おもしろ遊覧船で行くドルフィンアイランド『鳥羽湾めぐりとイルカ島』(鳥羽市)

三重県

無人島がまるごとイルカ遊園地となっており、イルカショーやリフトで登る展望台などいろいろな見どころのあるイルカ島。そんなアミューズメントな離島へ向かうクルーズが今回ご紹介する「鳥羽湾めぐりとイルカ島」。鳥羽水族館、ミキモト真珠島と並び、鳥羽エリアを代表する人気観光アトラクションです。

訪問日:2018/8/3(金) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

乗船場所は鳥羽駅からすぐ近く

「鳥羽湾めぐりとイルカ島」の乗船場所は鳥羽マリンターミナル。鳥羽駅からすぐ近くにあり、徒歩で5分ほどでアクセスできるとっても利便性の高い船乗り場です。

船は9:00~16:00の間で毎時00分と30分に出ています。イルカ島までの乗船時間は15分。離島って船の時刻で滞在時間などが縛られることが多いのですが、これだけ頻繁に出ているならば細かく計画を立てずにふらっと立ち寄っても大丈夫。

料金は乗船料とイルカ島入場料あわせて2,000円。ちょっとお高めですが、まわりゃんせを持っていれば追加料金なしで利用できるのでかなりお得です。

料金・時間は変更になる場合もありますので、詳しくは公式サイトにてご確認ください。

鳥羽湾めぐりとイルカ島|【公式】志摩マリンレジャー
鳥羽湾めぐりとイルカ島トップページです。運航情報や運賃、クルーズのみどころをご紹介しています。

 

フラワーマーメイド号

この航路を運航する船は、「フラワーマーメイド号」「小型船」「龍宮城」と合計3種類あります。今回イルカ島へ向うにあたり乗船したのはこちらのフラワーマーメイド号

普通の船だと思って船内に入ったところ、まず目につくのは・・・人魚の人形!!!

マーメイド号の名の通り、船内には多数の人魚が配置されています。デッキにもモデルのようなポーズをキメる蒼白な人魚の姿が。子供はもちろん、大人でもこういう演出はわくわくしてしまいませんか?

人魚といえばアンデルセンの童話「人魚姫」。王子様との恋が叶わず、泡となって消えてしまう悲しいお話かと思いきやそこで終わりではなく、その後人魚姫は風の精となり王子様を祝福するといった続きがあり・・・なんてことを考えているとイルカ島はもう目の前。15分の乗船時間はあっという間です。

イルカ島をプチ散策

イルカ島は周囲2.0kmのとても小さい島なので、徒歩で気軽に散策できます。この島の正式名称は日向島ですが、島の形がイルカに似ていることからイルカ島と呼ばれているそうです。たしかに、左を向いているイルカに見えなくもないですね。

桟橋のすぐ近くにあるフリッパープールでは、水槽に飼育されたイルカたちのお出迎え。すいすい泳ぐ様子がかわいらしいです。イルカの他にもアシカやカワウソも飼育されています。

こちらは「日向浜」。海水浴場ではないので遊泳は禁止となっていますが、そのためとってもキレイなビーチ。海を眺めてゆっくり過ごしても良いですね。

他にもリフトで登って行く展望台「幸せのハートロックベル」、島内をめぐるスタンプラリーなどの見所があります。もう少し見てまわりたかったのですが、ショータイムが近づいてきたのでイルカ池へと向かいます!

たのしいイルカショー

イルカ島のメインのアトラクションはやっぱりイルカショー!1日5~6回と頻繁に開催していますが、もしお急ぎの方はショーに合わせて乗船する船を選んでも良さそうです。

ショー会場となるのがこちらのイルカ池。屋根つきの観覧席があるので、暑い日やちょっとの雨でも安心です。

2頭のイルカによるショーがはじまりました!

すぐにスタッフのお兄さんからのアナウンス。

「この2頭、はっきり言ってショーが下手です。」

なんと!もしかして、まだ若いイルカで経験が浅いのでしょうかね?そう思っていると、続けて次のコトバが。

「その理由は2頭の仲がとっても悪いのです・・・!」

まさかの不仲コンビでした。仲の悪い2頭が同時にジャンプすることはないので、少しずらしたりして気をつかっているそう。さらに、気がつけば1頭しか芸をしていなかったり・・・・。不仲の様子を面白くいじっており、とっても楽しめました!こういった自虐的な演出があるイルカショー、けっこうレアではないでしょうか。

帰りもまたまたユニークな船

行きの船は人魚姫がテーマでしたが、帰りの船は龍宮城という船。海の生き物の装飾が随所に施されている豪華な船です。

船内にはもちろん浦島太郎が!がっしりした体つきとハンサムな顔立ちの好青年です。

デッキには乙姫さま。高貴な出で立ちの前には白髪の男性の姿。もしかして・・・・

やっぱり玉手箱を開けてしまった浦島太郎。好青年だった浦島太郎は顔面蒼白のおじいさんになってしまいました。おじいさんの表情がインパクトありすぎなので、マネして写真撮りたくなりますね。

ふと疑問に思ったのですが、開けると老化してしまう玉手箱って何なのでしょうか?なぜ乙姫様は浦島にそんな箱を持たせたのか。玉手箱は本来どう使うものなのか。何か教訓が込められているのか・・・。謎は深いです。幼い頃からインプットされているお話なのであまりストーリーに疑問を持ちにくいのですが、改めて考えてみると、かなり不思議なお話です。・・・なんてことを考えているうちに下船の時間。続きは、いつか浦島太郎所縁の場所に行ったときにでも考察してみようかなと思います。

帰りは鳥羽マリンターミナルまで戻らず、真珠島・水族館前で下船。このクルーズ船は、「鳥羽マリンターミナル」「イルカ島」「真珠島・水族館前」の3つの乗船場を周回しています。ミキモト真珠島・鳥羽水族館と合わせて訪問する方は、「真珠島・水族館前」を上手く利用するとコンボが決まります!

コメント

  1. […] 答志島行きの船が発着するのが鳥羽マリンターミナルへ。鳥羽駅から徒歩10分弱くらいでアクセスできる利便性の高い港で、他の志摩諸島行きの船や、『鳥羽湾めぐりとイルカ島』の発着港でもあるため、観光客も多くにぎわっています。 […]

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