駅から離れた東扇島にそびえる巨大な施設。展望室からは都心や工業地帯を見渡すことができます。工場夜景の鑑賞スポットとしても知られていますが、望遠レンズが無いと撮影は困難。今回は力技でスマホ撮影に挑戦してみました!
巨大なゲート
東扇島にそびえる川崎マリエンは資料室、会議室などが入るコミュニティ施設。体育館、テニスコート、ビーチバレーコートもあり、駅から遠く離れた場所であるにも関わらず人々でにぎわっています。
かなりインパクトのある外観ですねー!「マリエン」という名は、「マリン・エントランス」の略称。このゲートのような外観も、エントランス感を出すためのデザインなのでしょうか。
ロビーには大きなサメの剥製。これは川崎港で水揚げされたホホジロザメの剥製。鋭い歯をむき出しにしたコワモテですが、公募によって「かわジロー」というゆるキャラみたいな名前が付けられています。全長4.85mで、オスとしては世界最大級らしいです!
他にも、川崎港を紹介するマリエンシアター、川崎の海苔づくり資料室、友好港であるベトナムのダナン港に関連したベトナム展示室、お菓子やダイヤブロックで作られたマリエンの模型なども並んでいます。ちょっとしたミュージアムのような雰囲気です。
無料の展望室
そんなマリエンといえば、10階の展望室!無料開放しており、誰でも自由に入ることができます。
地上51mの展望室は、360°ぐるりと見渡せます。工場が立ち並ぶ様子や、遠くにはスカイツリー、レインボーブリッジなど東京の夜景も見えます。
タッチパネルが何ヶ所かに設置されており、見える景色の紹介や、川崎港の歴史などのコンテンツを紹介。モチーフがわからない不思議なキャラクター「川丸くん」も登場します。
足元には川崎港周辺を写した航空写真が。こうやって上から見ると、人工の島がたくさん。埋め立てて拡大していった様子がわかります。
(後から知ったのですが、こちらガラス床の下に設置されたジオラマとのこと。写真にしか見えませんでした・・・!)
遠目の工場夜景
マリエンといえば、日本最大の工業地域である京浜工業地帯の工場夜景鑑賞スポットとしても知られています。
日没後に訪問したのですが、工場遠い!遠くに煙を上げる煙突が小さくみえるのですが、かなり距離があるためスマホだと厳しすぎます。これは望遠レンズが無いと、楽しめないかも。
以前、夕暮れに訪問したときはモクモクと煙を上げる工場が見れました。肉眼で楽しむなら夕暮れ~トワイライトくらいのタイミングが良い感じ。天気が良いと富士山もばっちり見えます。
諦めて帰ろうかと思ったとき、ふと目に入ったのがこちらの双眼鏡。なんと無料で利用できます!これをのぞき込めば、光り輝く工場の姿をくっきりと見ることができるのです!
双眼鏡越しの撮影
でもせっかく来たのだからやっぱり写真は撮りたい!そういえば、以前襟裳岬のアザラシ観察したときは双眼鏡越しに撮影したっけ。ここでもやってみよう!
スマホカメラのレンズの中心と、双眼鏡の中心を合わせる必要があるのでなかなかばっちりピントを合わせるのは難しい。双眼鏡レンズの縁が想定外のビネット効果も及ぼしてきます。さらに、ほんのわずかな手ブレも大きく影響してしまうのでとっても神経を使います。
いろいろと調整して撮れたのがコチラ!!
けっこうがんばったと思うのですが、どうでしょうか?
アクセスと営業情報
川崎駅からバスで約30分のバス停《川崎マリエン前》下車。
車の場合は首都高速湾岸線の東扇島出入口から2分ほど。駐車場は1時間まで無料、以降は2時間ごとに200円。24時間最大600円です。周辺にはファミマ、ローソン、セブンイレブンとコンビニそろっています。
開館時間 | 9:00~21:00 |
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休館日 | 年末年始 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.kawasakiport.or.jp/index.html |
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