関東最大のプラネタリウム&遊べる科学『多摩六都科学館』(花小金井駅)

東京都(市町村部・多摩地区)

子供だけでなく大人も楽しめるサイエンスミュージアム。遊べる体験コーナーはもちろん、宝石やサカナなど実物の展示が多くいためじっくり見学も楽しめます。館内終盤にかまえる巨大なプラネタリウムは圧巻です。

営業時間:9:30〜17:00
休館日:月曜
料金:入館のみ520円(プラネタリウムセット券1,040円)
訪問日:2020/2/2(日)

六都科学館へのアクセス

最寄り駅は西武新宿線の花小金井駅。そこからバスで8分ほどのところにあります。徒歩だと20分ほどかかるため、基本はバスで行くのがメイン。

今回わたしは花小金井駅でレンタサイクルを借り、江戸東京たてもの園とセットで訪問しました。レンタサイクルについてはコチラの記事にて。

レトロな建築テーマパーク『江戸東京たてもの園』(花小金井駅/武蔵小金井駅)
江戸から東京にかけての様々な建築が並ぶ屋外ミュージアム。茅葺き屋根の民家からどこか懐かしい昭和の銭湯まで、様々ななジャンルの建物が目白押し。まるで歴史テーマパークに来たような気分で楽しめる場所です。

六都科学館のすぐ背後には田無タワーことスカイタワー西東京がそびえています。遠くから見ても目立つため、これを目印に向かえば迷うことはありません。

自転車ならば花小金井駅から5分ほどですいーっと到着。多摩六都科学館の外観は、シルバーの球体がまるで科特隊の秘密基地のようでとってもインパクトあります。

大人も遊べる科学館

5つの展示室がある館内には、遊べる科学展示がたくさん。日曜日ということもあり、子連れ客で大賑わいです。

「子どもが楽しく科学を学ぶための、お子様向け展示ばかりかなー」と思いきや、香りあてクイズや、触覚で箱の中身を当てるゲーム、動体視力測定などもあり、大人でもけっこう楽しめてしまいます。

防音室仕立ての「音の実験室」ではハチの音や雨音、高周波など様々な音を聴くことができます。日光東照宮の鳴き龍を再現した手の込んだ音響なんかも。

月面を歩いているような気分が味わえるムーンウォーカー。地球の重力の1/6といわれる月の重力を再現しており、少しの力で高く飛び上がることができるアトラクションです。

個人的に面白いなと感じたのはこちらの実物元素周期表。Li(リチウム)はリチウム電池、Na(ナトリウム)は塩、F(フッ素)は歯磨き粉といった具合でその元素が含まれているものを実際に展示している視覚効果抜群の周期表です。

なお、実物展示が困難と思われる89〜103のアクチノイドなどは、名前の由来となった学者さんの肖像画がメインとなっています。

武蔵野の自然コーナー

自然コーナーにはキンブナやコイなど、多摩川に住むサカナたちの水槽が並びます。実際に生きているサカナを見ることができるので、ちょっとした水族館のようです。

大きなハゼみたいなサカナはヌマチチブ。お腹の吸盤で壁にペタッとくっついています。清瀬市の柳瀬川からやってきたそう。

武蔵野の雑木林のジオラマ。コナラやクヌギが生い茂る森の中、よく見るとコジュケイやノウサギなどの生き物が隠れています。

実物展示が楽しい地質・地球コーナー

化石や鉱物、気候などを中心とした地球コーナー。自然博物館では必ずありますが、割と地味な展示になりがち。しかし、六斗科学館では実物展示が多く、シンプルながらも引き込まれる展示スタイルとなっています。

色とりどりの宝石は「誕生石」。各月の宝石が実物展示で勢ぞろい。どの石も美しく、キラリと輝きます。誕生石って色が上手くバラけていますね。

2016年に公表された「県の石」。まだそこまで知名度は高くありませんが、47都道府県それぞれに定められた県の石が存在します。新潟県のヒスイや栃木県の大谷石、群馬県の鬼押出し溶岩など、割と納得の選出です。

こちらは竜巻が出来上がる様子を体験できる装置。下から出る空気が天井に吸い込まれる過程でぐるぐると渦を巻きます。手を入れると竜巻が一瞬でくずれます。なんだかすごい力を手に入れたようでクセになります。

圧巻のプラネタリウム

サイエンスエッグと名付けられた大きなドームでは、プラネタリウムを1日数回上映しています。解説員の説明が聞けるプラネタリウムや子供向けの大型映像コンテンツなど、そのときに応じて様々なプログラムを上映しています。事前にホームページで内容と上映時間を確認しておくと良さげです。

プラネタリウムホールは直径27.5mという大きさ。都内に多くあるプラネタリウムですが、その中でもこれはかなりのデカさ!!
日本のプラネタリウムでもかなり大きい方ではないかと思い調べてみたところ、名古屋市科学館(35m)に続いて日本2位のようです。さらに、世界でも第5位の大きさなのです。
(なお、プラネタリウムの大きさ世界ランキングはほぼ日本が独占しています)

こちらが投影機「CHIRON(ケイロン)Ⅱ」。コンパクトなボディからは約1億4000万個の星を映し出すことができるという恐るべき装置です。

今回観覧したのは、15:50回のプラネタリウム『赤い星・ベテルギウスの灯』。オリオン座の右肩に赤く輝く星、ベテルギウスをテーマにしたプラネタリウム作品。スタッフの生解説付き、45分の大作です。

実際に六都科学館から見える夜空を再現した天体映像からはじまるのですが、星の位置や月の形がまさに今日のものに合わせた映像が流れます。これ、365日毎日違う星空を見ることができるのですね!


江戸東京たてもの園、多摩六都科学館と花小金井駅周辺の観光スポットをまわった本日。本当はガスミュージアムにも行きたかったのですが時間切れ。続きはまたの機会に!

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