迫力の恐竜とキラキラ鉱石『なるさわ富士山博物館』(鳴沢村)

山梨県

富士山をテーマにした博物館・・・なのですが館内は巨大な恐竜や世界の鉱石などバリエーション豊かな展示がずらり。道の駅にあり入館料も無料なため、とっても立ち寄りやすいミュージアムです。

訪問日:2022/12/30(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

道の駅にある博物館

雄大な富士山を拝むことができるビュースポットとしても知られる道の駅なるさわ。ここにはなるさわ富士山博物館というミュージアムが併設されています。

「ふじさんミュージアム」「フジヤマミュージアム」「山梨県立富士山世界遺産センター」と、富士五湖エリアには富士山をテーマにしたミュージアムがたくさん。そんな中でもこの博物館は、1997年完成の比較的老舗。

入館料も無料なため、館内は多くの人でにぎわっています。博物館入口は、洞窟のようなわくわくする演出です!

突然現れる恐竜

薄暗い館内を進むと、いきなり現れるのは巨大なティラノサウルス!!体長10mは超えるであろう巨体と鋭いキバ、そして轟く咆哮で恐ろしい姿。子供は泣いてしまうかもしれません。

このティラノサウルス、よく見ると溶岩に飲み込まれてしまっています。鳴き声も威嚇というよりは悲痛な叫びに聴こえてきました。

見上げると、天井には星雲と飛び交うプテラノドンが描かれています。神秘的な雰囲気です。

富士山博物館でなぜ恐竜なのかは気になるところですが、こういう凝った演出はわくわくします。

富士山を学べる博物館

恐竜の世界を抜けるとシアタールーム。富士山を映した実際の映像とともに、富士山の成り立ちが語られていきます。(毎時00/15/30/45分上映)

その先の展示室は、中央にシースルーの富士山が鎮座。スイッチを押すと、マグマをイメージした赤いライトや水の流れを示す青いライトが点滅します。

ギャラリーマウント・フジというコーナーでは、富士山に暮らす野鳥や自生する植物など自然に関する展示もあります。「赤富士と紅富士の違い」や「富士山の年齢」など、富士山雑学のクイズもあり、なかなか楽しめます。

キラキラ輝く鉱石&原石

富士山に関する展示はそれほど多くありませんが、それを補って余りあるのがずらりと並ぶ鉱石・原石。この博物館は別名「鉱石ミュージアム」でもあり、水晶、アメジスト、マラカイトなど世界各地で採掘される様々な鉱石が展示されています。

深いブルーがあざやかなラピス、自然界には存在しないプルスカイト、なめらかで乳白色なカルセドニーなど、普段生活していてはなかなかお目にかれない宝石がたっぷり。

山梨県は古来より水晶の産地として知られています。産業としては、江戸時代に京都の職人が技術を伝えたことにはじまり、宝石研磨技術が発展。現在も世界中から原石が集まる「宝石の街」として発展しているのです。

こちらの光り輝く水晶の原石。「手をかざして見てください。何か感じますか?」と書かれています。私はほんのりひんやりとした感じがしましたが、何かヒーリングパワーを感じ取れる方もいるのでしょうか。「信じるか信じないかは、あなた次第・・・(笑)」と都市伝説みたいなメッセージも添えられていました。

なお、展示室を抜けた先は宝石を販売するショップ。水晶の原石やパワーストーンがずらりと並んでいます。

アクセスと営業情報

河口湖駅からバスで約25分。車の場合は、中央自動車道の河口湖ICから約10分。3~4kmほどのところには、鳴沢氷穴や富岳風穴などがあるのであわせての訪問がおすすめです。

ちなみに、この博物館の住所はカタカナで「ジラゴンノ」という地名。まるで怪獣の名前みたいでかっこいいです!

開館時間 9:00~18:00 ※12月末〜3月末の冬季は17:00まで
休館日 年中無休
料金 無料
公式サイト https://www.narusawa-fuji.com/

※掲載の情報は2022年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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