立ち並ぶ風車と真っ白な灯台『佐田岬ドライブ』(伊方町)

愛媛県

四国最西端となる佐田岬までつながる細長い佐田岬半島は、ドライブスポットとして人気!風車が立ち並ぶ風景や名物のじゃこ天など、いろいろな楽しみ方ができます。今回は「道の駅伊方きらら館」「せと風の丘パーク」「佐田岬灯台」「瀬戸展望休憩所」の4ヶ所をご紹介します。

訪問日:2021/12/11(土)

細く伸びる佐田岬

愛媛県の西側、大分県の佐賀関に向かうようにのびる細長い半島が佐田岬半島。先端にある佐田岬(さだみさき)は、四国の最西端の地として知られています。

付け根となる八幡浜市の市街地から先端の灯台駐車場までは車で1時間15分ほど。灯台までは片道徒歩20分ほどかかるので、【往復で4~5時間】ほど見ておくと、寄り道しながら楽しいドライブが楽しめます。

佐田岬半島は、伊方町に属しているのですが、その伊方町イメージキャラクターはこちらの「サダンディー」。佐田岬半島を模したしっぽに加えて、佐田岬灯台の帽子、手に持った風車の虫メガネ、そしてミカン色の肌と佐田岬半島の魅力が詰め込まれたキャラクターに仕上がっています。

「佐多岬(さたみさき)」という、非常に名前の似ている岬が鹿児島県にあります。こちらは九州最南端の岬となっています。

道の駅 伊方きらら館

佐田岬半島に入り、最初に見えてくる道の駅がこちらの伊方きらら館。トイレ休憩はもちろん、マップでその後の立ち寄りスポットを確認したりするのにもぴったり。とりあえず最初に立ち寄るのがおすすめです。

まず、入館者を出迎えてくれるのがこちらのふれあい水槽。カラフルな熱帯魚が泳ぐ海水水槽です。

ふれあいの名が示す通り、水槽には手を入れることができるポケットが設けられており、なんと水中に手を突っ込むことができます。なんで水が漏れないのか不思議ですね~。

30円のエサを購入すれば、魚たちに餌やりも可能。サカナたちはみんな人馴れしており、手を入れると次々と集まってきます。指をつついてくる魚もかわいい。(※餌の数量は午前と午後で決まっているので終了していることもあるかもしれませんのでご注意)

2階にあるきららアクアリウムはバーチャル水族館。マンボウなど様々なサカナが泳いでいます。サメが見れたらラッキーとのこと!粘ってたらサメが登場したのですが、他の魚がすべて消滅しました。

屋上は広々とした展望台。目の前には伊予灘が広がり、とっても開放的な景色を楽しむことができます。

3階からは連絡通路が伸びており、伊方ビジターズハウスへと繋がります。シアターや体験型コンテンツで原子力発電の仕組みを学べる科学館となっていました。

さて、この道の駅に来たらゼッタイ食べてほしいのが、伊方じゃこてん。名物のじゃこてんとじゃこカツは揚げたてアツアツでとっても美味しい!特にじゃこかつは想像のはるか上を飛び越えて行くとんでもない旨さでした・・・!

せと風の丘パーク

風車が立ち並ぶ絶景が見れる展望台。メインの道路からくねくねした斜面を登っていきます。途中にも駐車場がありますが、一番上の風車の目の前まで行くこともできます。

目の前にそびえるのは巨大な風車!見上げると首が疲れるくらい間近で見ることができます。

見渡すと風車が立ち並ぶ風光明媚な景色。風力発電の風車ってそこまで珍しくないかな、と思っていたのですがこれほど開放的なロケーションに立ち並ぶ風車群は圧巻!かなり見ごたえがあります。

よく見ると超巨大クワガタがついてますね・・・!

佐田岬半島には他にも「二見くるりん風の丘パーク」「みさき風の丘パーク」と風車展望スポットがそろっています。

佐田岬灯台

佐田岬半島を抜ける道路の一番奥にあるのが佐田岬灯台駐車場。道の駅伊方きらら館からは1時間以上の道のり。ここまで来ると、ちょっぴり達成感あります。

駐車場から灯台までは徒歩20分ほど。舗装されていて歩きやすい道ですが、それなりにアップダウンがあるので歩きやすい靴がおすすめ。普段あまり運動しない人は片道30分くらい見ておくと休み休み行けます。夏場に行く方は日除けと飲み物のご用意もお忘れなく・・・!ちなみに私はイノシシに会いました。

やっとこさ灯台に到着!1918年につくられた灯台で、高さは18m・海面からの高さを表す灯高は49m。その光は、対岸となる大分県の佐賀関にまで達するそうです。

内部は一般公開されていませんが、目の前まで進むことができます。ただし、目の前に立つと、近すぎて写真に撮れません・・・!

灯台の目の前には四国最西端の碑が立てられています。実はこのポイント、領海法によると瀬戸内海の起点となっているそう。ここから日本最大の内海がはじまるのですね。

瀬戸展望休憩所

ギリシャ神殿を想起させる荘厳なデザインの展望台。佐田岬半島のちょうど真ん中あたりにあり、今回は帰り道に立ち寄りました。

展望台に登ってみると、長く伸びる佐田岬半島の姿を見渡すことができます。12月に訪問したところ、サザンカの花が広がりとってもキレイ。夕陽との組み合わせは息を飲む美しさです。

さらにこの展望台、日が暮れるとライトアップも行っています!赤、緑、ピンクなど次々と色が変わっていくタイプなので、ずっと見ていられそう。

館内では伊方町生まれの中村修二博士の紹介パネルが設置されています。この博士は青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した人物。この展望台がカラフルにライトアップされているのも、中村博士の発明があってのものなのでしょうね。



今回ご紹介したのはほんの一部。佐田岬半島には、他にも見どころがたくさんあります!ただし、割と唐突に現れるので、うっかり通り過ぎてしまうこともありそう。ある程度マップで目星を付けてからのドライブがおすすめ。

佐田岬灯台まで行ったら、すぐ近くに佐田岬砲台跡があります。整備された戦争遺跡なので、時間に余裕がある方はぜひともお立ち寄りください!詳しくは次回の記事にまとめますね。

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