男木島 Part 3 島に残る伝説と名物のあんもちとネコ(高松市男木町)

瀬戸内海の離島

アート作品が目立つ男木島ですが、もちろんそれ以外の見所も。今回は2つの神社にまつわる伝説と、集落に多数存在するネコ、そして謎のグルメ「あんもち」についてまとめてみました。

訪問日:2018/3/11(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

山幸彦を祭る加茂神社

集落を抜け、男木漁港のさらに先には加茂神社があります。

こちらは「山幸彦」を祭る神社。観光マップには、そんな山幸彦にまつわるストーリーが書かれていました。

海での釣りが上手な兄の海幸彦(うみさちひこ)と、山での狩りが得意な弟の山幸彦(やまさちひこ)という兄弟がいました。
山幸彦はどうしても海釣りをしてみたくなり、無理を言って海幸彦と道具を交換してもらい、海へでかけました。
しかし、海幸彦の大事にしている釣り針を無くしてしまい、怒らせてしまいます。困り果てた山幸彦は海神のもとを訪ねました・・・・(※要約)

無理を言って借りた、兄の大事な釣り針を無くしてしまった山幸彦。いったいどうなってしまうのでしょうか?つづきます。

高台に建つ豊玉姫神社

集落の中の階段を登っていくと豊玉姫神社へとたどりつきます。高台にあるため眺めがとても良い!集落を一望できる展望台でもあります。

こちらは海神の娘である「豊玉姫」を祭る神社。ここで神社の案内板には、先程の話の続きがありました。

兄から借りた大事な釣り針を無くして困った山幸彦は、海神のもとへと訪れました。そこで豊玉姫と出会い、お互い一目惚れしてしまいます。
やがて身籠った豊玉姫。出産する姿を覗いてはいけないといわれていたのに、山幸彦はついつい覗いてしまいます。すると、姫はサメの姿をしていたのです。見られたと気がついた豊玉姫は恥ずかしさのあまり海へ帰っていきました。このとき生まれた子の孫が神武天皇といわれています。

釣り針どこいった!そして、海幸彦どこいった!

海幸彦のその後が気になったのでWikipediaを引いてみました。

山幸彦は地上へ帰らねばならず、豊玉姫に失くした釣針と、霊力のある玉「潮盈珠(しおみつたま)」と「潮乾珠(しおふるたま)」を貰い、その玉を使って海幸彦をこらしめ、忠誠を誓わせたという。
(参照:Wikipedia

なぜかこらしめられる海幸彦。海幸彦は被害者に見えるのですが、何か悪いことしたのでしょうか?

人懐っこいネコの島

さて、アート作品をめぐったり神社をめぐったりと島内を散策している私のもとに、突然1匹のネコが駆け寄ってきました!!

アートの島として知られる男木島ですが、実は多数の猫が暮らすネコ島でもあります。人よりネコの方が数が多いとのウワサもあります。

このネコ、ずっとついてきます!たまに私を追い越して先へ行くのですが、すぐ先で待っててくれます。なんだか相棒が出来たみたいでうれしい。もうこの子連れて帰ろうかな。

楽しくなっていたところ、曲がり角でネコ好き全快な男子二人組が私のネコに飛び付いた!「毛の長いネコもいるんだ!あ、これ○○(品種名)だ!」私のネコは、あっさりとその二人組に切り替えていきました・・・。人生はきびしいです。

あんもちカレーうどん

散策していたら、すっかりお腹が空きました。帰りの船までまだ時間があるので、たまたまみつけたカフェOGIにゃんに寄ってみることに。

路地裏のとてもわかりにくいところにあります。入口には黄色いパトランプがくるくるまわっていれば、営業中の合図とのこと。

おそるおそる入ると、明るいおばちゃんが出迎えてくれました。店内は普通に民家です。おばあちゃん家に来たような気分で落ち着きます。

さぬきには「餡餅(あんもち)雑煮」という名物があります。味噌ベースのお雑煮にあんこ餅が入るという、他所から見るとちょっと変わったお雑煮メニュー。

ここでは、そんな餡餅雑煮のうどんバージョン、餡餅うどんを食べることができます!・・・今日は雑煮は作ってないので餡餅うどんは無いとのこと。でも、『あんもちカレーうどん』なら用意できるらしい。

あんもちうどんすら食べたことない私にとって、一気にステップアップし過ぎな気もしますが、挑戦してみることにします。

カレーうどんの上にあんもちが堂々とかまえています。食べてびっくり、カレーとあんこ、合います!全く味がぶつかりません!!

このメニューを扱っているのはこのお店だけとのこと。以前、うどん巡りしている方が、わざわざ予約してまで食べに来たらしい。

最後に美味しいものを食べることができて幸せです


11:00発の船で高松港へ帰ります。港へ戻ると、さっきのネコがお見送りにきてくれました!やっぱり連れて帰ろうかな!

8:40に男木島に来たので、2時間20分の滞在。現在観賞できるアート作品や営業しているお店が少ないので時間もて余さないか少し心配でしたが、ゆっくり歩いてまわっていたらちょうど良いくらいの滞在時間でした。

次はアート作品が開館している時期にまた来たい島です。

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