京浜工場地帯の工場夜景を海上から見ることができるナイトクルーズ。地上からはなかなか近づけない工場に接近、ミステリアスな世界を感じることができます。丁寧でわかりやすい解説もあり、満足度の高いアクティビティです!
赤レンガ発のクルーズ
関東屈指の工場夜景スポットとして知られる「京浜工場地帯」。東京〜神奈川を中心としたに大規模な工場地帯であり、特に横浜・川崎エリアには埋立地に多くの工場が密集しています。
そんな工場夜景を海上から見ることができるのが工場夜景クルーズ。いくつかの会社が、それぞれ異なる出発地にて運行しています。
今回はたまたま優待をいただいたので、リザーブドクルーズが運行する「工場夜景ジャングルクルーズ」に参加してみることにしました。料金は6,000円、所要時間は90分。出発時刻は時期によって17:00~19:00の間で変動します。今回乗船した1月後半は17:00からでした。
乗船場所はぴあ赤レンガ。赤レンガ倉庫の奥にある桟橋なので、早めに到着しても時間つぶしは容易です。

30分前から桟橋入口にスタッフさんが現れ、受付がスタート。予約者名を告げると、こちらの乗船券をいただけます。

乗船券に記されたQRコードにアクセスすると、運行ルートと見所の案内が。事前にある程度流れが把握できるのでめっちゃ便利ですね!(先にこっそりお伝えしますが、⑪と⑭がハイライトです)

今回乗ったのはOCEAN BLEU(オセアンブルー)という船。定員140名の大型クルーザーです。

ラグジュアリーな船内
受付を済ませて船内へ乗り込みます!広々とした1回席は、テーブル席やソファ席もあります。暖房が効いておりとってもあったかい。トイレも男女別で備えています。

数に限りはありますが、ロゴマーク入りブランケットの貸し出しもあり。

船内にはバーカウンターも備えておりドリンク購入も可能。アルコール、ソフトドリンク、ちょっとしたおつまみがあります。

2階は屋外席。屋根があるので、多少の雨でも大丈夫です。縁がフェンスではなくちゃんと壁になっている点も、風の吹き抜けが少なくてうれしいポイント。

2階の船尾席には眺めのよいシートも。ただし、屋外はやっぱり寒いです!特に船が動き出すと風が冷たい!

船内は自由席なので、船が動いたら移動してもOK。ということで、よほど混雑していない限りは船内で待機、工場夜景ポイントについたら屋外へ移動するのが良さそうです。
夕景に並ぶ工場群
出港すると、後ろに広がるのは横浜の夕景。赤レンガ倉庫やランドマークタワー、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルなどのランドマークがたっぷり。

運行中はおじさんがマイクを使って見える景色の解説をしてくれます。横浜ベイブリッジに隠れた「H」と、鶴見つばさ橋に隠れた「Y」など、面白い話がたっぷり。
徐々に見えてくるのは扇島の工場群。「JFEスチール東日本製鉄所」の赤と白のチェッカーフラッグ模様のガスホルダーなどが見えてきます。

こちらは建築中の橋。東扇島には現在海中トンネルがありますが、それに加えて橋の建設が進められています。

「東亜石油東扇島オイルターミナル」には白いタンクがずらり。反対側にはタンカーが停まっているそうです。

そろそろ日が暮れてきましたね!!!
煌めく工場の明かり
細い運河へと入っていきます。そこにあるのは「東亜石油京浜製油所」。

ここではかなり工場に接近!おそらくこのクルーズで最初のハイライトです。
並ぶ煙をあげる煙突が夕焼け空に並ぶノスタルジックな景色。炎が出ているところはフレアスタックと呼ばれており、有害なものを一度燃やして気化させています。

目立っているのは「川崎天然ガス発電株式会社」。京浜工業地帯で唯一の青い光が見えますが、その理由は謎とのこと。一説によると映え意識とも言われているそうです。

無機質で幻想的な光
次の見どころはまた細い運河へ。鼻をつく臭いが漂ってきます。
2番目のハイライトは「RESONAC川崎事業所・扇町地区」。京浜工場地帯で3本の指に入るほど光が密集しているポイント。工場用の薬品などを製造しているため、臭いが漂っていることが多いそうです。

ここで船はUターン!ぐるっと旋回する際も工場に接近するのでシャッターチャンスです!

最後にあの駅も見れる
ひととおりの工場見学を終え、あとは赤レンガ桟橋へ。帰路もスタッフさんの解説は引き続き行われています。
工場撮影タイムは終わったので、船内席にいると、「東芝の工場」が見えますとのアナウンス。あれ、まさか!と思っていると、その手前にあるのが「海芝浦駅」との案内が。

鶴見線の終点である海芝浦駅は、東芝の専用駅。社員証がないと改札を出ることはできませんが、誰でも駅に行くことはできます。
独特の情緒を感じる駅であり、遠くに行きたいけど時間もお金もないときに行くのにおすすめなスポット。私も実は何度か訪問しております!

乗ってみた感想
そんな感じでクルーズは終了。最後に限定パッケージの「横濱ハーバー」もらっちゃいました。

以前、もう少し小型船の工場夜景クルーズに乗船したことがあったため「大型クルーザーだと臨場感が足りないのではないかも」と思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした!要所要所では接近してくれるし、何より2階席の高い位置から見られるのが写真を撮りやすくてよかったです。
気になっていたのは寒さ。1月末の参加だったため乗船前はとっても不安でしたが、移動時以外はそれほど風が吹いていなかったのでそこまでヤバくはなかったです。屋内席にもスタッフさんの案内はしっかり聴こえるため、外で見たくなったら屋外席へ、それ以外は屋内席であったまれば全然平気でした!
クチコミを見ると「屋外席をキープするには早めに乗船場に並ぶ必要がある」といった記載を見かけましたが、私が乗船したときはみなさん自由に動き回っていたので、席キープの必要はあまり感じませんでした。おそらく乗船人数が60名程度でゆったりしていたのと、真冬につき屋外キープする人が少なかったためかと思われます。「左右どちら側に座る?」というクルーズあるあるな悩みも、移動しながら見るのであまり気にしなくて良さそうでした。
スタッフさんの解説が凄く良くて、各ポイントの説明はもちろん、「一番の見どころ、損はさせません」「次の見どころまで移動時間があるので、寒くなった方は船内で温まっててください」などとアシストしてくれる感じがとってもステキ。ぜひまた違う季節に乗船してみたいです。


コメント