隠岐諸島の旅のはじまり『フェリーくにが』乗船記(七類港~来居港)

隠岐諸島

隠岐諸島への旅のはじまりはフェリー乗船記から!七類港から島前三島へ向かう場合にお世話になるのがこちらのフェリーくにが。船内はとっても広々としており、いろいろな設備も充実しております。ゴザや毛布に加えて、ちょっと意外なものもレンタルしてました・・・!

訪問日:2022/5/1(日)

航路と時刻表

フェリーくにがは、島根県の七類港と、隠岐諸島を運航するフェリー。船の長さは99.5m、旅客定員は848名という大型のフェリーです。

七類港を出たあとは、知夫里島の来居港、西ノ島の別府港、中ノ島の菱浦港、島後の西郷港と、隠岐諸島各島の港へもれなく寄港します。

時刻表はこんな感じです。

フェリーくにがの時刻表(※2022年5月時点)

七類港(松江市) 来居港(知夫村) 別府港(西ノ島町) 菱浦港(海士町) 西郷港(隠岐の島町) 七類港(松江市)
出発 到着 出発 到着 出発 到着 出発 到着 出発 到着
9:00 11:30 11:35 12:05 12:20 12:40 12:50 14:00 15:10 17:35
■「フェリーおき」との違いは?
七類港から隠岐諸島へ向かう航路は、フェリーおきも運航しています。こちらは七類港9:00発と、フェリーくにがと出発時刻が30分しか変わりません。この2つの違いは寄港する島の順番。島前→島後とめぐるフェリーくにがに対して、フェリーおきは島後→島前。そのため、島前三島へ向かうならばフェリーくにが、島後(隠岐の島町)へ向かうならフェリーおきと乗り分けるのが良さそうです。
※フェリーおきは来居港(知夫村)には寄港しないので要注意!
■高速船レインボージェットとの違いは?
同じく隠岐諸島へと向かう高速船レインボージェット。お値段は倍近くしますが、フェリーよりもずっと短い時間で島へ行くことができます。しかし、七類港発の時間は16:50と遅め。また、島後(隠岐の島町)と西ノ島(西ノ島町)にしか寄港しません。そのため、本土から知夫里島(知夫村)、中ノ島(海士町)へ直接向かう場合はフェリー一択となります。
※繁忙期は予約が必要となることもあるようです。

インパクトある七類港

フェリーくにがの乗船場となる島根県松江市の七類港。めっちゃインパクトある外観の隠岐汽船ターミナルは「メテオプラザ」という施設で、売店やお風呂、かつて美保関へと落下した隕石展示施設メテオミュージアムなどが入っています。

なんと駐車場は無料!大事なことなのでもう一回。駐車場は無料です!

ターミナルは1階が乗船受付。切符購入の際には、氏名や住所などを記入する乗船票が必要なので、時間には少し余裕を持っていきましょう。

エスカレーターで2階へ登ると、フェリー乗船口までタラップが続いています。屋外に出ることなく船に乗れるのはありがたいです。

雑魚寝な2等の座席

今回利用した2等席は、いわゆる雑魚寝スペースです。GWの訪問でしたが、足の踏み場もない、なんてことにはならず、それなりに距離を保って座れました。30円で貸毛布もレンタルできます。

上のフロアには2等席のラウンジもあります。テーブル席もあるので、食事やパソコン作業するときはこちらがおすすめ。船内図を見る限り、かつてはレストランであった場所のようです。

船内ではゴザの貸し出しも行っており、通路などで寝転がって過ごすこともできます。座る席が無いほど混雑したとき用かと思いきや、座席には余裕がある状況でも利用している人がけっこういました。

気になるお値段ですが、本土~隠岐の2等運賃が3,510円(※2022年5月時点)。隠岐諸島のどの島で降りても同じ料金なので、とってもわかりやすいです。

ちなみに、2等以外の席はどんな感じでしょうか?

2等以上は特2等4,520円、1等6,360円と続きますが、2等と同様に雑魚寝スタイルのようです。その上の特等7,930円と特別室8,890円は和室と洋室がそろった個室となるので、ラグジュアリーな船旅が楽しめそうですね。

(とはいえ2等席の倍以上のお値段。乗船時間は昼の2時間ほどなので2等で充分な気がしてしまいますね。)

いろいろそろった船内設備

売店では、お菓子や飲み物、パン、カップヌードルなどを販売。隠岐民謡のCDや隠岐のおみやげもちょっとだけあります。この売店は、島前〜島後間は閉店しているようなので御注意を。本土〜隠岐間ではずっとやってました。

船内にはトイレ、シャワー、喫煙室、そしてゲームコーナーもあります。

ゲームコーナーが意外と広い!スロットやクレーンなど、今のゲーセンでは見かけないようなレトロなラインナップ。利用している人はいませんでしが、これを楽しみにしてる人もいるのでしょうかね。

他にはキッズスペースなんかもあります。お子様連れの方には嬉しい設備、なのでしょうかね。

こちらはクジラの目撃情報。令和元年で29回、平成30年で55回も!グラフを見る限りでは7〜8月が多いようです。夏場に乗る方は、クジラ探しチャレンジしてみては。

 

風が気持ち良い屋外デッキ

もちろん屋外のデッキエリアも出入り自由。座席が並ぶフロアは、常に誰かが座っていました。外を眺めて過ごしたい人はここがお気に入りな様子。

階段で上へ進むと、広々としたスペース。ここにゴザを広げて日向ぼっこしてる人の姿も。沖縄から奄美大島までフェリーで行った際、日焼けしたくてずっと日向で寝転がっていたことを思い出しました。

屋外デッキは船体後方がメイン。前方の景色を見ることができる場所は無く、基本的には航跡波を眺めて過ごす感じです。

さて、約2時間の航海は船内を散策したり、朝ごはんを食べたり、海を眺めたり、ブログを書いたりしているとあっという間。フェリーは知夫里島に到着です。

最後に、船内で見つけたユニークな貼り紙を置いておきますね。

300円で囲碁将棋もレンタルできます!

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