『鳥取砂丘』にて、心は裸になりたがる(鳥取市)

鳥取県

言わずと知れた、一般人が立ち入れる最大規模の砂丘。その巨大な砂場は、圧倒的な開放感をもたらしてくれます。もう何度も訪問しているため、今回はちらっと見るだけ、そう思っていたのですが・・・。

訪問日:2022/4/30(土)

圧倒的な砂丘のパノラマ

鳥取砂丘は大きいです。そのため、砂丘へ行こう!と思ってもどこから行くかが重要になってきます。とりあえず、初めて行く人におすすめなのが、鳥取砂丘ビジターセンター&鳥取砂丘会館。おそらく最もメジャーな砂丘入口となります。

駐車場から延びる階段を登ると砂丘の入口へ。

目の前には、ぶわっと広がる砂丘!!砂丘へ来るのは4度目なのですが、何度だってこの景色には心奪われます。もういろんなことを全て洗い流してくれるような、そんな場所です。

今回は朝の8:00と早めの訪問でしたが、GWのためか既に人がたくさん。とはいえ、これだけ広いのでどんなに混んでも密になるなんてことは無さそうです。

歩かずにはいられない

今回の旅ではもともと予定に入っておらず、近くを通りかかったのでちらっと見るだけ・・・なんて思っていたのですが、この景色を前にして足を止めることはできません。

そう、行く前は見るだけで歩くつもりなんてなくても、いざ砂丘に来たら駆けだしてしまう可能性は非常に高いです。そのため、砂が入りにくい靴、もしくは砂を全て受け入れるサンダルで行くのが好ましいです。

目の前にそびえる丘は馬の背こと第二砂丘列。とりあえずそこを目指します!

距離は大したことありませんが、砂に足をとられるので意外とハード。とくに上り坂はけっこう疲れます。とはいえ、足が止まることはありません。昨日雨が降ったおかげで、砂が少し固まって歩きやすいのがラッキーでした。

馬の背のまわり

登った先に広がるのは、一面の海!ザーザーと音を立てて連なる日本海の白波が爽快でとっても気持ち良い!

馬の背の手前には、水を湛えたオアシス。鏡のような水面が美しいこのオアシスは、時期によっては見れないこともあるそうです。

登ってくる人を見下ろすのも気持ち良い!!

ただし、あまり縁に立つと、うっかり斜面で滑って戻れなくなることもあるのでご注意を。

馬の背はけっこうな急斜面ですが、子どもたちの巨大な遊び場に。ただ滑るだけでなく、横になって丸太のように転がっていく子たちも。いつからだろう、あんな風に遊べなくなったのは……。

鳥取砂丘のルール

さて、身も心も開放されてしまい大はしゃぎしてしまう砂丘ですが、禁止されていることがあります。

まず、「自然公園法」によりテント設置・砂の持ち帰り・車両乗り入れ・騒音の発生が禁止。さらに「日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例」によって、砂上での落書き・ゴルフ・花火・動物のフン・遊泳はNG。五万円以下の過料対象となります。4/29〜5/8はドローンも禁止されていました。

ラクガキなんて一瞬で消えてしまうので問題ないのでは?と思いますが、訪問者が不快に思うような落書きや、広告などが馬の背の一面に描かれることがあったそう。

条例では「それを内包できる最小の長方形又は円の面積が10平方メートルを超えるもの」との指定があるので、ちょっと地面に絵を描くくらいなら罰則にはあたらないようです。

砂丘に暮らす生物

一面の砂景色ですが、意外と植物は育っています。多く見かけたのはこちらのコウボウムギ。砂浜に育つ、いわゆる海浜植物です。

ロープで囲われた区画は、エリザハンミョウの生息地。6月上旬から8月下旬頃には、成虫の姿を見ることができるそうです。とはいえ、小型のハンミョウなので体長は1cmほど。なかなか見つけるのは難しそうです。

さらに、今回は見つけることができませんでしたがオオウスバカゲロウも生息しているそう。カゲロウの幼虫といえば、アリジゴク!砂丘でアリジゴク見つけたかったなぁと思っていると、お土産屋さんの前にこんな顔ハメ看板が・・・!

今となってはもっといろいろ生き物を観察すれば良かったなと思うのですが、これだけ広大な砂丘を前にして足元を見る余裕がありませんでした!

というわけで、砂丘の開放感が伝わったならば幸いです。

アクセス情報

駐車場はビジターセンター目の前に広がる鳥取砂丘駐車場が1日500円。なのですが、道路挟んだ向かいにある砂丘会館は無料で駐車することができます。駐車場は建物の裏にあるため、かなり穴場な気がします。

また、ビジターセンターに足洗い場があります。もしうっかりはしゃぎすぎてしまった方は、こちらで砂落としを。ただし、利用時間は8:00〜17:00と時間は決まっているようです。

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