三大奇橋!幾重にも重なる”はね橋” 『猿橋』(大月市)

山梨県

桂川の渓谷に架かる趣ある木造橋。大月エリアを代表する観光名所のひとつであり、国の名勝にも指定されています。「三大奇橋」と呼ばれていますが、どのあたりが「奇」なのでしょうか。

訪問日:2018/10/14(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

駅から歩いてアクセス可能

大月市を代表する観光スポット「猿橋」。山の中にありそうな雰囲気ですが、意外にも駅から歩いて行ける位置にあります。ということで、最寄り駅のJR中央本線・猿橋駅へ向かいます。

駅前にはお店などはほぼゼロ。あるのは山梨中央銀行のキャッシュコーナーと、開業時に植えられた記念樹ニホンヤマナシくらい。

猿橋へは、線路沿いの細い道を進み、甲州街道こと国道20号線を進みます。

駅から歩くこと20分ほどで猿橋に到着しました。「猿橋」と掲げられたゲートがレトロな雰囲気です。

深い渓谷に架かる橋

桂川の渓谷にかかる猿橋。木造の橋からは、日本古来の情緒があふれています。

橋の長さは30.9mとそれほど大きくないのですが、下を見るとびっくり!かなりの高さがあります。渓谷を眺めていると、ゴムボートがゆったりと進んでいきました。

猿橋から見えるのは八ツ沢発電所施設一号水路橋。こちらもまた、かなり味のある橋です。

猿橋の隣には、新猿橋という車も通れる橋が架かっています。この新猿橋は、猿橋の全貌を眺めるビュースポットでもあります。

奇橋と呼ばれる由縁

猿橋は岩国の「錦帯橋」(山口県)や黒部の「愛本橋」(富山県)、祖谷の「かずら橋」(徳島県)、日光の「神橋」(栃木県)、「木曽の桟」(長野県)と並び、日本三大奇橋といわれています。明らかに3つ以上ありますが、よくあることなので気にしないでください。

一見すると趣ある木の橋で、「奇」という言葉が何を指しているのか疑問に感じます。何か変わったポイントがあるのでしょうか。

奇橋といわれているのはその構造。下から見ると、付け根の部分が幾重にも重なる構造をしています。この重なっている木を刎木といい、このような構造の橋を「刎橋(はねばし)」といいます。

江戸時代に多く存在した刎橋ですが、木造で現存するものは無いそう。この猿橋は、鋼製の橋桁に木材を貼り付けて江戸時代の構造を復元しています。

詳しく知るには郷土資料館

猿橋から桂川沿いの遊歩道を300mほど進んだ所には大月市郷土資料館があり、猿橋の仕組みを知ることができます。

猿橋の構造を表したパネル。先ほどの重なっている部分は、このように地中に埋まり、橋を支えているのですね。

館内には、他にも民具や土器など大月の人の営みを伝える展示があります。映像コンテンツを見ていたのですが、「国鉄大月駅」や「500円札の富士」といった耳慣れないコトバが。幅広く歴史を学ぶことができるミュージアムでした。

おまけのグルメ情報

お腹が空いたので、猿橋目の前の大黒屋さんへ。ここでは、「忠治そば」というグルメを食べることができます。忠治というのは、江戸後期の侠客・国定忠治。この大黒屋を常宿としていたことにちなんでいるそう。
(※侠客=強きを挫き、弱きを助ける事を旨とした「任侠を建前とした渡世人」のことであるそう。正義感と義理人情にあふれる流れ者、みたいな感じでしょうかね?)

気になるお味ですが、コシがあってとっても美味しいソバです。

付け合わせの桜肉(馬肉)の竜田揚げもふっくらサクサクでとても美味。生姜醤油味の竜田揚げは、ソバとの相性もばっちり。交互に食べたくなる味で、けっこうボリュームあるかなと思ったのですが、意外とぺろっと食べれてしまいます。

他には、「刺身こんにゃく」や「鮎うるか(塩辛)」など、ちょっとレアなメニューもありました。猿橋訪問の際はぜひぜひお立ち寄りください!

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