温泉で楽しむレアメダカワールド『鈍川めだか水族館』(今治市)

愛媛県

愛媛県の今治市にある鈍川温泉。日帰り温浴施設の鈍川せせらぎ交流館の一角には、たくさんのメダカ水槽が並ぶミニ水族館があります。「こんなメダカいるんだ!」と思えるような珍しいメダカもたっぷり飼育されており、小さいながらも見ごたえある水族館です。

訪問日:2021/12/10(金)

温泉にある水族館

愛媛県今治市にある鈍川(にぶかわ)温泉は、渓谷沿いに広がる風流な温泉街。江戸時代には今治藩の湯治場とされており、明治には一度衰退するも昭和中期頃に周辺道路の整備とともに温泉街が整えられました。愛媛県を代表する温泉で、道後温泉、本谷温泉とともに「伊予の三湯」と呼ばれています。

そんな鈍川温泉に2021年2月に新しくオープンしたのが鈍川めだか水族館!鈍川せせらぎ交流館という日帰り温泉施設の2階に入っており、入浴券を購入すれば入館料は不要。入浴される方に楽しんでいただくために作られたそうです。

コンパクトな展示室

受付を済ませて2階へ。温泉や休憩所などは全て1階にあるため、2階に人の気配はありません。夜に訪問したところ、照明も薄暗いため謎のスリルがありました。

いくつかの真っ暗な部屋があるなか、一か所だけ光が漏れる部屋が。こちらが鈍川メダカ水族館。ひたすら水が流れる音のみが響くとても静かな空間です。

ずらりと並ぶ水槽は78個!温泉のおまけと呼ぶにはもったいないボリューム。飼育されているメダカは58品種にも及び、赤・青・黄・白・黒と様々な色のメダカが泳いでおります。

美しすぎるメダカ

様々なメダカが飼育されている中でも、ひときわキラキラと輝くメダカが。こちらは月下美人という品種で、まるでオーロラのようにラメが光っています。

こちらもキラキラな鱗光。名前の通り、ウロコ1枚1枚が光輝いております。白く光る姿がとっても幻想的です。

かなり長いヒレを持つバタフライ。今日は今までのどんな君より美しく、もっともっと輝けそう。頼りない翼でもきっと飛べるさ Oh My Love。

個性的なネーミング

メダカそのもの色やカタチも個性的ですが、それ以上に気になるのは品種の名前。なかなかのパワーワードが潜んでいます。

黄色と黒でキラキラしたメダカの名前はイエモン。パールがSparkして聖なる海とサンシャインを泳ぐ追憶のマーメイドのように光り輝いてます。

こちらは忘却の翼という厨二全開なネーミング。乾いた風に吹かれ独りきり歩いてるような姿のメダカは、VELVETの空のように怪しく輝きます。

こちらの青白いメダカの名前はなんと「鯖(さば)」。たしかに青魚系の色味ですが、他のサカナの名前をそのまま利用するというストレート過ぎるネーミングセンスに驚愕です。

突如現れる闇属性

個人的に一番印象的だったのがこちらのメダカ。黒いカラダに大きなヒレという、かなり個性的な外観をしています。

泳ぎ方も非常に独特で、胸ビレを広げてフヨフヨと空中浮遊するかのように漂っています。

さあ、このメダカの名前、なんだかわかりますか・・・?

正解はサタン

たしかに不気味さも漂う風貌は悪魔のようです。なお、このサタンのように黒色でヒレナガなメダカは他にも種類があります。その名前は「ブラックキング」「ヤマタノオロチ」・・・かっこよすぎませんか?

もちろん温泉も

温泉のある1階は昭和レトロな演出でとっても味があります。ブリキ看板やなつかしの駄菓子、グループサウンズなどの昭和BGMで雰囲気抜群。

お昼限定の営業ですが、今治名物のせんざんき(唐揚げ)や焼豚玉子飯、そしてダムカレーなどを扱う軽食コーナーもあります。

浴室には露天風呂、サウナ、ジャグジー、うたせ湯などがそろう。源泉中のラドンの含有量が多いため、肌触りよくなめらかなお湯。「美人の湯」といわれており、とってもすべすべになりました!

石鹸などは設置されておりませんので、持参するか受付で購入する必要があります。

アクセスと営業情報

松山空港から車で約60分、今治駅からなら約20分ほど。

営業時間 10:30~21:00
休館日 第2、第4月曜
料金 420円
公式サイト https://www.nibukawa.net/stay/24060/

※掲載の情報は2021年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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