愛媛県の名物!鯛めしはいったい何種類あるの?(松山市)

愛媛県

愛媛県に行ったら食べておきたいのが郷土料理の鯛めし。扱っている店舗は多くカジュアルなお店もあるため、比較的食べやすいご当地グルメ・・・なのですが、ひとことで「鯛めし」といっても複数の種類があるらしい。どういうことなのでしょうか?

愛媛といえば鯛

愛媛県の名物といえば、まず何が思い浮かびますでしょうか。私を含め、ほとんどの方が真っ先に頭に思い浮かべるのがミカン。言わずとしれた柑橘王国として全国的に知られていますよね。

果物以外には何かないのでしょうか?そんな疑問に対する回答として挙がるのが「鯛めし」。その歴史は古く、神功皇后の朝鮮出兵の際にも作られていたと言われています。西暦でいうと200年頃の出来事なので、実に1800年もの歴史があることになります。これはすごい!

松山市内、特に大街道や道後温泉を中心に多数のお店があります。メニューをよく見てみると、「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」の2種類があるらしい。何か違うのでしょうか?

松山鯛めし

最初に訪れたのは旅行雑誌でもおなじみの「秋嘉(あか)」。道後店に行ったのですが、カウンター席もありお一人様でも入りやすい雰囲気。

ここで食べられる松山鯛めしは、タイをまるごと米と炊き込み、ごはんとまぜて食べる炊き込みご飯タイプ。便宜上「松山鯛めし」と書いていますが、一般的に「鯛めし」と言われたらこちらを指すことが多いようです。

土鍋で20分ほどかけてじっくり炊き上げる鯛めしはものすごく美味!ふっくらとした鯛はもちろん、ごはんにもしっかり鯛の旨味が染み込んでいます。「炊き込みご飯でしょ」と甘く見ていたのですが、こんなにも美味しいのですか・・・!

そのまま食べて美味しい鯛めしですが、さらなる味変も可能。付いてくる大根葉やもろみ味噌などの薬味全部のせもまたいろいろな風味がプラスされてとっても美味。盛り付けにセンスが無いのはスルーしてください。

さらに、お出汁もついてきます。お椀によそった鯛めしにたっぷりかけてお茶漬けにも変身!あられと海苔は卓上調味料としてセットされているため、かけ放題です。

なお、秋嘉の鯛飯は御膳での提供なので天ぷらや鯛の刺身もついてます。また、宇和島鯛めし、鯛そうめん、じゃこ天、せんざんきなどご当地メニュー盛りだくさん。とりあえずここに来れば一通り楽しめそうです。

宇和島鯛めし

宇和島市、西予市など南予地方では、宇和島鯛めしと呼ばれるタイプの鯛めしがあります。今回は大街道近くにある「かどや」にて。丁寧な接客で雰囲気の良いお店でしたが、混雑が予想されるのでタイミングにはご注意。

宇和島鯛めしは、出汁と生卵を混ぜ、その中に鯛のお刺身や海藻を入れてまぜまぜ。それをご飯にかけて食べるというゴージャスな卵かけご飯。鯛の歯ごたえとほのかな風味がとっても美味しい。

宇和島鯛めしは、その昔、海賊が火の使えない船で刺身をご飯に乗せて食べていた漁師めしがルーツといわれています。様々なお刺身&タレ&卵をまぜて食べる「ひゅうが飯」という郷土料理があり、その鯛バージョンに限り宇和島鯛めしと呼ばれるようになったようです。

松山あぶり鯛めし

松山鯛めし、宇和島鯛めしとご紹介してきましたが、ここで「第3の鯛めし」があるとのウワサを耳にしました!

調べてみたところ、大街道と道後に出店している「おいでん家」というお店で食べることができるそう。最初大街道店に向かったのですが営業しておらず、その後に道後温泉散策ついでに道後店へ行ってみました。

コチラが第3の鯛めし「松山(まっちゃま)あぶり鯛飯」。ご飯の上にお刺身が乗せられており、松山鯛めしとも宇和島鯛めしとも異なる姿です。

このあぶり鯛飯の食べ方は2パターン!1つ目は、器にご飯と鯛をよそって、薬味とひしおダレをかけて食べます。ひしおダレはもろみ味噌みたいな風味の甘口で、蛋白な鯛の炙りと相性抜群。薬味にレモンがあるのですが、これが不思議なくらい合います。(※ひしおというのは麹を醤油に漬けて発酵させた調味料のことです)

2つ目は、同様に器によそった鯛飯にひしお+お出汁をかけて食べるお茶漬けパターン。ワサビをそえてさっぱりといけます。お出汁には鯛の旨味が凝縮されており、これだけ飲んでも美味でした。

お店のまとめと感想

今回食べたメニューは、いずれもとびっきりに美味しかったです!特に秋嘉で食べた炊き込みご飯タイプの松山鯛めしが想像以上のお味でした!以前愛媛県に来たとき、パックに入ったお手軽鯛めしを食べて「こんなもんかな〜」と思っていたのですが、やっぱりちゃんとした専門店で食べると全然違いますね〜。

愛媛県では様々なところで鯛めしを見る機会がありますが、せっかく食べるならちゃんとしたお店で食べるのをおすすめします。特に【大街道から松山城ロープウェイ乗り場にかけてのエリア】、そして【道後温泉エリア】にお店が多く集まっています。このあたりで昼食・夕食になるようにスケジュールを組むとスムーズにいけそうです。

気になることといえば、少々お値段が高めなところでしょうか。今回紹介したお店の鯛めしはいずれも御膳になっているため、お値段は1,500~2,500円程度。昼夜連続で食べ続けると、ちょっとお財布が圧迫されます。

今回訪問した3つのお店は、いずれも複数店舗があり、なおかつ複数の鯛めしを扱っています。さらっとまとめてみました。

秋嘉
店舗:大街道、道後
メニュー:松山鯛めし宇和島鯛めし、鯛そうめん等
かどや
店舗:大街道、道後、松山空港、宇和島
メニュー:宇和島鯛めし、宇和島さつまめし等
おいでん家
店舗:大街道(※要確認)、道後
メニュー:松山あぶり鯛めし宇和島風鯛めし、北条風鯛めし等

今回は有名なお店ばかりとなってしまいましたが、他にもたくさんの鯛めし屋さんがあります。いろいろな店をめぐって食べ比べてみるのも楽しそうです!

浮上する新たな鯛めし

ここまで書いていて気づいたのですが、おいでん家のメニューにある北条風鯛めしって何ですか・・・?

北条というのは、松山市北部の地域。そこにも通称「北条鯛めし」と呼ばれる鯛めしがあるそうです。気になるその調理方法ですが、松山鯛めしと同様に鯛とご飯を炊き込むタイプ。具材は入れずに、鯛と昆布だけで炊くシンプルなメニューのようです。

その歴史は古く神功皇后が朝鮮出兵の頃までさかのぼります。皇后が北条地区の鹿島明神へ戦勝祈願を行った際に、漁師たちが鯛でごはんを炊いて供えたのがはじまりとのこと。あれ、この起源松山鯛めしと同様ですね!

ということは、北条鯛めしは松山鯛めしのルーツと呼んでも良いのかもしれません。

北条鯛めし|北条の魅力|風早活性化協議会
北条鯛めしについてご紹介します。

おまけの鯛ラーメン

松山市内には鯛めしだけでなく、鯛ラーメンを扱う店舗もいくつかあります。鯛めしとは関係ありませんが、あまりに美味しかったので紹介させてください!

大街道の「錦」というお店で食べることができる鯛ラーメン「寿」。トッピングはチャーシュー、白ネギに加えて水菜とアラレという鯛めしみたいな組み合わせ。細めの麺ですが、歯ごたえはしっかりしてます。

そして、なんといってもスープが絶妙!丁寧に下処理された鯛から抽出されており、旨味がたっぷりつまっています。甘口な風味もまた食欲をそそります。

ついついスープまでぜんぶ飲み干してしまいました。これ、飲みの〆で食べたら昇天しそう。鯛めしはいずれも食事に時間がかかるメニューなので、さらっと食べたい方にもおすすめです。

コメント

  1. 匿名 より:

    120年も前に上梓された「坊ちゃん」に書かれているように、愛媛には温泉以外は褒められたものがない。

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