになります!弱アルカリ性のお湯は、硫黄の香りがかなり強力。日本各地の温泉を数100か所めぐったという友人のNさんいわく「ここはベスト3に入るくらい強力な温泉」とのこと。
ただし、強力ゆえにネックレスなど金属製のものをつけたまま入ると、化学変化で茶色に変色してしまうことも。
そんな温泉水ですが、大浴場の脱衣場には温泉水の蛇口があり、自由に飲むこともできます。おそるおそる飲んでみたところ、香りは強いですが口当たりは意外とマイルドでした。
夕食と朝食のメニュー
夕食は「鈴コース」「凛コース」「華コース」の3段階。
こちらは鈴コース。「牛肉の陶板焼き」や「鶏と(ほっけ)のつみれ鍋」がとっても美味でした!そして、ふっくりんこという品種の白米がめっちゃ美味しかったです。
朝食はバイキング形式。サラダや焼鮭、ウインナーなど定番メニューがそろっています。北見名産のタマネギを使用した名物「たまコロ」も食べることができました・・・!
ちなみに私の朝食。朝はあんまり食べられません・・・!
和室のお部屋
今回宿泊したのは2階和室。シンプルなザ・和室といった趣の8畳のお部屋。
テレビ、エアコン、ポット、冷蔵庫といった家電もそろっており快適です。ドライヤーもお部屋にあるので、浴室のドライヤー占拠の恐れがあるロングヘア族も安心でございます。
お部屋にシャワーはありませんが、ウォシュレット付きのトイレと洗面台は備えていました。
この和室以外にも、和モダン室や和洋室といったタイプの部屋も数部屋用意されているようです。
泊まってみた感想
前述の通り市街地から遠く離れているため、客室も温泉も非常に静かです。特に日帰り利用時間が過ぎた20時以降になると、ときおり動物の鳴き声が聴こえるくらい。日頃の喧噪を忘れてゆったり過ごすにはぴったりの温泉で、普段都会暮らしをしている私にとっては「夜ってこんなに静かだったんだ」ということを思い出させてくれました。
そんな静かな環境で入る露天風呂は極上です!中秋の名月を眺めながら入る温泉は、そのままお湯に溶けてしまいそうな気分でした。
スタッフさんもとっても親切で気持ち良い接客。客室の廊下には、「低めの枕」や「大きい浴衣」なども設置されており、個人に合わせた微調整が可能となっていたりします。細やかな気づかいを感じるサービスでした。
廊下に貼られていた「おみやげ紹介」もとってもユニーク!楽しい雰囲気でなおかつわかりやすいデザインがとっても素敵です。
ちなみに、お昼も食堂がオープンしており、カレーとラーメンを食べることができます。醤油ラーメンが「これぞスタンダードな醤油」といった感じでめっちゃ美味しかったです!
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