超絶お得なフリーパス『まわりゃんせ』を4日間フルで使ってみた(伊勢~鳥羽~志摩)

三重県

伊勢・鳥羽・志摩エリアを旅する際に絶対チェックしておきたいスーパーパスポート。これさえあれば、鉄道・バス・船とほとんどの交通が乗り降り自由!加えて「鳥羽水族館」や「ミキモト真珠島」、「志摩スペイン村」などの観光スポットにもそのまま入場できてしまいます。4日間の利用でいくら得したかもまとめてみました!

利用日:2018/8/3(金)~8/6(月) ※掲載情報は2022年8月に更新しておりますが、写真や一部の情報は利用日のものになります。正確な情報は公式サイトにてご確認ください。

お得すぎるフリーパス

今回伊勢鳥羽志摩へ行くにあたり、行きたいところをリストアップしたり、電車や船の時間を調べたりと計画を立てていました。そんなとき、たまたま見つけたのが近鉄のお得なきっぷ「まわりゃんせ」

観光地では良く見かけるお得なきっぷ。それほど割引されてなかったり、それを使うことで行動が縛られてしまうのでは・・・。ちょっと懐疑的に詳細を見てみると、これが驚くほどお得なのです!!

お値段は9,900円とフリーパスにしてはかなり高く感じますが、その利用範囲の広さがとにかくやばい。

①発駅からフリー区間(松阪〜賢島間)までの往復乗車券・特急券
②近鉄電車フリー区間(松阪〜賢島間)乗り放題
③現地のバス乗り放題
④現地の船乗り放題
⑤23の観光施設の入場券

ざっくり書くとこんな感じです。まだ凄さが伝わっていない気がするので、それぞれの項目を細かく見ていきますね。

とりあえず「9,900円」という値段だけ覚えてから次にお進みいただけるとその凄さが伝わりやすくなるかと思います・・・!

インターネット通信販売限定で①の特急券がないバージョンが7,500円にて販売しています。さらにコスパを求める方はコチラもおすすめ!

①発駅からフリー区間までの往復乗車券・特急券

まずは発駅から伊勢志摩エリアの入り口となる松阪駅までの往復乗車券・特急券が付きます。発駅は「京都駅」「大阪難波駅」「近鉄奈良駅」「近鉄名古屋駅」など、かなりの広範囲。普通は発駅によって値段が変わりますが、まわりゃんせはどこから利用しても均一料金というのがシンプルでわかりやすい。

もちろん松阪駅で降りずに、特急に乗ったまま伊勢市駅や鳥羽駅、終点の賢島駅まで行っても大丈夫です!

東京方面から利用する場合は、近鉄名古屋駅からスタートするのがポピュラーかと思います。ちなみに名古屋駅から再奥の賢島(かしこじま)駅まで特急に乗ると片道3,650円、往復で7,300円。

まわりゃんせの料金の7割ほど押さえてませんか・・・?

この時点で早くもかなりお得な気配!!

※今回私は近鉄名古屋駅にて購入したのですが、その際に特急列車の座席指定が必要となりました。購入間に特急の時刻表を確認しておくとスムーズに購入できます。

②近鉄電車フリー区間乗り放題

松阪駅から志摩エリアの終点である賢島駅までがフリー区間となっており、近鉄線は全て乗り降り自由!もうこれで伊勢・鳥羽・志摩エリアはほぼ網羅できます。

また、この区間は通常は特急料金が必要な特急列車も乗り放題!まわりゃんせには特急交換券が4枚付いているので、こちらを窓口で特急券と引き換えてから乗車します。

全席指定でゆったりと座れる特急に乗れば、移動時間が休憩時間に早変わり。お弁当を買って食べるのも良さそうです。

注意点は、観光特急「しまかぜ」に乗車する場合のみ追加料金が必要となります。また、二見エリアへ行く参宮線はJRなので対象外。といってもバスで行けるのであまり気になりませんでした。

ちなみに4枚の特急引換券は、なくなってもまたもらえるというウワサが・・・(未確認)。

③現地のバス乗り放題

三重交通路線バス・鳥羽市かもめバスが全て乗り放題!駅から離れている「志摩スペイン村」や、「伊勢忍者キングダム(旧・安土桃山城下街)」「伊勢神宮内宮」などへも楽々アクセスできます。

利用方法も、乗車時にまわりゃんせを見せるだけなので、本当にらくらくです。いちいち財布出さなく済むのは、想像以上に快適です。

指定エリアは一応決められていますが、伊勢鳥羽志摩エリア観光する上では全く気になりません。

④現地の船乗り放題

鉄道、バスに続いて、なんと船も乗り放題!!!対象となるのは志摩諸島へ向かう「鳥羽市営定期船」、「間崎島」を経由して和具へと行くことができる「志摩マリンレジャーあご湾定期船」の2つ。

鳥羽市営定期船で行くことができるのは「神島」「答志島」「坂手島」「菅島」という4つの島。メジャーな観光地ではありませんが、島内散策したり島グルメを味わったりと、それぞれ楽しみがあります。

乗り放題とはいえそれほどたくさん乗れるわけではありませんが、一番遠い神島は往復で1,480円・あご湾定期船は片道800円なのでなかなかお得。乗船・下船の際にはチケット引き換えなども不要。まわりゃんせを見せるだけで利用できるという点も非常に便利です!

さらに定期船ではありませんが、イルカが暮らすレジャーアイランド・イルカ島へ向かう「鳥羽湾めぐりとイルカ島」、そして賢島港から乗る「賢島エスパーニャクルーズ」もそれぞれ1回乗船できます。

⑤23の観光施設の入場券

交通はほぼ網羅しているまわりゃんせ。この時点でもう充分なくらいですが、更に、23の指定観光施設の入場券にもなるのです。よくある入場割引ではなく、まわりゃんせそのものが入場券となるため提示するだけで入れてしまうのです。

しかも、その指定観光施設がメジャーなものからマイナーなものまで手広く抑えています。一覧にしてみるとこんな感じです。おすすめは、まわりゃんせで入るとお得な気分になれそうな場所です)

【松阪エリア】
①本居宣長記念館(通常400円)
②旧長谷川治郎兵衛家(通常400円)
③旧小津清左衛門家(通常200円)
④松阪市立歴史民俗資料館(通常150円)
⑤文化財センターはにわ館(通常110円)
⑥斎宮歴史博物館(通常340円)

他のエリアと比べると少々渋めのラインナップ。入場料金もそれほど高くない施設ばかりなので、松阪メインで巡る場合はまわりゃんせが無くても良いかもしれません。

【伊勢エリア】
⑦お伊勢まいり資料館(通常300円)
⑧伊勢河崎商人館(通常350円)
⑨賓日館(ひんじつかん)(通常310円)
⑩伊勢忍者キングダム(通常1,500~4,900円)おすすめ

「お伊勢まいり資料館」は伊勢神宮内宮と合わせて訪問できますが、他は少しばらけています。「伊勢忍者キングダム」は入場チケットが3パターンありますが、まわりゃんせがどれに相当するのか不明・・・・。とりあえず入場&アトラクション・シアターは楽しめるようです。また、「伊勢シーパラダイス」は対象外なのでご注意ください!

【鳥羽エリア】
⑪鳥羽水族館(通常2,800円)おすすめ
⑫ミキモト真珠島(通常1,650円)おすすめ
⑬鳥羽湾めぐりとイルカ島(通常2,000円)おすすめ
⑭マコンデ美術館(通常1,000円)

とっても楽しめるけどそれなりのお値段がする「鳥羽水族館」「ミキモト真珠島」「鳥羽湾めぐりとイルカ島」という3つの人気観光施設がそのまま利用できるのがかなり強い!往復特急とこれらで充分モトが取れます。この3つは鳥羽駅から徒歩でアクセスできます。

【志摩エリア】
⑮志摩スペイン村パルケエスパーニャ(通常5,400円)おすすめ
⑯伊勢志摩温泉 志摩スペイン村「ひまわりの湯」(通常1,200円)
⑰志摩パークゴルフ場(通常1,200円)
⑱都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「アクアパレス」(通常1,700~2,500円)
⑲都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「ともやまの湯」(通常1,050円)
⑳賢島エスパーニャクルーズ(通常1,700円)おすすめ
㉑海ほおずき
㉒愛洲(あいす)の館(通常250円)
㉓伊勢現代美術館(通常700円)

リゾートエリアらしいラインナップですが、衝撃なのは「志摩スペイン村」。入場券ではなく、なんとアトラクション乗り放題の1dayパスポートになるのです。特急利用で名古屋から志摩スペイン村に行くと、電車・バス・入場料で13,000円くらいするため、これだけでもまわりゃんせを利用した方がお得となってしまいます。

他にも「指定ホテル宿泊者の手荷物配送1回無料」「レンタカー30%オフ」「各地のショップや印象的での割引・特典サービス」「指定ホテルの日帰り入浴割引」など様々な特典があります。内容は変更になることもあるので、最新情報はこちらの公式サイトにてご確認ください。

まわりゃんせ | 伊勢志摩のお得なきっぷ | 近畿日本鉄道
往復近鉄特急で伊勢・鳥羽・志摩へ。4日間、伊勢志摩エリアの観光スポットをお得に巡れるきっぷです。うれしい特典も満載!

実際に使ってみた結果・・・

さて、実際に4日間でどれだけ効果があったのか効果検証してみます。なお、利用日は2018/8/3(金)~8/6(月)なので、対象施設や料金はその当時のものになるため、現在は変わっている部分が多々あります。

■1日目 7,980円
・近鉄線(名古屋駅~伊勢市駅) 1,450円
・近鉄線(伊勢市駅~鳥羽駅) 330円
・鳥羽湾めぐりとイルカ島 1,800円
・ミキモト真珠島 1,500円
・鳥羽水族館 2,500円
・近鉄線(中之郷駅~伊勢市駅) 400円
■2日目 7,600円
・近鉄線(伊勢市駅~鳥羽駅) 330円
・鳥羽市定期船(神島往復) 1,460円
・CANバス(鳥羽→夫婦岩) 400円
・CANバス(夫婦岩→安土桃山城下街) 180円
・安土桃山城下街 3,600円※相当
・CANバス(安土桃山城下街→鳥羽) 480円
・近鉄線(鳥羽~賢島) 470円
・近鉄線(賢島~鳥羽) 680円
■3日目 12,310円
・鳥羽市定期船(答志島往復) 1,080円
・近鉄線特急(鳥羽~賢島) 980円
・賢島エスパーニャクルーズ 1,600円
・志摩マリンランド 1,400円
・三重交通路線バス(マリンランド→志摩スペイン村) 380円
・志摩スペイン村 5,300円
・三重交通路線バス(志摩スペイン村→鵜方駅) 380円
・近鉄線特急(鵜方~伊勢市) 1,190円
■4日目 3,240円
・CANバス(五十鈴川駅→内宮前) 230円
・CANバス(内宮前→五十鈴川駅) 230円
・近鉄線特急(五十鈴川~近鉄名古屋) 2,780円

合計すると4日間で31,130円の利用。まわりゃんせがこのときは9,800円でしたので、21,330円得した計算になります!

もともと無料な「伊勢神宮内宮・外宮」や、まわりゃんせ対象施設ではない「伊勢シーパラダイス」や「星空ナイトクルーズ」へも乗船したのですが、これだけ得してしまうのは凄すぎます。

特急のタイミングが噛み合わず、合計3回しか使えなかったのがちょっと残念。また、入浴券も、対象のお風呂が賢島駅から少し離れているため、ついでにさっと利用したりはできませんでした。でもでもでも、それを差し引いたってとんでもなくお得なことに変わりはありません。伊勢・鳥羽・志摩へ旅行される際は、ぜひぜひ活用してみてくださいね!

コメント

  1. […] 夜行バスで早朝6:00頃に名古屋に到着!近鉄線の窓口にて今回の4日間の三重旅行の要となる「まわりゃんせ」購入!近鉄線で7:51に伊勢市駅に到着しました。 […]

  2. […] 料金は乗船料とイルカ島入場料あわせて2,000円。ちょっとお高めですが、まわりゃんせを持っていれば追加料金なしで利用できるのでかなりお得です。 […]

  3. […] 入場料、もとい入島料は大人1,650円。観光施設として見ると少し高く感じますが、2つのミュージアムに加えて海女さんの実演が見れることを考えると、その価値は充分。ちなみにまわりゃんせを持っていれば、そのまま入場可能です。 […]

  4. […] なお、料金は片道740円。こちらもまわりゃんせで無料です! ※スーパーパスポートまわりゃんせについてはコチラにまとめました […]

  5. […] 以前は近鉄のスーパーパスポート「まわりゃんせ」対象施設でしたが、今はそこから外れているのでご注意ください。 […]

  6. […] 年中無休で本数も多く非常に利用しやすい印象。お値段は少し高めに感じますが、近鉄のスーパーパスポート「まわりゃんせ」があれば、無料で乗船できます! […]

  7. […] まわりゃんせについてはコチラにまとめました。 超絶お得なフリーパス『まわりゃんせ』を4日間フルで使ってみた(伊勢~… […]

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