マニアックな生き物の坩堝『NARA IKIMONO MUSEUM』(奈良市)

奈良県

ミ・ナーラの4階にオープンした、様々な生き物に出会えるスポット。のそのそ動くカメやざらざらしたトカゲなど、爬虫類を中心に個性的な生き物がたっぷり。ちょっと意外な生き物も多数飼育されています!

訪問日:2023/5/7(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

商業施設内のミュージアム

近鉄奈良駅前を伸びる大宮通り(国道369号線)沿いにそびえる商業施設ミ・ナーラ。様々な店舗が入り、休日は特ににぎわうショッピングモールです。

そんなミ・ナーラの4階に2023年4月28日にオープンしたのがNARA IKIMONO MUSEUM。爬虫類を中心に両生類、魚類など合わせて約100種類の生き物を展示する個性的なスポットです。

GW最終日に訪れたところ、受付ではチケット購入のための行列が・・・!想像以上に人気の施設です。

■同フロアにはNARA KINGYO MUSEUM
ミ・ナーラといえば金魚を中心としたキラキラしたアクアリウム「NARA KINGYO MUSEUM」!当初、こちらの金魚ミュージアムがリニューアルして生き物ミュージアムになったのかと思いきや、同フロアで別々に営業しています。お得なセット券もあるので、合わせて訪問がオススメ!
古都のエンタテイメント水族館『NARA KINGYO MUSEUM』(奈良市)
3大金魚の産地として知られる奈良県に誕生したNARA KINGYO MUSEUMは、金魚水槽をカラフルに演出した写真映えしまくりの水族館。ぴかぴかと輝くディスコからノスタルジックな縁日まで、カラフルでにぎやかな世界が広がります。

館内はまるでテーマパーク

小さなミュージアムですが、館内はいくつかのエリアに分かれています。それぞれ「ぷるぷる」「こわこわ」など、擬音語の名前が付けられており、とってもカジュアルな雰囲気。

爬虫類が多数飼育された「のそのそ」は、植物が生い茂るジャングルのようなテイスト。

「しとしと」では、複雑に組み上げられた流木に水槽が並びます。まるでテーマパークのようなファンタジックなエリアです。

ヘビの撮影スポットなんかもあります!写真では伝わりにくいですが、このヘビは10mくらい。もはや伝説クラスの大蛇です。

ちなみに、壁に描かれた背景は、よく見るとシカの群れ。さりげない奈良っぽさが楽しいです。

おさわりできる爬虫類

「のそのそ」エリアでは、飼育されている一部の爬虫類のおさわりが可能!フトアゴヒゲトカゲのザラザラした質感、そしてたぷたぷしてる感触は哺乳類にはない感覚です。

ヘビやトカゲがニガテな人でもカメならいけるのでは?のそのそと歩くケヅメリクガメアカアシガメは餌やりもできます。与えられる餌も虫とかネズミとかではなく「葉っぱ」なのでハードルが低いです。

ちいさくてかわいいヒガシヘルマンリクガメ。これならきっとみんな大丈夫

「イヌやネコと違って、どこさわって良いかわからない・・・」そんな方のために、展示の側には「おさわりポイント」も記されています。カメは甲羅にも感覚があること知ってました・・・!?

個性的なラインナップ

ミノカサゴオオグソクムシといった海に暮らす生き物も展示されています。爬虫類中心かと思っていたので、突然のサカナ、しかも海水生物にびっくり。

写真手前の円形水槽を泳いでいるのは、サカナではなくウーパールーパー(アホロートル)!決して珍しい生き物ではありませんが、金魚のように、しかも大量に展示されている様子は新鮮です。

金網に乗っかった白いもの。こちらはシルクワームこと、カイコの幼虫。解説に記されている「分布:なし」のコトバ、家畜化されている生き物であり野生では生きていけないのです。

非常にショッキングな見た目の生き物も飼育されていますが、親切な「黒幕」つき。心の準備を整えてからその姿を拝むことができます。

何が飼育されているかは、現地でご確認ください!

行ってみた感想

館内のエリアはそれぞれテイストが異なる雰囲気で仕上げられているため見応え抜群。「ふれあいカフェ」くらいの小規模な施設かと思っていたのですが、想像以上に楽しめました!

爬虫類、魚類、昆虫類など様々な生き物がばらばらに配置されている感じも、水族館とは違った斬新さ。「次に何が出てくるんだろう・・・」といった予想もつかない展開は、系統の近い施設を多数めぐっている方でも満足がいく仕上がりです。

受付は大行列でしたが、いざ館内に入ると混雑はそれほど感じませんでした。それなりに広さがあり、見どころが点在しているので上手く分散しているような印象。小さいお子様がたくさん訪れていたので、ここでふれあって爬虫類嫌いが減ったら良いなと思います。

アクセスと営業情報

ミ・ナーラまでは近鉄新大宮駅より徒歩15~20分ほど。近鉄奈良駅・JR奈良駅・近鉄新大宮駅から無料シャトルバスも運行しています。

駐車場は60分300円ですが、NARA IKIMONO MUSEUMの利用で2時間無料となります。ここの駐車場は駐車券ではなく、ナンバーが画像として認識されるという変わったシステム。車のナンバーがわからないと清算に手こずる可能性があるので、レンタカーの方はご注意を!

開館時間 10:00~18:00
休館日 年中無休
料金 1,200円
公式サイト https://naraikimonomuseum.com/

※掲載の情報は2023年6月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました