フォトジェニックなテーマパーク『志摩スペイン村・パルケエスパーニャ』 (志摩市)

三重県

スペインをテーマにしたハイクオリティなテーマパーク。広い園内には、お城・遺跡・おしゃれな街並みなど思わず写真に撮りたくなるものばかり。アトラクションはもちろん、博物館で学んだり、情熱的なパレードで踊ったりといろいろな楽しみ方ができます!

訪問日:2018/8/5(日) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

伊勢志摩で感じるスペイン

志摩スペイン村は、テーマパークである「パルケ・エスパーニャ」、宿泊施設「ホテル志摩スペイン村」、温泉施設「ひまわりの湯」が集まる伊勢志摩志摩エリアを代表するリゾート施設。

多くの人が「なぜ伊勢志摩でスペインなのか」という疑問を持たれることでしょう。「明るい太陽と海辺のイメージが合致した」「計画当時1992年にはバルセロナオリンピックとセビリア万博が開催され、スペインへの関心が高まっていた」など、様々な理由があるようです。

今回は伊勢志摩旅行に来たついでにテーマパークエリアであるパルケ・エスパーニャへ行ってみることに!入園&アトラクション乗り放題の1dayパスポートは5,400円とそれなりのお値段ですが、なんと「まわりゃんせ」がこの1dayパスポートになるのです・・・!

まわりゃんせのお値段は9,900円。参考までに特急利用で名古屋から志摩スペイン村に行くと、電車・バス・入場料で13,000円くらい。すなわち、パルケ・エスパーニャに行くだけでもとが取れてしまうのです。

入り口にはスペインの伝説の騎士(自称)であるドンキホーテ像。激安の殿堂ではありませんよ。

写真映え抜群なテーマパーク

わくわくしながら入ると、そこは本気のテーマパーク。バルセロナの中心街をイメージして作られたメインストリートの「エスパーニャ通り」はショップやレストランが並んでいます。

スペインの街並みが再現された園内はどこを切り取っても絵になる風景で、いちいち止まって写真に撮りたくなります。真っ白い壁の街並みは地中海のイメージそのものです。

扉の開いた家の中に入ってみると、そこにはカラフルなタイルアートのお部屋。撮影用の屋外カラーウォールは全国に増えてきていますが、こんな風に室内だと天気の影響を受けなくて良いですね。

鮮やかなヒマワリたちの姿も。地平線の彼方まで広がるアンダルシア地方のヒマワリ畑は有名ですよね!

 

たっぷりアトラクション

スペインとフランスの国境にある山脈をモチーフにした吊り下げ式のジェットコースター「ピレネー」や、室内型コースター「スチームコースター アイアンブル」を筆頭に、絶叫マシンもそろうパルケ・エスパーニャ。

もちろん絶叫がニガテな方向けのまったり系もあります。「フェリスクルーズ」「ドンキホーテ冒険の旅」、などファンタジックなライドアトラクションなど充実しているので、おだやかに楽しみたい方でも退屈することはありません。

「くるみ割り人形」は、きらきらしたイルミネーションの中を進むライド系アトラクション。くるみわり人形といえばロシアのチャイコフスキーの作品。スペインと何か関係があるのかと思ったのですが、組曲の中に「スペインの踊り」ってありましたね!

謎のローマの遺跡

園内の中心に広がるのは巨大なローマの遺跡

この遺跡、アトラクションではありません。

入ったり登ったりすることもできない、眺めるだけのモニュメントなのです。その割にはかなりのクオリティ!これだけの体積のあるものがテーマパーク内に突然現れる違和感、そしてそれがアトラクション要素無しでただ見るだけというのが不思議です。

あまりにも気になり過ぎてしまったので調べてみたところ、このローマの遺跡の内部には「アドベンチャーラグーン」という船で進むアトラクションがあったらしいです。

ちなみになぜスペインなのにローマかといいますと、スペインはかつてローマ帝国の支配下にあったため、ローマの遺跡がいくつも残っているそうです。

ディープなハビエル城博物館

園内に鎮座する石造りの古城、こちらはハビエル城博物館。なんと、テーマパーク内にアトラクションと並んで博物館があるのです!

このお城がまるごと博物館となっているため、展示物はなかなかのボリューム。フラメンコギター工房やマニセス焼工房など、スペインならではの様々な伝統が展示されています。

巨大な人形は「ヒガンテス」。中に人が入ることができ、祭や催事などで登場するらしいです。

この博物館の目玉展示はアルタミラ洞窟壁画レプリカ。1万年以上前に洞窟内に描かれた壁画で世界文化遺産にも指定されています。

レプリカを展示しているのは、現地にある「アルタミラ博物館」、マドリードにある「国立考古学博物館」、そしてこのハビエル城博物館の3ヶ所だけ!スペイン以外では世界で唯一のレプリカなのです。

他にも植物や地理、絵画など取り扱いの範囲は膨大。様々な角度から「スペイン」という国の魅力に迫ることができます。

ガウディの面影

スペインといえば、世界的に有名な建築家アントニ・ガウディ。未完の傑作「サグラダファミリア」は、バルセロナを訪れた人は必ず足を運ぶ人気のスポットです。

さすがにスペイン村にサグラダファミリアはありませんが、ガウディ作のグエル公園をモチーフにしたグエル広場があります。白く波打つ外観と、モザイクタイルによる装飾は、本家そっくり。

一つ大きく異なるのは、絶叫が鳴り響いているところ。すぐ近くに絶叫コースターが走っているため、悲鳴が鳴りやむことはありません。ちなみに、この建築の内部は「ダルのファンタジーワールド360」というシアタータイプのアトラクションになっています。

すぐ近くにあるメリーゴーランドはその名もガウディカルーセル。クラッシュタイルが散りばめられたファンタジックな仕上がりとなっています。

期間限定・ナイトパレード

夏休みまっただ中に訪問したところ、20:00まで営業時間を拡大した「ナイター営業」開催中!そして19:30頃になると、夜のパレードがはじまります。

このときに開催されていたのは「エスティバル・フェスティバル」。スペインらしくラテンの入ったミュージックと情熱的なパフォーマンス!

エレクトリカルパレード、はたまたねぶた祭りのようなイルミネーションカーが次々と通り抜けて行きます。混雑も少なく、自由に移動して好きなところでパレードを見ることができるのでとっても快適!

さらにラストには大きな打ち上げ花火が夜空をあざやかに彩ります!・・・なのですが、今回は電車と接続するバスに乗る必要があるため、花火は諦めてバス停へ。ちょうどバスに乗ったあたりで花火が打ち上がる音が聴こえてきました。今年は花火大会へ行く予定もないし、ちょっと花火見たかったな・・・・。

すると、運転手さんやスタッフさんが「急いでいる人いなければ花火見てから出発しましょう!」とのこと。なんて粋な提案なのでしょうか!!!

咄嗟のことだったので写真は撮れませんでしたが、旅の最後の夜を夏らしく締めくくれた気がしました。

アクセスと営業情報

最寄り駅は近鉄の鵜方駅ですが、駅から離れているためバスで向かう必要があります。乗車時間は約13分。本数はそれほど多くありませんので、事前に公式サイトなどで確認してから訪問するのが良さそうです。

また、鵜方駅に停車する電車もそれほど多くはありませんので、バスの時刻表だけでなく電車の時刻表も併せて確認がおすすめ。特に夜間は本数が非常に少なくなるので、GWや夏季の開園延長で遅くまで滞在する場合は帰りのバス&電車両方を確認しておきましょう・・・!

開館時間 9:30~17:00 ※季節によって変動
料金 1dayパスポート 5,400円
公式サイト https://www.parque-net.com/

※掲載の情報は2022年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください

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