福江島で2泊するのはドミトリータイプの雨通宿(うとじゅく)。濃密なコミュニケーションが楽しめるゲストハウスです。ここに来ると福江島から帰りたくなくなってしまい、うっかり移住してしまう危険性もあります。
アクセス:福江港より徒歩20分
ふとん屋さんのゲストハウス「雨通宿」
今回福江島で2泊したのは雨通宿というゲストハウス。ふとん屋さんが経営する1泊2,700円のドミトリータイプの安宿です。読み方は「うとじゅく」。この独特の名前は、福江島に実際にある集落の名前だそう。福江にはゲストハウスが増えてきているそうですが、今年で7年目を迎えるココは老舗の宿。
ドアを開けると、柔らかい雰囲気のイケメンマスターが出迎えてくれました。
チェックイン前の昼間のうちに荷物だけ預けさせてもらったのですが、急な連絡にも関わらず快く受け入れてくださいました。宿の方はとにかく親切で、色々なことを教えてくれます。
アクセスも良好!観光拠点にぴったり
福江港からは徒歩20分ほど。市街地の奥、住宅街にあります。最寄りのコンビニは、徒歩10分弱のところにポプラが。徒歩圏内には飲食店も多数あり商店街も近いです。とりあえず買い物に困ることは無さそう。
石田城や武家屋敷通りといった観光スポットも徒歩圏内。また、港が近いので久賀島や奈留島、上五島など他の島へ日帰りで行くことも可能です。
提携しているアクティビティショップもあり、SUPやシュノーケリングを楽しみたい方にもぴったり。さらには宿でレンタカーも借りることができます。仲良くなった宿泊者同士でレンタカーを一緒に借りて島をめぐる、なんてこともできそうです。
THE ゲストハウスな館内
雨通宿はドミトリータイプのゲストハウス。女性専用ドミトリーとミックスドミトリーの2部屋があります。
ドミトリーは2段ベッドタイプ。カーテン、コンセント、ライト付きで、まさに日本のドミトリーといった雰囲気です。
ベッドに貼られたネームカードも嬉しい。
このゲストハウスは宿泊者同士でコミュニケーションを取りやすい宿なので、けっこうワイワイします。早く寝ようとしても、盛り上がっている声がうるさくて眠れないのでは・・・そう思ったのですが、ドミトリー内には不思議なくらい音が響きません!早く寝たい人にとっても問題ないかと思います。一応耳栓も無料です。
シャワーとトイレはそれぞれ2つ。とってもキレイで、離島ではおなじみの虫たちは全く気配を感じません。歯ブラシやタオルなどのアメニティは50〜100円で利用できます。
突然の飲み会も
初日の夜、マスターのお父さん「ふーさん」が突如飲みに連れて行ってくれました!
地元の方とゲストごちゃまぜの飲み会。聞くところによると、ほぼ毎晩こんなカタチで飲み会が行われているらしい。このふーさんがものすごく人徳がある方で、島の人にとっても慕われているのがすぐにわかりました。
(どうでも良いけど、ふーさんは草刈正雄にちょっと似てます笑)
壮絶だったのは、福江流返杯の儀式「やったとった」。一気飲みしたグラスを渡された人は、そのグラスに注ぎ、同じく一気飲みして空にして返すというものです。
通常なら1往復して終わるのですが、エスカレートして何往復もジョッキが行き交う!さらに別の人も乱入してきて、次々と回されていくジョッキ。そのたびに並々に注がれていきます。無理やり飲まされるというより、みんな喜んで飲み続けています。島の人たち(移住者含む)は無限に飲めるのでしょうか。
「ふとんバー」の存在
さらに雨通宿は「ふとんバー」というバーカウンターを併設してます。毎日違う人がマスターになるバー。今日は、なんと私がバイクを借りているレンタカー屋さんの娘さんでした!飲み屋から帰ってきたあとは、ここでもう一騒ぎ。地元民も宿泊者も仕事で来ている人もみんなでわいわい楽しめます。
ちなみに私はほとんど飲めないのですが、無理強いされたりすることもなく楽しめました!下戸の方もご安心ください。なお、ふとんバーでは、壮絶な儀式「やったとった」は禁止されています(笑)
バーベキューも発生!
2日目の夜は七輪を囲んでバーベキューが発生!ふとんバーで注文したドリンク片手に、ゲストハウスのガレージでお肉や海産物を焼いてわいわい。通りがかった地元の人も混ざる、アットホームな空間です。
そして、バーベキューが終わった後はやっぱりふとんバーで引き続き。空港で働いている人からいろいろな話を聞いたり、不思議なカレー味のエビを食べたりと面白いことがたくさん。
ふとんバーは23:00までの営業なので、そこまで遅くなり過ぎないのが嬉しい。もちろん、飲み足りない人は市街地の別のお店に飲みに行ったり、話したりない人は共有スペースのリビングでいつまででも話し込むことができます。
また、ゲストハウスの入口はふとんバーとは別の裏手にあるため、へとへとに疲れて帰ってきてもバーを経由せずに寝床へ向かうこともできます。
うーん、今回の旅では久々に旅人たちとどっぷり話したなー。
雨通宿に泊まった結果、福江島に移住することを決めた人がこれまで何人もいるそう。
福江島自体がとても良い島であるのに加えて、雨通宿に来ると、「移住しても何とかなりそう!」って気持ちになってしまいます。ある意味、とっても危険なゲストハウスでした。
写真が全然無いのは、それだけ楽しく盛り上がっていたということでご容赦ください。
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