呉より車でアクセスできる架橋離島。絶景の天狗岩や、赤鬼が目立つ名物お豆腐屋さんなどをめぐります。海上自衛隊の術科学校があることで知られる島ですが、只今の期間は見学不可でした。
橋でつながる江田島
呉市に属する離島・江田島(えたじま)は、本土と橋でつながっているため、車で行くことができる離島。音戸大橋で倉橋島へ渡り、そこから早瀬大橋を渡ってアクセスできます。広島駅からだと50分、呉駅からだとおよそ30分ほど。
広島市内にある宇品港、または呉港から船で行くこともできます。
江田島は広い島なので、船で行く場合は移動手段の確保が必要です。島内を運行しているバスもありますが、平坦な道が多いため自転車もおすすめ。各港・桟橋でレンタサイクルを行っており、サイクルマップも用意されています。
ネイビーロード
閉業している能美海上ロッジのすぐ裏手には、細い砂の道が海へと続いています。
この道は「ネイビーロード」と呼ばれています。ネイビーには「紺色」と「海軍」2つの意味がありますが、青い海に囲まれた海軍の島であるこの地では、どちらの意味でも当てはまるのが素敵です。
このネイビーロードの先は、海の上に立つ船霊社へと繋がっています。干潮時は歩いて渡ることもできるそうなので、渡ってみたい方は潮の確認をお忘れなく。
軍艦利根資料館
太平洋戦争で活躍した軍艦・利根に関する資料を展示する資料館。建物の前には、大きな錨やスクリュープロペラが横たわる。開館時間は8:00〜18:00となっております。
館内は一部屋だけのコンパクトな造り。1/100の軍艦利根の模型や、船内で使用されていた道具、乗組員の写真などが展示されています。基本的に無人なため、照明も自分でオンオフを切り替えるセルフスタイル。
なお、駐車場には人懐こくてかわいいネコがたくさん。車を停めるとその近くで寝転がっているので、発車の際には轢いてしまわぬようにご注意ください。
学びの館
久枝家旧宅を活用した観光案内所。入り口はメインの道路から細い道へ入ったところにあり、少々わかりにくいのでご注意ください。
休館日:火曜
料金:0円
スタッフさんがとても親切なので、江田島観光の際はここで周辺の観光情報を仕入れるのがおすすめ。館内にはちょっとした資料も展示されており、体験学習なども行っているそう。
海友舎
術科学校近くのファミリーマートの脇の細い道を進んでいくと姿を現す、真っ白に塗られた外観がかわいい建物。
大正時代に造られた洋館で、戦災を免れた建築物。かつて、曹長や軍曹といった下士官たちの娯楽施設「下士卒集会所」として利用されていました。
今では民間に払い下げ、海友舎という施設になっています。通常、内部は見学不可ですが、月に数回ワークショップや音楽イベントなどが開催されているそうです。
ふるさと交流館
学びの館、海友舎のすぐ近くにある施設。もともと海軍兵学校の学生が休日遊びに来ていた生徒クラブという施設があった場所に建つ観光案内所です。
休館日:月曜
料金:0円
1階では、観光案内所の他にレトルトの海軍カレーや江田島グッズなどのお土産や、レンタサイクルも扱っています。2階は小さな資料館。昭和の江田島を写し出した写真や海軍兵学校の外套、引き揚げられた戦艦陸奥の遺品なども展示されています。
第一術科学校
旧海軍兵学校の跡地に建つ、海上自衛隊の兵学校。1日3~4回、決まった時間に行けば見学も可能で、江田島を代表する観光スポットとして人気の場所です。
ただいまの期間は、見学会は休止中。これより先に進むことは許可されないため、遠くから眺めるだけでした。
なお、術科学校の周辺にはファミリーマートやバーが並びます。きっと海兵さんたちが利用するのでしょう。
島の駅 豆ヶ島
ユニークなお豆腐や大豆関連食品を扱う島のお豆腐屋さん。入口には仁王像の如き真っ赤なオニが立ちはだかり、インパクト抜群。
定休日:火曜
ここでは食事も扱っているため、ドライブやサイクリングの休憩に立ち寄るのにぴったり。
名物メニューは大豆うどん!甘口出汁のしこしこうどんの上に、大豆がびっしりと乗ったうどんです。やわからかく煮た大豆は、豆本来の甘みを感じます。おまけで付いていた絹の厚揚げも、サクサクとろとろでとっても美味しい!
店内には、「日本一辛い鬼壺豆腐」など、ユニークな商品もたくさん。お豆腐買ってみたかったのですが、まだまだ旅はつづくため断念。
天狗岩
陀峯山(だぼうざん)にある展望台。かなり細い山道を車で登って行きます。道も悪く傾斜も急なおかつすれ違いがかなり困難なのでご注意ください。
「天狗岩」と書かれた小さな看板を通り過ぎた辺りに駐車スペースがあります。そこに車を停めて山道を少し歩くと天狗岩へとアクセスできます。
この山道は蜘蛛の巣がたっぷり。私はうっかり引っ掛かってしまったのですか、かなり丈夫な糸でなかなか取れません。落ちている木の枝を装備して、振りながら歩くと良いと思います。
山道を抜けると一気に視界が広げて開放感バツグンの展望台に到着。視界いっぱいに空と海が広がるこの爽快感、写真では伝わらないのでぜひ現地で体感してほしいです!
眼下に見える白い橋は、早瀬大橋。江田島と倉橋島を結んでいます。
この広場で右を向くと、そびえる天狗岩が目に入ります。
ここは、サントリーオールフリーのCMロケ地。香取慎吾・稲垣吾郎・塚地武雅の3人が侍姿で登場するノンアル維新シリーズとして、2019年2月頃放映されていました。
さとうみ科学館
深江小学校を利用したリノベーションミュージアム。ウミガメの剥製や、スナメリの標本、そしてカブトガニをはじめとした瀬戸内海の生き物が飼育された水槽が並びます。
詳しくはコチラの記事にて。
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