秋の夜城と満月『鶴ヶ城紅葉ライトアップ』(会津若松市)

福島県

会津のシンボル鶴ヶ城は、年に数回ライトアップイベントを開催。サクラや雪景色など四季の魅力を体感できる仕上がりとなっています。秋に訪れると、紅葉ライトアップとのコラボレーションを楽しむことができます。

訪問日:2017/11/3(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

季節に合わせたライトアップ

会津若松でもっとも人気な観光スポットと言えば、会津若松城こと鶴ヶ城。戊辰戦争の舞台となった歴史や、赤瓦の個性的な外観など、様々な魅力が詰まっているお城です。

四季によって景観が変わることでも知られていますが、それにともないライトアップも開催されています。

春のライトアップ
桜の名所としても知られる城内、4月上旬から5月上旬にかけて開催される「鶴ヶ城桜ライトアップ」の夜桜と合わせて楽しめます。

夏のライトアップ
夜の涼しさの中、虫や鳥の鳴き声に耳を傾けながらの散策がおすすめ。

秋のライトアップ
例年10月中旬~11月中旬にかけて、紅葉ライトアップも合わせて開催します。

冬のライトアップ
澄んだ空気の中、凛とした姿で輝く天守閣。一面を染め上げる雪景色とのコラボレーションが魅力です。

秋の紅葉ライトアップ

今回は11月上旬に訪れたところ、ちょうど秋のライトアップ期間!夜の鶴ヶ城は昼間に比べて客足もまばら。とても静かな城内です。

紅葉はまだ完全に見頃というわけではありませんが、そこはライトアップの力で幻想的な姿へ。

中には燃えるように色づいているところも。モミジ、サクラ、イチョウといった樹木たちが、それぞれ独自のカラーリングで城内を彩ります。

華やかなプロジェクションマッピング

もちろん鶴ヶ城自身もライトアップしております。暗闇に浮かび上がる巨大な天守閣は、存在感抜群。

時間帯によっては、プロジェクションマッピングも開催。巨大な城郭が華やかに色づきます!

白いお城はマッピングにはもってこいのキャンバス。紅葉や花吹雪が天守閣を舞っていきます。

激しい歴史の詰まった鶴ヶ城は、城内に史跡が多数残されていますが、夜だとよく見えません。今は忘れてただライトアップを楽しもう。

荒城の月のモデル

城内にある荒城の月歌碑のバックでは、月が煌々とかがやいています。教科書にも乗っている歌曲『荒城の月』は、この「鶴ヶ城」と仙台にある「青葉城」をモチーフに作詞されたとのこと。

そういえば、大分県竹田市にある「岡城」も荒城の月のモチーフだったような気がします。念のため調べてみたところ、驚きの事実が・・・!

作詞を担当した土井晩翠が詞を構想したのは宮城県仙台市の「青葉城址」、と福島県会津若松市の「鶴ヶ城址」、また、リンゴ狩りに訪れた際に立ち寄った岩手県二戸市の「九戸城址」からも着想しているそうです。さらに作曲を担当した瀧廉太郎は、大分県竹田市の「岡城址」と富山県富山市の「富山城」をモチーフにしているそう。

作詞者・作曲者それぞれでイメージを得た城が違い、しかもそれが複数あるとのことです。想定よりも多く、5つの城がでてきました!

明日は満月。前夜である今日も月は大きく輝いていました。

アクセスと営業情報

会津若松駅からは約3km、徒歩だと40分ほどかかります。

まちなか周遊バスの「ハイカラさん」を利用すれば20分ほど。「あかべぇ」ならば30分ほど。
「ハイカラさん」は若松駅前17:30発、18:05発、19:05発(平日限定)の遅めの便もあるので、ライトアップ狙いの際も利用可能です。ただし、帰りは徒歩になる可能性があります。

公式サイト https://www.tsurugajo.com/tsurugajo

※掲載の情報は2023年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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