知られざる板橋の姿に出会う『板橋区郷土資料館』(西高島平駅)

東京都

はるか昔から現代まで、板橋区の持つ長い歴史を今に伝えるミュージアム。鷹狩場、発射訓練場、大根栽培など、時代によって様々な姿を見せる板橋の姿を知ることができます。

営業時間:9:30~17:00
休館日:月曜、年末年始
料金:無料
訪問日:2020/6/12(金)

西高島平駅からのアクセス

板橋区郷土資料館は西高島平駅から徒歩15分ほどのところにあります。

駅からの向かう道は、高速道路や国道と立体交差する歩道を進みます。ちょっとわくわくするワンダーな歩道です。

お店などはほぼ無い住宅街を進んでいくと、赤塚溜池公園のほとりにある資料館に到着します。

周辺には板橋区立美術館や、東京大仏を有する乗蓮寺、赤塚植物園など。意外にも観光スポットが多く集まっているエリア。時間を長めにとって、いろいろ巡ってみるのも楽しそうです。

板橋の歴史を伝えるミュージアム

常設展示1部屋、企画展示室1部屋、屋外展示のシンプルなミュージアム。入館料は、なんと無料です。

館内では、旧石器時代からはじまる板橋の歴史を展示しています。武士の支配を受けた鎌倉・室町時代、中山道の宿場町として栄えた江戸時代、そして現代と非常に幅広い時代を扱う歴史資料館。

最初に紹介されるのが、板橋の名前の由来。これには諸説あるようですが、「江戸名所図会」によると石神井川にかけられていた小橋に由来しているそう。板橋区の本町には、その名前の由来となったといわれる橋が今でも架かっています。

太古は海の中だった

展示室に並ぶのは旧石器時代や縄文・弥生・古墳時代の出土品。それぞれの時代の土器や、7cmの大きな勾玉、黒曜石の原石など様々な物が展示されています。

こちらの化石はナウマンゾウの臼歯や顎。なんと、今から8万年前の板橋にはゾウが暮らしていたそう。

さらに1.2万年前の縄文海進時には、板橋は海の中でした。そのため、ホタテガイなど海の生物の化石も見つかるっています。

鉄砲稽古場

板橋は、江戸時代には発射訓練場としても活用されています。長崎出身の砲術家である高島秋帆(たかしましゅうはん)が日本初の西洋式砲術訓練を行った場所でもあるのです。

燧石式拳銃や雷管式ゲベール銃などの銃火器や砲術書が展示されています。

こちらは13ドイム・ハンドモルチール砲。幕末に使用された小型の大砲です。大砲と聞くと1m以上の長さを想像してしまいますが、こんなに砲身が短いものもあるのですね。

大根の名産地

人口が集中した江戸では、近郊で多くの野菜が作られるようになります。練馬大根や内藤唐辛子など江戸野菜を始め、様々な品種が生まれました。

ここ、板橋区では大根の栽培が盛んで、志村沢庵大根志村夏大根徳丸大根といった作物が作られました。「彩色大根之図」には、立派な徳丸大根の絵が描かれています。

大きな漬物樽の断面。なんと、4,000本以上の大根が入るそう!大量生産の時代が近づいてきているのがわかります。

屋外には古民家

屋外の展示エリアには、茅葺き屋根と瓦屋根の古民家が2軒展示されています。

畳が敷かれた家屋内部。ただいまの時期は土間からのみの見学となっていますが、通常時は建物内に上がることもできるようです。

先程展示室で見た大きな漬物樽が置いてある!実際に漬物屋が使用していたもので、「とうご」とも呼ばれているそう。ぐるっと一周している止め金は、複数の竹を束にして回しています。

建物の裏手には井戸もあります。中身は塞がれていますが、つるべを垂らしていた滑車はそのまま残っており、凄く雰囲気が良いです。


本当は、東京大仏を拝観するために来たのですが、閉門しており叶わず。いずれまた再訪します!

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