地下空間を10分で体感『当麻鐘乳洞』(当麻町)

北海道

旭川の隣にある当麻町には鍾乳洞があります。小規模ながらもマカロニ鍾乳石や龍の伝説など見所が多く、お手軽に洞窟体験が楽しめます。近くには昆虫館と温泉もあるので、ドライブの立ち寄りスポットとしてもおすすめです。

2017/5/6(土)

道内ではレアな鍾乳洞

旭川の東側にある当麻町(とうまちょう)。真っ黒なでんすけスイカやお米で有名なこの町には当麻鐘乳洞という観光鍾乳洞があります。

昭和32年に発見され、昭和36年には北海道指定天然記念物に指定されました。

石垣が組まれた入口は、遺跡っぽさがあって良い雰囲気。

広大な北海道ですが、鍾乳洞の数は意外なほど少ない。気軽に入れる観光鍾乳洞は、ここと中頓別鍾乳洞くらいではないでしょうか。

非常にややこしいのですが漢字は「当麻乳洞」と、通常の乳洞とは異なる表記をとっています。これについては調べてもわからなかったのですが、もしかしたら常用漢字で表記するように名付けたのかもしれません。※岡山の「備中鐘乳穴」、京都の「質志鐘乳洞公園」も同じく鐘の字を使っています。

ドキドキな洞窟内部

洞内はひんやりとした空気、そしてピアノBGMとともに解説の音声案内が流れています。

カラー照明は少なめで、リアル志向な鍾乳洞。全部で5つの部屋が連なっています。

洞内は年間を通して一定の温度に保たれています。特に夏場は寒く感じることもあるため、じっくり見学する方は、一枚羽織るものがあると良さそう。また、頭をぶつけそうな狭い箇所もあるのでご注意ください。

ユニークな鍾乳石

私流の鍾乳洞の楽しみ方の1つに、「鍾乳石や空間に付けられた名前」があります!

観光鍾乳洞の多くは洞内の鍾乳石や空間に対して名前が付いているのですが、その鍾乳洞によってユニークな名前だったり粋な名前だったりととても個性が出るポイントなのです。

当麻鍾乳洞は「鳳凰の間」と「遊仙の間」「女神の間」「幸運の間」など、真面目でかっこいい名前がついてるタイプ。

こちらは「銀明水」。水が滴り、なめらかで艶やかな姿をした鍾乳石が生々しくうつります。洞内には他にもいくつか水たまりがありました。

「天の岩戸」のように、日本神話や仏教にちなんだネーミングも見かけました。この岩戸には誰かが潜んでいたりするのかな?

レアなマカロニ鍾乳石

鍾乳石の中でも、天井から伸びるものを「つらら石」と呼び、反対に地面から上に向かって伸びているものは「石筍(せきじゅん)」と呼びます。

そんなつらら石と石筍が近い位置で発生すると、上下でつながってしまうことがあります。そうなると、天井と地面を柱状に繋ぐことから「石柱」という名に変わります。

この鍾乳洞では、細くて内部が空洞な石柱である「鍾乳管(管状鍾乳石)」というレアな鍾乳石も見ることができる。ここでは、その形状からマカロニ鍾乳石というかわいい名が付けられています。

これらの鍾乳石たち、3cm成長するのに200年かかるのだそう。1mほどのつらら石にも6666年の月日が流れているのです・・・!

あっという間の洞窟探検

気づいたときには出口のロックガーデンに。所要時間はほんの10分くらい!当麻鍾乳洞は135mとかなりショートな鍾乳洞なのです。

あっという間でしたが、見所も多く広い部屋もあったりするので見応えある鍾乳洞でした。

ちょっと物足りない・・・?こちらの鍾乳洞、何周しても良いらしいです。余力のある人は、10周くらいしてみると世界が変わるかもしれません。

わいわいと楽しそうな子供達は、2周目、3周目と周回数を競っていました・・・笑

2匹の龍の伝説

施設の壁に描かれているのは、「蟠龍伝説」の文字と龍のイラスト。眼と手には金色の球体が埋め込まれています。

かつて、この地には暴れ川である石狩川を抑えて人々を守った2匹の龍がいました。この当麻鍾乳洞は龍が横たわったような洞窟だったため、「えぞ蟠龍洞(ばんりゅうどう)」と呼ばれていたそうです。蟠龍伝説については当麻町HPにわかりやすく掲載されています。

鍾乳洞内部には「龍神社」があり、龍を祀っていました。また、毎年8月第1日曜日には「蟠龍まつり」も開催されています。今でも龍は街を見守っているのかもしれません。

ちなみに、この伝説、遥か昔の話かと思いきや、屯田兵が開拓していた明治時代の話とのこと。近代化が進む明治に龍が暮らしていたというのは、とっても夢があります。

2つのシャトーと五ウン精

当麻鍾乳洞のすぐ近くには、世界の昆虫を展示する昆虫館「パピヨンシャトー」と、温泉施設「ヘルシーシャトー」があります。当麻鍾乳洞とのセット券もあるので、合わせて行くのも良さげです!

さらに後から知ったのですが、当麻の町には妖精が住んでいるらしい!

どんな妖精かと言いますとこちら!

「開運五ウン精」という非常にユニークなデザイン。左から、「子宝ウン精(くるみなの庭)」「恋愛ウン精(とうま山展望台)」「勝利ウン精(当麻鍾乳洞)」「金ウン精(JR当麻駅前)」「健康ウン精(くるみなの散歩道)」と、町内各地で5つのウン勢を司っています!「ウン」をカタカナにしているあたりがとても香ばしい。次に当麻町に来るときは、絶対見つけよう。

アクセスと営業情報

最寄り駅はJR石北本線の当麻駅。10kmほど離れていますがバスは出ていないよう。タクシーなら15分ほどです。車の場合は道央自動車道旭川北ICより30分ほど、旭川空港より45分ほど。

開洞時間 9:00~17:00
開洞期間 4月最終日曜~10月最終日曜
料金 500円

 

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