通潤橋のそばに隠れた大瀑布『五老ヶ滝』(山都町)

熊本県

通潤橋へ訪れたら、ぜひ足を伸ばして訪れたいのが五老ヶ滝(ごろうがたき)。木々に包まれた巨大な空間に垂直に流れ落ちる滝は大迫力。通潤橋の影に隠れていますが、引けを取らないレベルの見応えがあります。

訪問日:2023/11/5(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

通潤橋のその先へ

特定日に開催される放水を狙って訪れた通潤橋。観覧料を支払い、橋上見学に向かったのが前回のお話し。

迫力のウォータスプラッシュ『通潤橋』(山都町)
国宝にも指定された歴史のある石造りアート橋。内部は水が流れており、橋の中央から水を放水する姿を見せてくれます。放水日と時間は決まっているので、事前に確認してから訪問するのがおすすめです。

渡った先を進んでいくと、茅葺き屋根の風情ある小屋が見えてきます。こちらは御小屋(おこや)といい、通潤橋建設の際に監督小屋として使用されていた施設。その後は会議室、資料室としての利用もあったようですが、現在はしばらく使用されていない雰囲気です。

さらに先へと進むと、布田神社があります。こちらにも駐車場と仮説の橋上観覧受付が設置されていました。今回利用した「道の駅 通潤橋」はかなり混雑していましたが、こちらはがらがら。きっと穴場の駐車場です。

少し辺りを散策していると「五老ヶ滝」の滝展望所まで160mという案内板を見つけました。せっかく近くまで来ているので、立ち寄ってみることに!

五老ヶ滝の展望所へ

布田神社近くの車道からは緩やかな斜面を下って行きます。きれいに整備されており、とっても快適な道です。

すぐに滝の展望所が見えてきました。ベンチもあって開放的な雰囲気。ちなみに通潤橋を渡ったところからここまでは5分ほどです。

ここから見える五老ヶ滝がこちら。

めっちゃ大きくないですか??

五老ヶ滝は、山都町の多くの滝の中では最大級の規模。50mの高さから滝壺へと落ちる姿が迫力満点です。

もっと小規模なものをイメージしていたため、良い意味で想像を裏切られた気分。通潤橋の影に隠れていますが、引けを取らないレベルの見応えがあります。

吊橋から見る五老ヶ滝

先へ進むと吊り橋もあります。展望所から30mほどとすぐ近くなので、ここまで来たら見ていくのがおすすめです。

この吊り橋からは、滝がばっちり見渡せます。ただし、けっこう揺れるので高所恐怖症な方は要注意かもしれません。

上手く調整すれば、ほぼ正面から滝を見ることができます。やっぱりこの滝めっちゃ大きいです。

この吊り橋を渡った先にも遊歩道が続いており、しばらく歩くと通潤橋まで戻ることができるそうです。このまま進むかどうか迷ったのですが、吊り橋を渡る手前にあった滝壺への道が気になったので引き返すことにしました。

滝壺から見上げる

滝壺までは、こちらの細い道を下って行きます。整備はされていますが、ぬかるむ箇所もあるのでご注意を。

吊り橋から5分ほど下っていくと滝壺に到着。周囲を岩の壁に囲まれており、ちょっとした秘密の場所といった雰囲気。そんな空間の中央に流れ落ちる五老ヶ滝水。水しぶきを上げて落下する姿は、上から見るよりもずっと迫力あります。

天気が良いと滝壺に虹を見ることができます。写真ではわかりにくいのですが、滝の落下地点近くにうっすらとレインボーが浮かんでいました。

通潤橋への帰り道

さて、滝壺の道を上った先、吊り橋に戻らず先へ進んでみることにしました。

自然の中の道を進んで行くと、小さな小屋が。こちらでは水神様が祀られているようです。

気がつけば辺りは竹林に。風流な笹の香りが漂います。

竹林を抜けると舗装路が見えてきます。通潤橋はいったりどっちでしょうか?そう思ったのですが、よく見ると写真右の建物は一番最初に見た「御小屋」ですね!ということで、無事通潤橋を渡った先のポイントへと帰ってくることができました。

今回のルート【御小屋→滝展望所→吊橋(渡り切らず引き返し)→滝壺→御小屋】で、およそ30分通潤橋へ訪れて、30分程度時間に余裕がある方は、ぜひぜひ足を伸ばして迫力の五老ヶ滝を見に行ってみてくださいね。

道の駅までは、またまた通潤橋を渡っていきます。放水も終わり、すっかり人がいなくなった通潤橋もまた味があります。

アクセスと駐車場情報

今回私は前述の通り「道の駅 通潤橋」から、通潤橋を渡ってめぐりました。ただし、通潤橋の橋上見学は「放水日の10:00~15:00」と決まっています。

それ以外の期間に訪問する場合、放水日でも混雑を避けたい場合、もしくは滝だけを見たい場合は、こちらの布田神社周辺の無料駐車場に利用すると、滝までスムーズにアクセスできます。

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