高松港からフェリーで向かうは男木島。1本目となるこの記事では、島の簡単な紹介、途中で見られる女木島の港、そして男木島での移動手段について書いています。他の島に比べると人も少なく、のどかな島じかんを感じることができる離島です。
男木島ってどんな島?
男木島(おぎじま)は、瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島。面積1.34㎢と、近くの直島や豊島に比べると小ぶりな島です。
瀬戸内海の他の島と同様に、この島もまた多数の芸術作品が置かれたアートの島。直島のように大きな美術館があるわけではありませんが、島の暮らしに溶け込んだ作品を多数見ることができます。
男木島へのアクセス
男木島へ向かう船は、香川県の高松港より乗船できます。所要時間は高松港から約40分、片道料金は510円。直島・豊島とは異なり、岡山県側からは航路がないのでご注意ください。
本数は1日6往復ほど、基本的には8:00の始発から2時間おきの運行となります。一本乗り過ごすと次まで2時間待ちとなるため、事前に時刻表は確認して旅程を組んだ方が良い離島です。
今日は朝8:00の便に乗船。こちらが男木島行きの船、めおん2。高速船ではなくフェリーなので、船内を自由に歩いて過ごすことができます。
今回のプラン
さて、時刻表を見て計画した今回の男木島プランはこんな感じ。
滞在時間は2時間20分と少し短めですが、まだ冬季である3月は屋内型のアート作品はほぼすべて閉館しています。集落や海辺を歩いてパブリックアートを楽しむというコースなので、これくらいの滞在時間でも大丈夫です。
女木島は過去に訪問済みなので今回は男木島だけの訪問にしておりますが、時間に余裕がある方は、11:00男木島発の帰りのフェリーで、女木島に下船するのもおすすめです。同じ航路上にある島なので、すんなりと2島めぐりが楽しめます。
通りすぎる女木島
出港から約20分、高松港を出港しためおんは途中で女木島(めぎじま)にも寄港します。女木島は別名・鬼ヶ島とも呼ばれる島。めおんにも「鬼ヶ島行き」と書かれているので、ちょっと鬼退治しにいく気分。
港で待ち受けるのは鬼!来島者に睨みをきかせる守護神かと思いきや、その手に持った光る金棒を使い、灯台として活躍している優しい鬼なのです。正式名称は「女木港鬼ケ島防波堤灯台」というそうです。
女木島は港にいくつかアート作品があり、フェリー上からも観賞することができます。ずらりと並んだカモメのプレートは、『カモメの駐車場』by 木村崇人。
さらにモアイ像の姿も!
こちら、アート作品でも観光用に作られたシンボルでもありません。かつて高松市内のクレーンメーカー株式会社タダノが、イースター島のモアイ像を立て直すというプロジェクトを立ち上げたときに、テストするために造られたものなのです。
株式会社タダノは1995年に15体のモアイを復活させ、クレーンはそのまま現地に寄贈。その後もクレーン破損の知らせを受けて2005年に2代目を寄贈、さらに2019年には創業100周年記念として3代目を寄贈。末永くサポートを続けているそうです。
島内での移動手段
さて、女木島の光景の余韻に浸っていると、あっという間に船は男木島へと到着しました。
港で待ち受けるこちらの白い物体は『男木島の魂』by ジャウメ・プレンサ。真っ白のテキストが散りばめられたこちらの作品は、船の待合室。乗船券や軽食販売、観光マップなども置いてあります。
さあ島内での交通手段はどうしよう?自転車レンタルもありますが、男木島はそれほど広い島ではないので、アート作品をまわるだけならば徒歩で充分です。
集落内は斜面&細い道だらけで自転車は侵入禁止とのこと。むしろ徒歩が一番良い気がします・・・・!
つづく
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