夜行バスで土佐の国へ ドリーム高知・徳島号(バスタ新宿→高知駅)

高知県

目的地に早朝到着するなら夜行バスがおすすめ!上手く利用すれば初日からがっつり観光を楽しむことができます。バスタ新宿を出発したバスは徳島を経由して高知へ。約12時間の長い旅のはじまりです。

【ドリーム高知・徳島号(JR四国バス)】
乗車日:2020/01/23
行程:バスタ新宿21:15→高知駅バスターミナル 8:53
座席:9C (2階中央右端の窓際席)
料金:11,600円

いつものバスタ新宿


今回の出発地は、新宿南口にかまえる巨大バスターミナル・バスタ新宿

以前は夜行バスといえば東京駅発着がメインでしたが、近年その役割を奪う勢いで活躍中。今ではすっかり東京のメインバスターミナルとなっています。様々な運行会社のバスが集うターミナルは、相割らず回転率がものすごい。ひっきりなしに訪れるバスは旅気分を引き立てます。

基本的にバスがやってくるのは出発時刻の10分前を切ってからのため、「早めに着いて乗車しておく」ということはできません。待合室のベンチが空いていることはほとんど無いため、あまり早めに着いていても逆に疲れてしまうことも。

こちらが今回乗車するドリーム高知・徳島号。JR四国が運行する2階建てのバスです。係員の人に座席と名前を伝えてチェックイン。バックパックはあえて預けず、抱えたまま2階の座席へと向かいます。なぜ預けないのかは、後程ご説明します!

おすすめのC列

JRの高速バス最大のメリットは、予約の段階で座席を指定することができる点。夜行バスで快眠できるかどうかは座席選びにかかっているため、ついついいつもJRバスを選んでしまいます。

今回私が選んだ座席は9C席。進行方向右側の列で、前から9列目、中央よりやや後方のシートです。

JRの2階建てバスは、左からA列B列C列となっているのですが、真ん中のB列にはパーソナルなカーテンがありません。A列、C列がカーテンを閉める中、吹きさらし状態になります。

A列はパーソナルカーテンありなのですが、B列との距離が近く、トイレなどに立ちにくいのです。

最も個室感が強いのはC列。通常、この列は人気なのですぐ埋まってしまうのですが、今回残り3席だったのに関わらず何とか確保できました!カーテンの幅が短いため完全なプライベート感は出ませんが、それでも無いよりはずっとマシなのです。

窓からの来る冷気が気になる人はあえてB列を選んでいたり、人が通路を通るのが気になる人はA列を選んでいたりと人それぞれ好みはあるかと思います。

おすすめの持ち物

「いつでもどこでも眠れます!」そんな人はきっと夜行バスも気楽に利用できるのではないでしょうか。しかし、そうでない人が夜行バスで快適に過ごすには様々なアイテムが必須・・・!ここでは、私がいつもお世話になっている道具をご紹介します。個人差があるので、役に立つかどうかはわかりませんが、参考までに。

エアクッション


夜行バスの定番アイテムの1つ。主に100円ショップのものが主流かと思います。

首に装備するのが普通かと思いますが、私はヒザに挟むという別の使い方を見つけました。こうすると、たとえ脚を伸ばせなくても、とっても楽なのです。以前夜行バスに乗った際に偶然発見し、それから首ではなく脚用に2つ用意するようになりました。

酔い止め


車酔いしやすい体質なので、これが無いと終わります。かつて夜行バスに乗車した際にはコレを飲み忘れていたため、気持ち悪くて寝ることもできずにツラい時間をひたすら過ごすことになりました。

ペットボトルの水

飛行機ほどではありませんが、基本的に車内は乾燥しています。バスタ新宿のファミマは混雑するので、事前に用意しておくのがおすすめ。

USBケーブル

JRの夜行バスは、ほとんどの場合各座席にはUSB専用の充電ポートが付いてます。コンセントタイプの充電器だと対応していないケースも多いため、USBケーブルがあると安心。とはいえ、今どきのスマホ充電器はケーブルと分離できるものがほとんどなので、忘れることはあまり無さそう。

アイマスク

夜行バスは、最後の停留所を経過してもしばらくは車内灯が付いています。また、最初の停留所に着くあたりからはずっと点灯状態となるため、安定した眠りがほしい方には必須アイテム。寝顔を見られたくない人にもおすすめ。

耳栓

私の経験上、いびきが凄い方は車内に1人は現れます。また、車内放送で起こされることも多々あります。普段から寝るときに耳栓をする習慣を付けておくと、すんなり眠りモードに入れるというメリットも。

マスク

前述の通り、車内はとっても乾燥するのでノドが弱い方は必須アイテム。今回は蒸気マスクを使用してみたところ、ラベンダーの香りがとっても心地良い。夜行バスは靴を脱いだ方の熟成した足の香りが充満することもあるので、香り付きはけっこう重宝します。

夜行バスの寝心地は・・・?

8回目となる夜行バスの旅。ここで唐突ですが、私の夜行バス履歴をまとめます!

1回目 大阪(広栄交通ナイトライナーα)
行程:バスタ新宿22:40~天王寺7:40
料金:8,400円
真ん中シートの1番前、カーテンは無く休憩の旅に人通りと冷気で起こされるという悪席に当たってしまいました。ほぼ眠れなかったので、次からは座席指定できるバスにすることを誓いました。

2回目 京都(JRバス プレミアムドリーム19号)
行程:バスタ新宿23:10~京都駅八条口6:35
料金:9,600円
ちゃんと座席指定してはじっこを選んだのですが、なぜかカーテンが無い席に。また、酔い止めも飲んでいなかったせいかやっぱり眠れず。

3回目 京都(WILLER BUS ニュープレミアム)
行程:バスタ新宿21:55~京都駅八条口5:25
料金:7,170円
電動ゆりかご機能もついたゆったりシートで、これまでに無い座り心地。スペースも広々と快適でした!ただし、休憩時の冷気には何度か起こされました。

4回目 姫路(神姫バス プリンセスロード)
行程:バスタ新宿22:30~姫路駅8:00
料金:9,900円
最後部のはじっこ、しかも空席だらけ、そして完璧なプライベートカーテンのおかげで爆睡できました!あえて荷物を足元に置き、その上に足を乗せるという不思議な体勢も良かったです。

5回目 高松(JR四国バス ドリーム高松1号)
行程:バスタ新宿21:35~高松駅7:06
料金:11,000円
これまでの失敗と成功を全て生かして快適な睡眠が取れました。ただひとつのミスは、ここで夜行バスマスターしたと思い込んでしまったこと。

6回目 名古屋(京王バス 中央高速バス9071便)
行程:バスタ新宿22:45~京都駅八条口5:54
料金:5,300円
うっかり4列シートにしてしまいほぼ眠れず。乗車時間7時間というのも、私にとっては短過ぎて熟睡しづらかったです。さらに1番前の席で、休憩時に毎回おこされました。

7回目 徳島(JR四国バス ドリーム徳島1号)
行程:バスタ新宿21:55~徳島駅6:41
料金:11,500円
3列シートカーテン付きにこだわり、なおかつこれまでの経験を生かした結果、大成功!

8回目 高知(JR四国バス ドリーム高知・徳島号)
結果は・・・・よく眠れました!!何度か体勢変更と喉の乾きで目覚めたものの、たっぷり睡眠をとることができました。
12時間という長い乗車時間も、逆にリラックスできた要素の1つ。例えば東京〜京都のような7時間くらいの場合「早く寝ないと睡眠時間がとれない」といった焦りが生まれてしまうのです。

また、「荷物をあえて足元に置く作戦」も私なりの快眠術。一見すると狭くて足の置き場に困りそうなのですが、荷物の上に足を乗せることで体を横に向けるちょっとした寝返りをうつことが可能となるのです

朝の高知駅散策


予定時刻の8:53より30分早い、8:25に高知駅北口に到着。バスを降りて最初に感じたのは・・・めっちゃ暖かい!!!

1月の朝、もっと冷え込んでいるかと思ったのですが、もわっとしていて心地良い。知らない街に急に来たような感覚と、わずかに残る記憶の懐かしさが混ざってワクワクがとまりません。

高知駅のトイレで身支度を整えます。レンタカーの貸し出し時間である9:30まではまだ時間があるため、少し駅周辺散策へ。ホームへ向かう階段は、アンパンマンが描かれたカラフル仕立て。駅構内に鳴り響く発車メロディもアンパンマンです。

アンパンマンの作者であるやなせたかしは高知県出身。駅周辺にはアンパンマンやバイキンマンなどの石像がたくさん並んでいます。

大きな3体の銅像も。こちらは坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太。幕末を代表する土佐の英雄たちは、令和となった今日も人々を見守っています。高知って銅像や石像が他県よりも多い気がするのですが、気のせいでしょうか。

まだ時間があるので、歩いてはりまや橋へ。これについては長くなるので次回まとめます。

レンタカーで室戸へ出発!

貸し出し時間が近づいてきたので、予約していたオリックスレンタカーの店舗へ。

今回の相棒はトヨタのVits。4日間お世話になります!

料金や他社との比較などは、前回の記事にて。

4日間の高知旅行の事前予約&高知に行きたかったワケ
旅に出たくなり、目的地に選んだのは高知県。旅行に向けて宿や交通手段の予約スタート!それぞれ選択した理由や苦悩の結果などについてまとめました。

さて、初日はどこへ向かおう。左下の四万十方面へ向かうには2時間ほどかかるため、今から向かうには出発時刻がちょっと遅い気がします。高知市内の観光地をめぐっても良いのですが、久々に車に乗ったのでもう少し遠くにドライブしたい気持ちも。そうだ、高知県の右下、室戸方面へ行こう!


次回は室戸、と見せかけて、レンタカー待ちの間にさらっと立ち寄ったはりまや橋について書きます!観光スポットとして有名な橋ですが、実は4つあるのご存じでしょうか。

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