フレンドリーな海獣たちと思いっきり遊ぼう!『伊勢シーパラダイス』(伊勢市)

三重県

夫婦岩で有名な二見浦に建つ水族館。イルカとボール遊びしたり、セイウチにしばかれたり、カワウソと握手したりと生き物との距離がとっても近いのが魅力。展示に書かれた案内板もユーモアがきいていて遊び心たっぷりです。

訪問日:2018/8/4(土) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

伊勢の水族館

伊勢市の海辺に建つ伊勢シーパラダイス。かつては「二見シーパラダイス」という名でしたが、2016年に伊勢シーパラダイスへと名称変更されました。

館内に入るとすぐに広がる熱帯雨林!高温多湿な環境では、カラフルな熱帯魚や、南アフリカに暮らすケープペンギンたちのお出迎えです。

水槽が並ぶ展示室は照明が少し暗めに設定されています。ちょっとしたアジト感が漂いわくわくします。

イルカとあそぼう

伊勢シーパラダイスの大きな魅力が海獣たちとの距離の近さ。中心となる海獣広場では、様々な動物たちとふれあうことができます。

ボールをくわえたバンドウイルカがいました。このイルカ、加えていたボールを水に浮かべると、そっと人の方へ流してきます。そして、少し離れたところで口を開けて待機。

え!?もしかして、「投げろ」ってことでしょうか?

受け取ったボールを軽くイルカめがけて投げてみると、見事にキャッチ!そして、すぐさま投げ返してきます。

そう、ここのイルカは人をみつけるとキャッチボールをせがんでくるのです!!

フレンドリーなところはもちろんカワイイのですが、いきなり人に向かって投げてこないところにイルカの優しさがにじみ出てます。

ということで、キャッチボール開始!なんかイルカと通じ合えて楽しい!軽い気持ちで遊んでいると、ラリーが続くたびにイルカの投げ返しスピードがどんどん早くなっていきます。これ、けっこう難しいです!!!

スピードについていけなくなってくると、イルカはボールを加えて壁の方へ行き「壁当ての個人練」をはじめてしまいます。見捨てられたような気がして、非常に切ない気持ちになってきました・・・。

キャッチボールをしてくれるかどうかは「完全にイルカの気分次第」とのこと。まったく遊んでもらえない可能性もあるので、できたらラッキー!くらいで挑みましょう。

セイウチのショータイム

おっきなセイウチがのそのそと登場。「セイウチお散歩タイム」がはじまりました。

バシンバシン地面を叩きながら、ポンっと投げキッスしながら、口笛も吹きながら歩きまわるセイウチたち。体が大きいので、小さなアクションでも迫力が凄いです!!!

選ばれた観客の一人は、「厄払い」という名の闘魂注入を受けることができます。しっかりとガードが当てられた上で、バシーンとヒレアタック。セイウチにしばかれる経験なんてここでしか味わえないのではないでしょうか。

なお、この闘魂注入セイウチの「ヒマワリ」は、全国の動物園・水族館のヒレアシ動物から人気No.1を決める「ヒレアシ甲子園」の第一回(2018年)にて見事優勝を果たしています。

この「セイウチお散歩タイム」、セイウチの体調により外に出てこない場合もあるそうです。また、そもそも行っていない日もあるようです。詳しくは公式サイトにてご確認ください。
イベントスケジュール | ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス ISE Sea Paradise
ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイスの公式ホームページです。

カワウソも見逃せない

ツメナシカワウソとの握手もできます!ふにふにしてます!

いまや日本各地の水族館で見かけるカワウソとの握手、実は最初にこの仕掛けを生み出したのはここ伊勢シーパラダイスであるそう。

先ほどのヒレアシ甲子園のように、日本各地で飼育されているカワウソの中で行われる人気投票「カウウソゥ(総)選挙」という企画があります。

ここで飼育されていたツメナシカワウソの「ブブゼラ」は2017年の第一回にて見事第1位に選ばれました!さらに翌年の2018年に行われた第二回では「きらり&ひかり」が続けて優勝。

セイウチもカワウソも日本一だなんて、シーパラダイスすごい!!

海底ごろりんホール

館内の大水槽。一見すると普通の水槽ですが、なんと座敷席が設置されています。

その名も海底ごろりんホール。マットが敷いてあるので、靴を脱いでくつろげます。ソファーや、人をダメにするビーズクッション、水槽テーブルつき。ニューエイジミュージックのようなBGMも流れているため、極上のリラックス空間が出来上がっています。

水槽を泳ぐのはギンガメアジやウミガメたち。遠くから寝転がっても見える大きな魚ばかりが集められています。

休んでいる人、寝ている人、ポケモンGOやっている人。私が訪問した際は、お父様方の休憩所となっておりました。ほとんどの人は魚なんて見てないようで少し寂しいですが、貴重な癒しの空間となっているのかもしれません。

楽しすぎる館内展示

インパクトのある海獣ばかりに目が行ってしまいますが、実は館内に貼られた掲示物もユーモアたっぷりでかなり楽しめます!

何もいない水槽に見えますが、これはカスザメ水槽。カスザメは常に砂にもぐっているため、「世界一つまんない水槽」となっています。

この水槽に貼られていたのが『※人気のない水槽は展示替えになってしまいますので、カスザメの事を思っていただける方は、とりあえず盛り上がってください。・・・そんな無茶な!!

ポケモン風に描かれた案内板。水槽だけでなく、まわりに書かれた説明がとても遊び心あふれています。ヒトデを溶かしながら食べるフリソデエビの得意技はもちろん「ようかいえき」です。

イセエビとタコとウツボは3角関係。タコはイセエビを食べる、イセエビはウツボの巣穴に逃げる、ウツボはイセエビを食べずにタコを食べます。

ウツボは天敵がいなく最強!・・・かに見えましたが、そんなウツボにも天敵が・・・それは濱口優!3角関係の真ん中に鎮座していました。

このあとは、シーパラダイスのすぐ近くにある二見興玉神社へ歩いて向かいます!

アクセスと営業情報

JR二見浦駅より徒歩20分。近鉄線の駅からは少し離れているためバスに乗る必要があります。近鉄鳥羽駅より約12分、もしくは伊勢市駅より約46分のバス停《夫婦岩東口》下車後、すぐ。

以前は近鉄のスーパーパスポート「まわりゃんせ」対象施設でしたが、今はそこから外れているのでご注意ください。

開館時間 9:00~16:30 ※季節によって変動あり
休館日 月曜
料金 2,100円
公式サイト https://ise-seaparadise.com/

※掲載の情報は2022年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

  1. […] 伊勢シーパラダイスから徒歩約5分なので、合わせての訪問がおすすめです! […]

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