長島 Part 1 ブーゲンビリアの丘と空中天望トイレ(長島町)

天草諸島

鹿児島県の北西に浮かぶ長島(ながしま)。車でアクセスできる離島であり、島内には様々な見どころがあります。今回はうずしおパーク、ブーゲンビリアの丘、マンダリンセンター、針尾公園をめぐってみました。

訪問日:2023/11/6(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

長島ってどんな島?

鹿児島県の北西、出水郡に属する長島。阿久根市と黒之瀬戸大橋でつなっているため、車でアクセス可能な島です。

天草諸島に属しており、橋でつながる諸浦島(しょうらじま)、伊唐島(いからじま)、船で行く獅子島(ししじま)と合わせて長島町を形成しています。

その大きさは南北約15km、東西約11km、面積90.79㎢。天草諸島では、天草下島、天草上島に次ぐ大きさです。なお、天草諸島の多くの島は熊本県ですが、この長島・獅子島・諸浦島・伊唐島は、鹿児島県の長島町に属しています。

うずしおパーク

長島の入口となる黒之瀬戸大橋。渡ってすぐのところにある「道の駅 黒之瀬戸だんだん市場」から少し上ったところにはうずしおパークがあります。

ここは黒之瀬戸大橋を一望できるビュースポット。全長は502m、竣工は1974年。以前は渡し舟によって渡っていた島ですが、この橋の開通とともに島の人々の暮らしは発展していきました。

名前の通り、渦潮(うずしお)が見られるポイントでもあります。満潮時から引き潮の時間帯に訪れると、海面に渦巻く様子が見えるそうです。

ブーゲンビリアの丘

さて、島内を進んで行くと、ブーゲンビリアの丘というスポットが見えてきます。ここは2017年にオープンした観光温室。白、赤、黄、ピンクなど約30種類 170本ほどのブーゲンビリアを見ることができます。入園料がかかる時期もあるようですが、訪問した11月は無料開放中でした。

温室の中に咲くブーゲンビリア。色鮮やかな光景は、一気に南国の気分にさせてくれます。

実はこのブーゲンビリア、花に見えているところは花ではありません。花びらのようなものは花を包む葉の一部で「苞(ホウ)」と呼ばれています。花はその中心の細長い部分。花とホウが数セット集まっています。

今まで何度も見てきたブーゲンビリアですが、初めて知りました・・・!よくある「本当の花はこっち」というパターン。本当の花が地味過ぎてあまり納得がいかないことが多いのですが、このブーゲンビリアは花っぽい見た目で納得でした。

日本マンダリンセンター

日本においてもっともポピュラーなミカン「温州みかん」。実はその発祥の地といわれるのがここ長島なのです!英語では “satsuma mandarin” とも呼ばれているそう。

そんなミカンのふるさととも呼べる島内、日本マンダリンセンターというみかんミュージアムが設置されています。誰が見ても柑橘類との関係を連想できるオレンジの外観はインパクト抜群です。

館内ではミュージックロボットのお出迎え。スタッフさんがスイッチを入れると、ポップなマンダリンソングとともに、果物や野菜たちが踊りだします。ちなみに2曲あります。

世界や日本のみかんの歴史、さらにはみかんのレシピや農家の作業などがわかる展示が広がります。内容はちょっと古めです。

こちらでは、生搾りみかんジュースの販売も行っていました!フレッシュな味をその場で楽しめる人気のサービスです。

空中展望トイレ・針尾公園

長島の北部に設置された絶景が楽しめる針尾公園。設置された展望台からは、すぐ近くの伊唐島や天草諸島を見渡すことができます。

この展望台、トイレがあるのですがその名も「空中展望トイレ」といわれています。

内部はこんな感じ。壁がほぼ窓ガラスになっており、パノラマを堪能しながら用を足すことができるのです。とっても開放的な仕上がりとなっており、何かに目覚めてしまいそうです。

本当はこのあと「小浜崎古墳1号墳・2号墳」「鬼塚古墳」「長崎鼻灯台公園」「長島観光グラスボート」などにも行きたかったのですが、今回の目的は「ながしま造形美術展」。ということで、次回はこちらについて書きますね!

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