アイヌの火まつりイオマンテを生体験『アイヌシアターイコロ』(阿寒町)

道東

阿寒湖の湖畔に広がる温泉街・阿寒湖温泉にはアイヌコタン(集落)があります。手作りの民芸品店が並んでおり、ここでしか買えないアイテムがたくさん。そんなストリートの奥には、アイヌ舞踊を上演しているアイヌシアターイコロがあり、1年を通してアイヌの伝統舞台を上演しています。

2017/4/30(日)

阿寒湖アイヌコタン

阿寒湖にはアイヌコタンがあります。「コタン」というのは集落のコト。アイヌの神様であるフクロウのモチーフが施されたゲートをくぐると、斜面の両サイドに手作りの民芸品を扱うお店がたくさん並んでいます。

木彫りのフクロウや鹿の角、アミュレットやアイヌ模様の布製品、アイヌ伝統楽器のムックリ(口琴)など、他所ではあまり見かけないものばかり。特にアイヌ紋様に関しては、様々なパターンがあるので、その店でしか買えないモノが多いです。お店の人たちはみなフレンドリーでとても話しかけてきてくれます。

なお、こちらのコタンは、もともとアイヌが暮らしていたわけではありません。1959年に、前田一歩園財団がアイヌに無償で土地を提供。そこに集まったアイヌたちによって作られた新しいコタンなのです。

アイヌシアター イコロ

アイヌコタンを登った先にあるアイヌシアターイコロでは、毎日アイヌの舞台が行われてます。

上映されるプログラムは時間帯によって変わります。基本は「アイヌ古式舞踊」「コタンの人々が演じる人形劇」「イオマンテの火まつり」の3種類。

今回の狙いはイオマンテの火まつり。3~11月の期間、最終回となる21:00に行われている伝統儀式です。

イオマンテの火まつり

いよいよ火まつりの開演。水が流れる特殊なステージにて、火を囲んで様々な演目が続きます。

不思議な音を奏でるアイヌの楽器、トンコリ(弦楽器)とムックリ(口琴)の演奏、刀をカチンとぶつけ合う男性の踊り、そして、黒い髪を振り乱してのヘッドバンキング!他では見ることのできない独特な儀式は、胸が熱くなります!

シアター内部は撮影禁止となっていたので、2011年10月に訪れたときの写真をイメージとして載せます。
※このときはまだこのシアター「イコロ」は造られておらず、屋外で行われていました。この2ヶ月後にイコロが完成となったので、このときが屋外ラスト公演でした!

個人的な感想

目の前で繰り広げられる生の伝統芸能は迫力満点!特に、実際の伝統楽器の生演奏は、文字や写真では得ることのできない、説得力を生みます。

でも、やっぱり思うのは、撮影可能なタイミングが欲しい!!

今の時代、SNSで魅力が広がっていくと思うので勿体ないなーと思ってしまいます。でも、暗い劇場内でカメラ撮影がはじまると、きっと上演の邪魔になるのでしょう。・・・てことで、最後に撮影可能タイムを設けてみてはどうでしょうか?

あと、演目のラストに観客参加のタイミングがあるのですが、今回参加していた人は少数でちょっと寂しい印象でした。以前の屋外公演のときは、観客のほとんどが参加していたので意外です。

それまでじっと座っていたところからステージに上がるのはハードルが高いので、まずは手拍子などで会場を温めてからだと参加しやすいのではないでしょうか。

また、そのタイミングになるとそれまで暗かった会場がとたんに明るくなります。もう少し暗めの照明の方が恥ずかしさも減って参加しやすいのではないでしょうか。

貴重な伝統文化の公演なので、訪れた多くの人の心に楽しい思い出として残ることを願っています。

アクセス情報

車の場合は釧路駅から約1時間30分、釧路空港から約1時間ほど。

近くに駅はないため、公共交通機関の場合はバスがメイン。釧路駅から1時間45分、釧路空港からは1時間ほどで阿寒湖までアクセスできます。

阿寒湖温泉、まりもの島へ向う阿寒湖遊覧船など、周辺にはアイヌコタン以外にも観光スポットが多くあるため、セットで訪問するのがおすすめです。

 

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