福岡県の糸島にあるゲストハウス。旅行業に従事するマスターが営む、リーズナブルな安宿です。高い天井や豊富な設備など、ドミトリールームの快適さがハイレベル。ゲストハウス慣れしている人こそ驚く宿ではないでしょうか。
糸島のゲストハウス
近年、福岡県を代表する人気観光スポットとして話題になる糸島半島。海辺のドライブロードには、写真映えするスポットやおしゃれカフェが並び、若者を中心に人気を集めています。
そんな糸島にあるゲストハウスが今回宿泊した糸島ゲストハウス&バックパッカーズTOMO。普通の一軒家のような外観で、住宅街の中に建っています。徒歩6分で筑前前原駅という比較的町中。周辺には飲み屋街、コンビニ、スーパーなどいろいろそろっています。
無料の駐車場も備えていますが、数に限りがあるので、予約時に確認しておいた方が良いです。
快適な共有スペース
入館してすぐに広がる共有スペース。広々としたテーブル、キッチン、冷蔵庫などなど快適な設備がそろいます。壁に掛けられたヒグチユウコさんの絵が印象的でした。
ここにはキャットタワーが設置されており、タイミングが良いと猫に会えるそう。私が訪問したときは別室で寝ていたため、タマしか会えませんでした。
トイレ&シャワールームは男女それぞれ1部屋ずつ。利用時間制限などは特にありません。もちろん、とってもキレイです。
洗面台にはドライヤーも2基ついてます。大きな鏡はとっても見やすい!
驚愕のドミトリー
一部屋に4つのベッドが並ぶドミトリー。このゲストハウスのドミトリールーム、他の宿とは決定的に違うところがあります。
それは・・・ブースの天井が超高い!!写真では伝わらないかもしれませんが、大人が立っても天井に届かないほど。
ゲストハウスを営業する際守らなければいけない法律に旅館業法というものがあり、ドミトリーの高さが決められています。そのため、ゲストハウスでは一般家庭の2段ベッドでは営業することができず、専用のベッドを買うか、自作する必要があります。以前聞いた話によると、「下段と上段の間隔は1m・上段と天井の間隔も1m」必要とのことでした。
・・・ここはなんと2m以上あります!!!天井までは背伸びしてもベッドに立っても届かないほどなのです。この部屋は、大工さんに特注で造ってもらったそう。「掃除するとき腰を痛めなくてラクなんだよね」とはマスターのお言葉。
さらに、ベッドサイドにもかなりのスペースがあるので、ほぼ個室くらいの気持ちで利用できます。その代わり、2階に上がるための階段がちょっぴりハード。重い荷物があると少し大変かもしれません。
オリジナリティあるシステム
チェックイン時に、謎のコインがもらえます。こちらは、このゲストハウスで使えるTOMOコイン。
最初にもらえる50だと、小タオル、歯ブラシ、耳栓などと交換可能。日本円でプラス50円すれば、バスタオルや飲み物などと交換もできます。独自の硬貨という非常にユニークなシステムです。
また、こちらのピロースタンドからはいらいろなマクラから自分好みなものを使うことができます。ながーいバスタオル用ハンガーもとってもありがたい設備です。
夜の過ごし方
夜は、筑前前原駅までお散歩。駅周辺に観光客の姿はほとんどなく、地元の高校生がたくさん集まっていました。前述の通りお店はたくさんあるので、飲み歩きが好きな方もご安心ください。
軽く散歩した後は、ゲストハウスに戻って同宿のお兄さんとずっと話して過ごしました。
このお兄さんはダイビングのインストラクターをされている方。改めて耳抜きのやり方を教えてもらったり、おすすめスポットを聞いたりしました。
この方のキメ台詞が「行っちゃいます?」。新しくショップを立ち上げてお客さんを探しているらしく、ダイビングトークに食いつくとすぐに「じゃあ、行っちゃいます?」と、さらりと勧誘してきます(笑)
ちょっとだけ離島トークも。机上の空論とも呼べる、青ヶ島日帰りプランなんかを勝手に紹介させてもらいました!
気がつけば消灯の23:00。明日は早起きなのでそろそろ寝よう。
翌朝は、旅行業を営んでいるというマスターからもいろいろと話をきかせてもらいました。さあ、対馬、壱岐、長崎、佐賀とめぐってきた長い旅もついに最終日です。福岡県の能古島へと向かいます。
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