多くの人でにぎわう中千本エリア。いろいろなお店がたくさん並んでいるので、お土産探ししたり吉野山グルメを楽しんだりと、カジュアルに楽しむことができます。巨大な建築が迫力ある金峯山寺への参拝もお忘れなく!
徒歩で奥千本まで登ったあとは、バスに乗って中千本まで下山!そのままバスを乗り継いで吉野駅まで戻っても良いのですが、せっかくなので散策しながら歩いて下山することにしました。
突如現れるあのお店
中千本エリアには商店街が広がっています。食事処や旅館、お土産屋さんなど、多くのお店でにぎわっており、なんだか楽しい雰囲気。
漬物屋さんや和菓子屋さんなど、情緒あふれるお店が軒を連ねる中で異彩を放つのは………
モスバーガー!!
突如あらわれる全国チェーン店はまるで勝ち誇るかのように堂々と営業しております。店頭に書かれた「桜の下でモスしよう」のキャッチフレーズの誘惑がやばいです。
長崎の離島である「対馬」や、コンビニやファミレスすら無い「屋久島」にもなぜか存在していたモスバーガー。同じくチェーン店なんて全くない吉野山にも突如あらわれました。他にも変わった場所にあったりするのでしょうか・・・?
吉野山グルメはコレがおすすめ
さて、お腹がすきました。
考えてみれば、朝ごはんも昼ごはんもまともに食べていません。へろへろ状態だったので、たまたま目についた静亭へというお店へ吸い込まれてしまいました。
ここに来たらおすすめなのが鴨葛うどん定食。鴨の乗った葛うどん・ゴマ豆腐・柿の葉寿司という名物3品がセットになっており、お手軽に吉野名物を楽しむことができます。
葛うどんは、小麦粉に葛(くず)を加えてつくられたうどん。ツルツルしたのど越しの麺は、一息で全部飲み込めてしまいそう。ゴマ豆腐はぷるぷるのお豆腐。ゴマの香りが香ばしくて、沖縄のジーマミー豆腐みたい。
柿の葉寿司は柿の葉で包んださっぱりと甘口の押し寿司です。殺菌効果があるので、保存に適しているから柿の葉で巻いているのだそう。海から離れた地方ならではの知恵がつまってますね!
圧巻の金峰山寺
修験道の聖地として知られる吉野山には多くの寺院が並んでおります。そんな中でも圧倒的な存在感を誇るのが、こちらの金峰山寺(きんぷせんじ)。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産としても登録されている寺院です。
その本堂は、あまりにも巨大。高さ34m・幅36mという大きさで、木造寺院建築ではあの東大寺大仏殿に次ぐといわれています。
「金剛蔵王大権現特別ご開帳期間」であったため、本堂の木造蔵王権現立像を拝観することができたのですが、これが物凄い迫力です。青い肌をした蔵王権現が3体安置されており、最も大きな中尊で7m以上もあります!
この蔵王権現というのは、山岳信仰である修験道の神様。簡単にいうと、山に籠って修行をする山嶽仏教。白い衣装を来て杖をついて険しい山に登る・・・そんなシーンどこかで見たことありませんか?インドや中国由来の仏教とはまた違う、日本古来の山岳信仰と結び付いた日本独自の仏教なのだそうです。
桜並木が広がる下千本
長いこと歩き続けた吉野山の最後は下千本。くねくねとしたつづら折りの道を降りていきます。
この辺りは今まさに満開!もう、ここだけでもその辺のサクラスポットに負けないくらいのレベルです。
ふと山の方を見渡すと、ここからでも山を染めるサクラの姿を見ることができました。
吉野駅に帰ってきました。
時刻は14:00頃。朝の8:00頃に吉野駅に到着したので、ここで過ごした時間は6時間ほど。ゆっくり登って、ご飯食べたりしながら降りてきたので、かなり長居してました。
座席指定の特急を除くと、吉野駅から出発する電車はだいたい30分間隔。事前に時刻表を確認しておくと、山での時間を有意義に過ごせます。
ちなみに、ここは始発駅なので出発時刻よりも早めに電車がやってきます。早めにホームについていた方が、ゆったりと座って帰れますよ~!
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