雪と氷の世界を1年中楽しめる、超Coolなテーマパーク。防寒着を来て入る館内には、タオルも凍り、バナナで釘うちができてしまう氷点下の世界が広がっています。トイレ美術館や氷神宮など、アーティスティックな楽しみ方もできます。
雪と氷のテーマパーク
旭川市の東に位置する上川町(かみかわちょう)。そこにあるアイスパビリオンは、氷の世界を体験できるテーマパーク。寒さを体験できるアトラクションは遊園地などでも見かけますが、ココはそんな常設寒冷体験施設の中でもトップクラスの規模を誇ります。
受付では愉快で饒舌なおじさんが館内を説明してくれます。かなりステージ慣れしたしゃべり方で、アイスパビリオンの魅力をたっぷり解説。こちらの雪だるまシールが入館券となっており、体験証明書にもなっています。
そして、入り口で塗り絵もらえます。好きな色にぬりぬりしたあと、おじさんに渡すと、おじさんの魔法で色が消えてしまいます。
この塗り絵、アイスパビリオンの内部に入ると変化が起きるという仕掛け付き。どんな変化が起きるかは、ぜひぜひ現地でお試しください!
幻想的な世界へ
館内は静かで不思議な空間。薄暗い照明の中、キラキラと光の演出が広がる幻想的な世界です。複雑なミラー迷路も作られており、ウォークスルーアトラクションといった雰囲気です。
この段階ではまだ氷の世界ではありません。まだ全然寒くないなーと思って進んでいると、光輝く階段が見えてきました。その奥の方で雪だるまが手招きするかのように待っています。
極寒のアイスワールド
ここからは防寒着と手袋を装備してマイナス20℃の雪と氷の世界へ!氷の鍾乳洞がライトアップされて幻想的な雰囲気を作り出しています。
写真に撮りたくなる光景の連続!なのですが、この寒冷地仕様はなかなかハード。長期戦は厳しい・・・そう思っていたところ、上層に作られた小屋を見つけました。
ここはあったかルームという暖房の効いた休憩所。寒さに負けそうになっても、ここで一息できますね!
色々な氷点下体験
この氷の世界では、様々な体験が可能です。まずは、こちらの『凍(しば)れ体験』。濡れたタオルを振り回すと、あっというまにパリパリに凍ってしまうのです。
タオルを受け取ったあと、ちょっと写真を撮っていたら、あっという間にそのままの形で凍ってしまいました・・・!まるで畳イワシです。
氷点下の世界といえばバナナで釘うち体験。カチンカチンのバナナは、簡単に釘打ちができます。ちょっと体験されすぎてどす黒くなってしまっていました。
ここはマイナス41℃体験コーナー。旭川で1902年1月25日に観測された日本の最低気温を体験することができます。
ボタンを押すと噴出する風と冷気!一気に気温が下がっていきます!これはやばいです!!!
・・・・かと思いきや、意外と平気。マイナス20℃の世界を歩いてきているので、もや寒いという感覚がなくなっていました。
見逃すな!トイレ美術館
出口ではぬくもりある暖炉のお出迎え。そして、温かいお茶としるこサンドのサービスも。キンキンに冷えたカラダがほっこりします。
スタッフのおばちゃんと少し話して、さて出ようかと思ったら『トイレ美術館も見ていってよ!』とのこと。トイレ美術館?ぜひ見てみたい!!
こちらは、造形美術作家 中川真弓さんの作品。パイプやワイヤーといった無機質な素材と木材などの有機物が混ざり、とてもハイセンスな空間です!
トイレ美術館の前には、さきほどのマイナス41℃体験コーナーで撮影された記念写真も飾ってありました。よく見ると、みなさん裸。ありのままの姿で少しも寒くなさそうです!!!
氷神宮 森乃神社
アイスパビリオンを出ると、目の前には氷神宮 森乃神社が建てられています。
鳥居は、鉄骨と木とサビたのこぎりの刃。センスがやばい!すごく好きです!!
自然への感謝の気持ちを込めて作ったというこの神社、全面ガラス張りのモダンな社殿の中には、氷をイメージしたガラスの御神体が安置されていました。
アクセスと営業情報
旭川市の中心部から車で50分ほど。また、層雲峡温泉からは車で25分ほどなので、この辺りと合わせて訪問するのがおすすめです。
見学所要時間は30分ほどでした。
開館時間 | 8:30~17:30(入館は17:00まで) |
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休館日 | 年中無休 |
料金 | 1,100円 |
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