イカに乗ってInto The Cave!『七ツ釜遊覧船イカ丸』(唐津市)

佐賀県

唐津を代表する景勝地・七ツ釜。コミカルなイカの姿をした遊覧船「イカ丸」に乗れば海上から見学することができます。波の状況次第で、船は洞窟内部に入って行くことも・・・!青い海とダイナミックな岩肌が広がる神秘の世界へ、スリル満点なクルーズが楽しめます。

2021/5/6(木)

選べる2つの遊覧船

唐津市呼子町にあるマリンパル呼子。ここからは2種類の遊覧船が運行しています。

「海中展望船ジーラ」は、船底にガラス窓のついた展望室を備えており、海の中を覗くことができます。「七ツ釜遊覧船イカ丸」は、断崖絶壁に空いた七ツ釜の洞窟へと向かうコース。ジーラは毎時00分出航で2,100円、イカ丸は毎時30分出航で1,800円となっています。

さきほど玄海海中展望塔で海の中は見てきたので、今回はイカ丸に乗船することにしました!

イカ型の船体

今回乗船するイカ丸は、その名の通り呼子名物のイカをモチーフにしたユニークな遊覧船。写真では少しわかりにくいのですが、船の後部には真ん丸の目玉とくるんと丸まる足がデザインされています。船体にイカの絵を描くのではなく、船そのものをイカにしてしまうという大胆な発想、運行開始した当初はかなり話題になったのではないでしょうか。

出航とともに船内では陽気なイカ丸の歌が流れてきます。屋内席に加えて、屋上のデッキも出入り自由。とっても気持ち良いですが、かなり強い海風を受けるのでご注意。

沖に出ると船内BGMは、船から見える景色の音声案内へと変わりました。しかし、イカ丸ソングが耳にすっかりしみついてしまったため、乗船中はずっと脳内BGMに。恐るべしイカ丸。

自然の芸術七ツ釜

出港から約15分で七ツ釜に到着!断崖絶壁に7つの穴がぽっかりと空いた独特な光景が広がります。

一番大きな穴は間口が3m、奥行きはなんと110mにも及ぶそう。また、7つのうち一番左の1つは反対側へと貫通しているらしいです。

この穴は、玄界灘の荒波が岩を削ったことによってできている海蝕地形。その特異な景色は、国の天然記念物にも指定されています。

「七ツ釜鍾乳洞」は長崎県西海市にある別のスポット。名前が似ており、同じ九州ということもあるので間違えないようにご注意ください。他にも七ツ釜と付く地名や景勝地は日本各地に存在しています。

七ツ釜の内部へ侵入

イカ丸はただ海上から眺めているだけではありません。

なんと、そのまま洞窟の中へと突っ込んでいきます!

吸い込まれるように洞窟に入って行くイカ丸。視界一面には荒々しい岩肌が広がります。洞窟内の水もクリアで美しく、神秘的な世界。

七ツ釜周辺には展望台があるため、船に乗らなくても見ることができます。しかし、これだけ接近できて、なおかつスリルも体感できるのは遊覧船ならでは。

今回はスムーズに入ることができましたが、波の状況では入れないこともあるそう。こんな岩肌を削って洞窟にしてしまうほどなので、波が強いのは当然かもしれません。

奇観の秘密は溶岩

七ツ釜はただの洞窟ではなく、よく見ると岩肌がゴツゴツとしており、細い岩を束ねたような不思議な質感となっています。

この不思議な岩は、玄武岩というマグマが固まった石。かつてこの地に流れ出した溶岩が、地表で急速に固まったため、このような独特の形となっています。

また、このように縦や横の垂直方向に割れ目が入ることを「節理(せつり)」と呼び、この七ツ釜のように柱のような状態を「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼びます。

七ツ釜の他にも、兵庫県の玄武洞や福井県の東尋坊、北海道の層雲峡や新潟県の清津峡など日本各地で見ることができ、その多くが天然記念物や国の名勝に指定されています。著名な観光スポットが多いので、旅行好きな方はきっとどこかで知らず知らずのうちに見ているのではないでしょうか。

アクセスと営業情報

唐津駅から徒歩7分ほどの大手口バスセンターからバスで35分ほど。車の場合は唐津駅から約25分。駐車場は有料ですが、1時間100円と安価です。

周辺では呼子の日本三大朝市にも数えられる「呼子の朝市」が12:00まで開催されています。また、車で10分ほどのところには朝鮮出兵のために築いた「名護屋城」、15分ほどのところには海中展望塔や灯台のある「波戸岬」と観光スポットが多く集まっています。事前にHPで船の時刻を確認して、他の観光スポットと合わせるのもおすすめです。

公式サイト http://www.marinepal-yobuko.co.jp/sp/index.html

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