マグロで有名な三崎港から出港するにじいろさかな号は、船底から海の中を覗くことができる水中観光船。船に集まるサカナはもちろん、他では滅多に見ることができないトンビの餌付けは必見です。
料金:1,200円
乗船場所へのアクセス
にじいろさかな号の乗船場所となる三崎フィッシャリーナウォーフうらりは、三崎港にあります。都心からのアクセスは、京急線で品川から1時間ほどの三崎口駅へ行き、そこからバスで15分ほど。
今回私は「みさきまぐろきっぷ」を利用しました!
【京急線往復切符+マグロ食事券+おもひで券】がセットになっており、おもひで券を使用すると乗船することができます。出航時間は9:20/10:10/11:00/12:40/13:30/14:20/15:10の1日7便。また、加えて16:00の臨時便があるときも。
なお、おもひで券でそのまま乗船することはできません、受付で乗船券と引き換える必要があります。
直前だと満席になっていることが多いようですので、食事の前に乗船券と引き換えて乗船予約しておくことをおすすめします。
カラフルな水中観測船
こちらがにじいろさかな号。あざやかな黄色と青色で、どことなくさかなくんさんを彷彿とさせるカラーリング。船内では哀愁あふれる泣きの音楽が流れています。
最初からガラス窓のある船底に入ることもできますが、ポイントへ移動中は泡で何も見ることができないそう。最初は上の席にいた方が、トンビの群れも(後述)見ることができます!
リアルな魚の群れ
10分ほどでおさかなポイントに到着。船が停止すると、乗客はみんな船底の観測室へと入っていきます。
海の透明度はあまり高くないのでちょっと不安でしたが、すぐにサカナの群れが!!こちらはスズメダイの群れ。視界がクリアでは無い中、魚影が寄せては返す様子は不思議な感覚。水族館とは一味違うリアルな海の中といった感じです。
ポイントでは、海上からの餌付け体験もできます。ひしゃくですくったオキアミを撒くと、メジナやクサフグがバシャバシャと群がる。太陽光のおかげで、海上からの方が水中観測室よりもサカナの姿がよく見えます。
一見すると池の鯉のように無防備に見える魚たち。しかし、1匹でも釣られてしまうとそれを見たサカナはもう集まって来なくなってしまうらしい。エサをまいて集まってくるようになるのに、4年半もかかったそう。サカナとはいえ野生生物の餌付けというのはなかなか大変なのですね。
飛び交うトンビの群れ
このにじいろさかな号、水中観測以上に私がびっくりしたのはトンビの餌付け。
普通、こういった船に集まるのはカモメ(ウミネコ)。かっぱえびせんを投げると華麗な空中キャッチをする様子は、全国のクルーズで恒例のアトラクション。
しかし、このにじいろさかな号に集まってくるのは、なんとトンビ!まだ警戒心があるため、ウミネコほど接近はしてきませんが、海に落ちたえびせん狙いで何10羽ものトンビが船に向かって集まってきています。
だいぶ慣れてきたのか、かなり接近してくるトンビも。こんなに身近にトンビ見たのはじめてかもしれません。
途中、船員さんが投げたえびせんを空中キャッチするシーンも!ウミネコと違ってクチバシではなく足でキャッチしているのがトンビらしいところ。これまでいくつかの海上クルーズに乗船してきましたが、ここまでトンビが船に集まってくるのは初めてみました。もはやトンビクルーズと名乗っても良いのではないでしょうか。
約40分のクルーズを終えて、船は三崎港へ帰ってきました。このあとは、別の船に乗り換えて城ヶ島へ向かいます!
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