慶應生のソウルフード?伝統のカレーを食す『山食』(港区・三田)

東京都(23区)

慶應義塾大学にいくつかある学食の中で、最も歴史のある「山食」。名物のカレーは自家製のルーがどこか懐かし区感じるメニュー。リーズナブルのお値段と、落ち着く雰囲気も魅力的な学生食堂です。

訪問日:2025/7/26(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

歴史ある学食

慶應義塾大学の三田キャンパスにある山食は、昭和12年(1937年)創業と学内で最も古い歴史を持つ学生食堂。三田キャンパスは高台にあるため、「山の上の食堂」が略され、いつしか「山食」と呼ばれるようになりました。

南門をくぐり、左に曲がった先にある西校舎。山食はこの中に入っています。

館内を進むと山食の入口に通じる階段を発見!目立たない入口ですが、随所に案内板があるので迷うことはなさそう。

3列に並んだテーブルがいかにも食堂の雰囲気。土曜日の訪問でしたが、けっこう混んでますねー。

学食なので学生ばかりかと思いきや、研究者っぽい人や、一人で来ているおばさんなど客層は様々。部外者一人でもぜんぜん入りやすい雰囲気でした。

リーズナブルなメニュー

注文はこちらの食券機にて。現金を入れると、プレートがでてくるタイプです。

近くにはレトロな食品サンプルも置かれています。ポークソテー550円、アジフライ定食500円、ハンバーグ定食500円・・・。

安すぎませんか!?

さすが学食、都内の食堂の相場を大きく下回るリーズナブルなお値段です。

名物はカレーライス420円とのこと。せっかくなので、+200円でカツカレーにしてみました!ちなみに大盛りは+100円です。

懐かしい味のカレー

こちらがカツカレー。ワカメとネギのお味噌汁つき。福神漬はセルフでのせ放題です。

手作りというルーはサラサラとしたタイプ。タマネギがたっぷり、ときおり薄切りの豚肉も顔を覗かせます。

気になるお味ですが、これぞ昔ながらの味といったカレー。あっさりとしたタイプで、甘口な中にほのかな酸味を感じます。初めて食べるのに懐かしく感じるのは、給食で食べていたカレーに近いからかもしれません。

カツは薄く細いタイプ。お肉は小さめですがサクサクした衣の食感が良い感じ!

量はそれほど多くなく、少食な私でもサクッと食べ切れるボリュームでした!

お土産も販売

さてさて、そんな山食カレーですが、レトルトカレーも販売しております!お値段は220g3個で1,500円。

パッケージに描かれているのは3代目谷村忠雄さん。優しさあふれる笑顔が魅力的です。「金曜日の味」と書かれていますが、これは塾生から生まれたコトバ。週の初めにつくられた自家製のルーは日々寝かされ、金曜日に最もコクが出ることが理由であるそう。

さらに、カレー皿も2,000円で販売しています。レトルトカレーと合わせて、超変化球なお土産にいかがですか?

余談ですが、「カレー」というコトバを日本に初めて紹介したのは、慶応大学の創始者である福沢諭吉であるそう。万延元年(1860年)の咸臨丸によるアメリカ訪問に同行した諭吉は、英語と中国語の辞書を購入。訳語と発音を記した「増訂華英通語」を出版します。その中に”Curry”の単語が掲載されているそう。ちなみに発音はカタカナで「コルリ」という表記をしていたとのことです。

アクセスと営業情報

・JR線の「田町駅」より徒歩8分
・都営地下鉄三田線・浅草線の「三田駅」より徒歩7分
・都営地下鉄大江戸線の「赤羽橋駅」より徒歩8分

営業時間 11:00~14:00
定休日 日曜
公式サイト https://www.keio.ac.jp/ja/about/campus/mita.html

※掲載の情報は2025年6月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました