御所浦島&牧島 Part 1 恐竜の島をレンタサイクルでめぐる

天草諸島

橋でつながる御所浦島と牧島は、多数の化石が発掘される恐竜の島。島内のあちこちには化石や恐竜モチーフのオブジェがたくさん。港で借りた自転車に乗り、約2時間でぐるっとまわってきました。

行程:棚底港13:30発ー御所浦14:00着/御所浦16:45発ー棚底港17:30
島での滞在時間:2時間45分(自転車は2時間)
往復運賃:800円
訪問日:2019/10/5(土)

御所浦島へのアクセス

多くの島が橋で繋がっており、本土から車でアクセス可能な天草諸島。中にはまだ架橋されていない離島もたくさんあります。今回訪れる御所浦島も、そんな離島の1つ。

御所浦島へは、本渡港、棚底港など複数の港から船が出ています。車がある方は一番本数が多い棚底港がおすすめ。車が無い方は、熊本市街地からバスで行ける本渡港が他の天草観光と組み合わせやすいのではないでしょうか。鉄道の三角駅からアクセスできる三角港からも船が出ていますが、本数は1日2本と少ないのでご注意ください。

今回はレンタカーでまわっているため棚底港を利用しました。船の待合室には化石の展示があり、まだ島へ渡っていないのに早くも古代の香りが漂ってきました。

棚底港から御所浦への船は1日11本ととても多い。これは日帰りで島へ渡る人には嬉しい本数。例えば1日4本だと、日帰りで利用できるのは実質2本だけだったりすることもあるのです。

所要時間は船の種類や途中経過する港の数にもよりますが約20〜30分ほど。カーフェリーの場合は45分かかるようです。

ちなみに棚底港の駐車場は有料のコインパーキング式。ただ、12時間とめてもたったの100円という、ほとんど気にならない料金です。

船は横浦島の与一浦港と横浦港を経由してから御所浦島へと向かいます。間違えて横浦島で下船しないようにご注意ください。

「しおさい館」でレンタサイクル

港にある観光物産館・しおさい館。おみやげや海産物、観光案内所を兼ねた、小さな道の駅のような施設。

ここではレンタサイクルもやっています。普通の自転車は1日500円、電動自転車は2時間500円&以降30分毎に100円。

今日はとっても暑いので、汗だくで自転車を漕ぐのはちょっとしんどいです。迷うことなく電動自転車にしました!

基本的に島の道路は海沿いなので起伏はほとんどありません。時間に余裕がある方は普通の自転車でも全然問題無さそう。ただし日陰は少ないなので、暑い日は帽子などの日よけアイテムがあると良いです。

御所浦のすぐ隣にある牧島へは、中瀬戸橋を渡って自転車でもアクセスすることができます。こちらも合わせてめぐります。

なお、港の目の前にある白亜紀資料館に行く予定の方は、先にそちらに行ってから自転車を借りた方が、レンタル時間を節約できます!

化石にさわれる!「白亜紀資料館」


港の目の前にある化石を展示している博物館。御所浦島のメイン観光スポットの1つです。

開館時間:8:30〜17:00
休館日:月曜
入館料:200円

館内には御所浦で発見された化石や世界の化石が並んでいます。真面目な展示ですが、解説文やイラストがあるので、あまり化石に詳しくなくても楽しめます。

特に恐竜の分類解説がとってもわかりやすい。ティラノサウルスなどな獣脚類、カマラザウルスなどの竜脚類、ステゴサウルスなどの装盾類などなど、ありそうでなかった展示です。

こちらの赤い布が敷かれているのは日本最大級の大型肉食恐竜の歯の化石。欠けている部分を復元すると10cmになり、推定10m以上の大型の恐竜だったことが予想されているそう。

このさわってみようコーナーは罠です。だってこの化石は〇〇。気をつけてください。

階段には、地元の小中学生が描いた恐竜の絵。小さい頃にたくさん恐竜の絵を描いていたのを思い出しました。

御所浦の子供たちはきっと恐竜に親しんで育つのでしょう。世間一般の子供の恐竜人気ランキングはティラノサウルス、トリケラトプスなどが並びますが、ここ御所浦で同じランキングを作ったらどうなるのだろう。きっとマニアックなラインナップになるのではないでしょうか。

クラゲ大量!伝馬舟乗り場


海沿いを走り、中瀬戸橋を渡ると牧島という島へ渡ることができます。

海を眺めながら走っていると、小さな舟が目に入ります。


こちらは、かつてどこの集落にもあったという手漕ぎ舟・伝馬舟(てんません)。牧島の長浦の湾には、そんな伝馬舟が今も残されています。

桟橋には木でできたオールも置いてあります。予約すれは、1,000円で櫓漕ぎ体験ができるらしい。

ふと海を見るとクラゲ大量!波一つ無い静かな入江でふよふよと漂うクラゲたち。ずっと見ていられそうな光景です。

もし海に落ちたらタイヘンだ!と思いきや、こちらはタコクラゲ。素肌さえ出していなければ、あまり問題ないらしいです。

巨大な化石「アンモナイト館」


港から自転車で約25分、牧島にあるアンモナイト館に到着しました。

「館」とつくので博物館的な施設を想像していたのですが、アンモナイトの化石を展示しているだけの小さな小さな保存室。アンモナイト一本勝負です。

温室効果で灼熱の展示室。中には木箱があるのですが、開けてみると空っぽ。

あれっと思い、中を覗きこむと地層に埋まるアンモナイトの化石が!アンモナイト館は、なぜこんな町のはずれにあるのだろうと思っていたのですが、これは発掘された場所でそのまま展示しているからなのでしょう。


このアンモナイトの大きさは60cmと九州最大級。隣には大きさ比較のCDがあります。厳重に光を遮断しているのは、コケの発生を抑えて化石を保護するためだそう。

このアンモナイトはユーパキディスカスという種類。8500万年前も昔に暮らしていたそうです。ジオツーリズムガイドに申し込めば、この地下に降りることができるらしい。

実は隠れた猫の島


御所浦をまわっていて気がつくのは、とにかく猫が多い!
日本各地には大量の猫が暮らしている猫島と呼ばれる島がたくさんあります。
おびただしい猫の群れ、とまではいきませんが、どこにいっても猫がスタスタ歩いている姿を見かけました。どの猫も人馴れしており、近づいても全然逃げません。

しおさい館の人の話では、フェリーに忍び込んで島に渡ってきたネコもいるらしい!近年では都会を捨てて各地の離島へ移住する人が増えてきているらしいですが、まさかの移住ネコもいるんですね。

島に隠れた恐竜たち

御所浦島と牧島の島内には、あちこちに恐竜の模型や骨格のオブジェが設置されています。様々な恐竜がそろっているので「恐竜めぐり」に挑戦してみるのも御所浦島&牧島の楽しみ方の1つ。

詳しくはコチラの記事に続きます。

御所浦島&牧島 Part 2 島内に隠れた恐竜を探せ!
御所浦島と牧島には、各所に恐竜の骨格や模型が並んでいます。そんな「恐竜めぐり」をしてみるのもこの島での楽しみ方の1つ。観光スポットを回りながら見つけた恐竜たちをまとめてみました。

コメント

  1. 片山 篤史 より:

    バイクでフェリー料金いくらですか?

    • chihiro chihiro より:

      バイクは載せていないのでわからないです。すみませんー!

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