エンタメ要素も学び要素もたっぷりつまった大きな水族館。ベルーガやホッキョクグマなど見応えある生き物から深海や氷の海に暮らすちょっとマニアックな生物まで、バリエーション豊かなラインナップが魅力の施設です。
八景島のメイン施設
「アクアミュージアム」「ふれあいラグーン」「うみファーム」「ドルフィンファンタジー」という4つの水族施設が並ぶ八景島シーパラダイス。中でも一番大きくメインとなるのが、今回ご紹介させていただくアクアミュージアム。多種多様な生物やショースタジアムも備えた立派な水族館です。
自然の海を再現した大水槽では、アカシュモクザメ、メジロザメ、カマストガリザメなどのサメ類がたくさん泳いでいます。
イワシの数はなんと50,000匹と国内最多であるそう！1日4回ほど開催されるイベント「スーパーイワシイリュージョン」では、この大量のイワシが音楽に合わせるように泳ぐ姿を見ることができます。
東京湾の生き物
館内を進んでいくと、見えてくるのはタッチプール。東京湾の磯場が再現されており、オヤビッチャ、スズメダイ、ヒラメ、ハタタテダイなどが泳いでいます。
八景島が浮かぶのは東京湾。館内には、他にも東京湾に暮らす生き物が多数展示されているのです。
巨大なマコンブは日本の海域で見られる海藻で最も大きく育ちます。ただようマコンブの隙間には、クロソイ、カサゴ、クロメバルなどのサカナが。
実は東京湾にもたくさんいるアナゴ。横浜では筒を沈めてそこに入ったアナゴを獲る筒漁が盛んに行われているそうです。みなさん、ご存知でしたか？
「都会の海」というイメージが強い東京湾ですが、様々な生き物が暮らしているのですね～。
アニマルたっぷりな水族館
館内にはサカナ以外の哺乳類やペンギンも多数飼育されています。大きな姿のオウサマペンギンもいますよ！
巨大なセイウチはちょうどごはんタイム。ガラスをばんばん叩いたり、バブルリングを放ったりとパフォーマンスも披露してくれました。
なんと、ホッキョクグマもいます！水族館でホッキョクグマに会えるなんてびっくりです。
今回は夕方であったのでクローズしていましたが、プレーリードッグ、レッサーパンダ、カピバラ、コツメカワウソなども飼育しています。もはや動物園クラスのラインナップ、すごいぞシーパラ。
マニアックな生き物
メジャーな生物だけでなく、マニアックな生き物も多数展示されています。深海生物のコーナーではダイオウグソクムシ、ボタンエビ、タカアシガニ、オオクチイシナギなどを見ることができます。薄暗いエリアに赤く照らされた水槽が並ぶ様子はちょっぴりスリリング。
メジャーな深海魚、リュウグウノツカイの標本もあります。館山市の定置網に入った個体であるそう。
珍しいところでは、北極や南極の海に暮らすサカナも。アツモリウオ、ケムシカジカ、フウセンウオなど、関東の水族館ではあまり見かけない生き物が多数展示されていました。
五感で学べるサメ
悠々と泳ぐのは大きなシロワニ。鋭い歯がびっしりと並んだ恐ろしい顔をしていますが、実は性格はとっても大人しく人を襲うことはありません。
巨大なウバザメをはじめとした、サメの口の骨格標本。よく見ると、全てのサメが鋭い歯をもっているわけではないことがわかります。
こちらはミツクリザメ、ヨロイザメ、ラブカの冷凍標本。なんとおさわりOK！！キンキンに凍ったサメハダや鋭い歯を実際にさわってみることができます。
それぞれの標本は何度も見たことありますが、実際に触れるのは初めて見ました！しかも冷凍というのがまた新鮮です！！ただし、それなりに生臭さがあるので触り過ぎにはご注意を。
華やかなショースタジアム
こちらはショーが開催されるスタジアム。訪問した際は、『ナイトLive「LIGHTIA」』という約20分間のプログラムを開催中。
薄暗いスタジアム内が、華やかなプロジェクションマッピングで彩られます。カラフルな世界を飛び交うのはバンドウイルカやカマイルカ。
途中、シロイルカのターンも。トレーナーさんを乗せて泳いだり、柵に顔を乗せたりと様々な芸を披露してくれます。ちなみにベルーガがいる水族館はここ以外では鴨川シーワールド、名古屋港水族館、しまね海洋館アクアスくらい。かなりレアな生き物です。
終盤に向けて盛り上がるBGM。ラストはプロジェクションマッピングとともにスピーディーに飛び交うイルカたちが登場。歓声の中、ショーは幕を閉じました。
なお、日中に開催される『Animal Life Live！(デイver.)』では、他にもセイウチやペンギンなども登場！コミカルな雰囲気で楽しめる内容です。
というわけでたっぷり楽しめたアクアミュージアム。2時間くらいはかかるので、時間配分にはご注意ください！
最後に一点、私が気になったのが東京の磯場タッチプールのいきもの紹介パネル。
タッチプールにメガネウオいるのですか！？
さわってみたかったのですが、残念ながら見つけることができませんでした。もし訪問される際は、探してみてくださいね！
アクセスと営業情報
京浜急行線「金沢八景駅」またはJR根岸線「新杉田駅」からシーサイドラインに降り、「八景島駅」下車後徒歩5分ほど。
※掲載の情報は2024年11月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
| 開館時間 | 9:00～17:00 |
|---|---|
| 休館日 | 年中無休 |
| 料金 | 3,500円 |
| 公式サイト | https://www.seaparadise.co.jp/index.html |
余談ですが、1年前にもアクアミュージアムの記事を書いていました！振り返ってみると、着眼ポイントが違うのが面白い気がします・・・！
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