屋仁川通りの『むちゃかな』で名物トビンニャとアバサを食べる!(名瀬市)

奄美大島

長めの営業時間とカジュアルな雰囲気で、奄美の名物を手軽に楽しむことができるお店。珍しい食材の料理がたくさん揃っている中で、今回は「トビンニャ」と「アバサ」に挑戦していみました!その正体とお味は・・・?

訪問日:2018/10/8(月)

奄美グルメといえば・・・?

奄美大島のグルメといえば、真っ先に思い浮かぶのが「鶏飯」。シイタケやパパイヤなど様々な具材の乗ったご飯に、あつあつの鶏スープをかけて食べるお茶漬けのような名物料理。

他には、鶏飯をアレンジした「鶏飯ラーメン」、そうめんを炒めた「油そうめん」、沖縄と似ている「天ぷら」などが人気の奄美グルメ。

「有名なメニューは一通り食べてしまった・・・」そんな方におすすめなお店が、今回ご紹介するむちゃかなです。

名瀬市街地の名店・むちゃかな

むちゃかながあるのは、奄美大島一の繁華街・屋仁川(やにがわ)通り。どピンクの華やかなアーチが目印のストリートです。

飲み歩いたりしない私にとって、この辺りのお店はちょっと入りにくい印象です。でも、このむちゃかなは飲まない人でもとってもウェルカムな雰囲気があります。

コミカルな響きの名前ですが、ムチャカナというのは女性の名前。美貌のせいで悲しい運命を辿ってしまったという伝説が奄美大島と喜界島各地に残されています。

それはさておき、このお店に来たのは奄美大島の食べ物でどうしても気になるのがあったから・・・!

謎のグルメ①トビンニャ

私が食べて見たかったメニュー、それはトビンニャ!!

さあ、こちらがそのトビンニャ。正式名はマガキガイという名前で、海底でひたすらゴミ掃除している貝です。水族館の水槽で、特にチンアナゴと一緒にいることが多いのですが、ゾウのような口とギョロ目でちょっぴりキモい系の貝なのでほとんど見向きもされません。

そんなマガキガイですが、奄美大島では食用にしているのです。食べ方は、貝殻から飛び出したツメを引っ張り、中身を取り出します。

こんな感じでスルッと出てきます。意外と簡単です。

中身とともに飛び出してきた目玉がこちらを見ている気がしますが、気にしてはいけません。

そのままパクっ。

このトビンニャ、めっちゃ美味しいです!!!!

見かけによらずクセが全く無く、サザエのような苦味もありません。しかも、貝殻から簡単に外せるのでもう止まりません!

ちなみにツメの部分はちょっと固め。がんばれば食べられないことは無いのですが、普通は残すみたいです。

謎のグルメ②アバス

もう一品、アバスの唐揚げも頼んでみました。

アバスってなんでしょうか?その正体はハリセンボン!揚げると身が締まり、鶏肉のような食感です。ポン酢とレモン、ゆず胡椒がついており、さっぱりと食べることができます。こちらもまたとっても美味です。

ただし・・・骨がたっぷり!

ひとくちサイズの唐揚げだというのに、これでもかというほど骨がつまっています。思いっきり嚙み締められないので、なんとももどかしい。

身の部分は小骨だらけですが、例外的にしっぽだけは骨が少なく食べやすい。上手くその部分に当たるとラッキーな気持ちでいっぱいになります。

定番の島らっきょ

沖縄に行くとついつい頼んでしまう島らっきょの天ぷら。ここ奄美大島でもよく見かけるポピュラーなメニューです。

でも、このむちゃかなの島らっきょ天はちょっと違います。ひとつぶの大きさがかなり小ぶり。そして、衣がサックサク。

さらに出汁もついているので、揚げ物なのにさっぱりといけます。

島らっきょって塩漬けが基本なので、しょっぱかったり味が薄かったりまちまちなことが多いです。でも、ここのものは塩加減がちょうど良いです。

 

料理も美味しいし、何より店員さんがみんな親切でイケメン。カタカナばかりで何だかわからない料理も、質問すると気さくに答えてくれます。

言葉にするのは難しいのですが、那覇では得にくいローカルなぬくもりを感じます。奄美大島に来て良かったなーと早くも思いました。

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