鉄道橋で天空さんぽ『余部鉄橋「空の駅」』(香美町)

兵庫県

道の駅、まちの駅、海の駅・・・。日本には様々な駅がありますが、今回ご紹介するのは「空の駅」!かつての鉄橋を利用した展望施設で、圧倒的な開放感と抜群の眺望が楽しめるスポットです。

訪問日:2022/4/30(土)

旧橋梁を活用した施設

余部鉄橋「空の駅」は、現在使われなくなった余部(あまるべ)鉄橋の橋脚の一部を利用した展望施設。

写真に見えているコンクリート橋は現役の鉄道橋で、その下に見える赤い鉄骨の橋脚の上部、約82mの部分が空の駅です。

道の駅あまるべも併設されており、余部ICからもすぐ近くと、ドライブついでに気軽に立ち寄りやすいスポットです。

以前来たときはえっちらおっちらとスロープを登っていったのですが、2017年にクリスタルタワーというエレベーターが完成!誰でも気軽に展望が楽しめるようになりました。

鉄道橋を歩く

エレベーターで一気にたどりついた空の駅。それほど高いわけではないのですが、視界を遮るものがほとんど無いため開放感は抜群。

眼下には荒波立つ日本海と、のどかな海辺の街並みが広がります。ベンチもあるのでのんびり過ごすのもおすすめ。

一部にはレールも残ってます。線路に入って写真を撮るなんて通常ならば炎上案件ですが、ここはもちろん出入り自由。いろいろと面白い写真が撮れそうです。

さらに、ライブカメラも搭載されています。掲示されているQRコードへアクセスすると、リアルタイムの空の駅の映像が!人の姿は小さくてちょっとわかりにくいですが、スクショを使えば記念撮影もできます。

※ちなみに、ライブカメラのURLはコチラ

現役の鉄道駅

空の駅を進んで行くと、その先にあるのはJRの鉄道駅・餘部(あまるべ)駅。こちらは山陰本線の現役鉄道駅。普通に電車が通るので、うっかり線路に入らないようにご注意くださいね!

ドライブで立ち寄るのも良いですが、鉄道旅でぶらり途中下車するのも楽しそう。空の駅の展望を楽しんだ後は、道の駅でちょっと買い物なんかしても良さそうです。

運が良いと車両が橋梁を進む姿を間近で見ることができますが、上りと下り合わせても1時間に1〜2本程度。事前に時刻表を見てタイミングを狙うか、30分くらい滞在する気持ちで来ると良さそうです。

さらに、意外と知られていないのですがこの空の駅のすぐ近くに展望台があります。徒歩ルートの途中に展望台への道があるため、エレベーターで登った場合は、少しだけ徒歩ルートを下るとアクセスできます。

ここからは、空の駅と現役鉄道が並ぶ姿をばっちり写真に収めることができます。特に鉄道の写真を撮りたい方にはおすすめです。

地名や鉄橋などは「余部」という漢字表記ですが、駅名は「餘部」という表記となっています。これは、同じく兵庫県にある姫新線の余部駅(よべえき)と区別するため、難しい漢字をあてているそうです。

夜に来ると・・・

エレベーターは、6:00〜23:00と非常に長い時間稼働しております。そのため、夕陽のタイミングや、日が沈んでからでも訪れることが可能。城崎温泉や湯村温泉など、周辺の観光スポットをめぐった1日の最後に組み込むこともできます。

夜に到着したところ、暗闇の中にそびえる橋梁はなかなかの迫力でした。

空の駅では照明もついております。夜景が広がるような市街地はありませんが、なんだか別世界に来たようで、なんとも不思議な体験。

今回は間に合わなかったのですが、日没から21:30まではクリスタルタワーがキラキラとライトアップするようです。ネットで写真を見てみたところかなりキレイだったので、夜訪問される方は21:30までに行かれるのをおすすめします!

アクセス情報

前述の通り、餘部駅に隣接しているため鉄道でのアクセスは容易です。車の場合は山陰近畿自動車道の余部ICから3分ほど。

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