かわいらしく洗練された雰囲気の喫茶店・ヒトヤ堂は、ゲストハウス営業も行っています。静岡駅から徒歩圏内のリーズナブルな宿は、観光拠点にぴったり。自転車を借りて駿府城や静岡浅間神社などの周辺スポットをめぐるのもおすすめです!
泊まれる純喫茶
静岡駅周辺を拠点に旅行しようと思いリーズナブルな宿を探していたところ、 目に止まったのはヒトヤ堂。「泊まれる純喫茶」というフレーズがあまりにも気になったので、即決してしまいました。
静岡駅より徒歩にて約12分の人宿町というところにあります。駅周辺=飲食店やお店が豊富なので、何か買い物などで困ることはありません。あれ、もしかして「人宿町(ひとやどちょう)」にあるから、「ヒトヤ堂」という名前なのでしょうか・・・?
まず外観がとってもかわいらしい!格子状のガラス窓や赤茶色のタイル、イーゼルに描かれたメニューなど、イメージ通りのおしゃれ喫茶店の雰囲気。ドアをくぐると、さらっとした雰囲気のお姉さんが案内してくれました。
外観の通り、店内もおしゃれで落ち着く雰囲気。入ってすぐのところが、通常の喫茶店スペースとなっています。
ゆったりした共有スペース
奥へ進むと、宿泊者専用の共有スペース。喫茶店スペースとの間に壁などは無いため、ちょっと不思議な感じがします。
ドミトリーは飲食禁止なので、食事はこちらで。冷蔵庫や電子レンジなどの設備も揃っています。また、営業時間内であれば喫茶メニューを注文してここでいただくことも。
シャワーは2基で一つは女性専用。14:00〜翌10:00まで利用可能です。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは備え付けのものがあります。バスマットが珪藻土なのも清潔感あって良いです。タオルは100円でレンタルすることもできます。
洗面台は、エメラルドのペイントがわいらしいテイスト。ドライヤー、化粧水、耳栓、綿棒なんかもおいてあります。
いずれもしっかりと清掃が行き届いており、気持ちよく利用できました。
静かなドミトリールーム
ドミトリーは2階にあります。階段も広々としており、大きい荷物があっても楽々です。
ベッドはカプセルタイプが12基。しっかりした作りなので、カーテンを締めればプライベート空間がばっちり保てます。
ブースはけっこう広々。枕元にはライトとコンセントが2口、ハンガーもあります。
消灯時間の案内は特になかったのですが、私が泊まったときは毎日20:30くらいには電気が消えていました。1階共有スペースの声もほとんど聴こえないので、早寝する方でも安心して宿泊できます。
気になる料金は、【平日3,300円〜/土日3,500円〜】と、とってもリーズナブル!(※2023年2月時点)
幸せの喫茶メニュー
宿泊自体は素泊まりですが、喫茶店の営業時間7:30~18:00内であれば普通に注文することもできます。
朝早くから営業しているため、ここで朝食を済ませることができるのがありがたい。モーニングはドリンクとトーストがセットで500円ととってもお得です。
ドリンクは「コーヒー」「和紅茶」「コーラ」など、トーストは「シナモンシュガー」「ジャムバター」など。追加料金で「ピザトースト」や「あんこクリームチーズ」にグレードアップすることもできます。
ということで、ハニーバタートースト&カフェオレのセットです!
このトースト、ふわふわサクサクで超絶美味しい!さいの目に切り込みが入っているため、バターナイフでカットしてひとくちサイズにすることもできます。かじりつかなくて良いのは凄い嬉しいです。
快適なレンタサイクル
ヒトヤ堂では、レンタサイクルも行っています。お値段は1時間200円、1日1,000円。通常は19:00以降に返却する場合は追加料金300円がかかりますが、宿泊者は一晩借りていても大丈夫。
静岡駅周辺の観光をするのに、自転車がとんでもなく便利!
10:00頃の出発で、「静岡おでん おがわ」「静岡浅間神社」「静岡市歴史博物館」「駿府城」「ななや 静岡店」「静岡市美術館」「スマートアクアリウム静岡」と、たっぷりめぐることができました。
自転車はよく整備されており軽々と漕げます。道も平坦で直線が多く、サイクリングに最適でした。ひとつ欠点をあげるならば、自転車にカゴが無いことでしょうか・・・?
ヒトヤ堂で過ごす夜
静岡駅周辺という中心部にあるためか、客層は旅人ではない人も多く宿泊していました。スーツ姿のサラリーマンおじさんや、ライブ遠征で来た人など、格安ホテルのような感覚で利用されている雰囲気です。
そんな中でも、やっぱり旅行者同士は共有スペースで会話が始まります。自転車で日本一周中というおじさんが、突然お餅を焼いてごちそうしてくれました!
韓国から一人でやってきたという方は、J-POPや日本のドラマにとっても詳しく、名古屋→静岡→東京とめぐるそう。そんな彼が日本に来た最大の目的は、なんとワサビ!!日本のワサビが好きすぎて、わざわざ静岡を狙ってきたそう。静岡で購入したチューブの刻みワサビを携帯しており、どんな食べ物にも付けて食べています。
お餅にワサビ、けっこう合いますね・・・!!!
他にも、八戸出身で静岡大学を受験する弟さんの付き添いで来ているという人や、インドから静岡に転勤する予定という人、佐世保出身の旅好きさんなど、いろいろな人と話すことができました。
私自身半年ぶりのゲストハウスでしたが、やっぱり楽しいです!
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