レンタサイクルで迫力の渓谷めぐり『帝釈峡』(庄原市)

広島県

帝釈峡の上帝釈エリアは、爽やかな峡谷沿いの遊歩道が整備されており、気軽に自然の中を歩くことができます。巨大なアーチ「雄橋」や鍾乳洞「白雲洞」など見どころもたくさん。さらにレンタサイクルもあり、自転車で渓谷を走るというレアな体験も楽しめます!

訪問日:2022/5/6(金)

国内有数の峡谷

広島県の庄原市と神石高原町にまたがる峡谷、帝釈峡。ひとことで帝釈峡といっても全長18kmにも及んでいるため、その範囲は広大。帝釈峡観光協会のHPによると、おおまかに「上帝釈エリア」「神龍湖エリア」「その他のエリア」の3つに分けることができます。

今回は初めての訪問なので、遊歩道が整備されており渓流沿いを歩くことができる「上帝釈エリア」へ行ってみることにしました。

地図で見ると帝釈峡の北側に位置する帝釈第2駐車場へ車を停めて、峡谷めぐりに出発です!

レンタサイクルがおすすめ

上帝釈エリアの一番の見どころとなる「雄橋(おんばし)」までは、第2駐車場から徒歩25分ほどで行くことができるお手軽コースとなっています。

傾斜も少なく、きれいに整備されているため徒歩でも楽々なコースですが、時間が無い方や歩きたくない方におすすめなのがレンタサイクル!第2駐車場の前には食堂があり、ここで貸し出しております。料金は時間を問わず500円。

最初は「本当に峡谷を自転車でめぐれるの?」と疑問でしたが、このコースは道が平坦なので自転車でも全然問題ありません。スイスイ進めます。

大自然の中の渓谷美

駐車場からまだ5分ほどしか進んでいないのに、こんなにも美しい自然の景色が広がります。新緑の美しい5月の訪問だったため、あざやかなグリーンに心が癒されます。

すぐ見えてくるのは鬼の唐門。巨大な岩が作る高さ8mにもおよぶアーチはかなりの迫力。かつては帝釈川の支流がつくった洞窟でしたが、入口部分を残して崩れ落ちたため、このようなアーチ状になっているそうです。

続いて見えてくるこちらの塔のような岩は鬼の供養塔。10mもの巨大な石の柱で、帝釈天に命じられて雄橋・雌橋をつくったという陰陽二鬼神の供養塔といわれています。まるで森林の中に眠る巨大遺跡みたいな出で立ちです。

白雲洞で洞窟めぐり

駐車場からすぐのところには、白雲洞という鍾乳洞があります。こちらは観光用に整備されており、200mほど内部を進むことができます。

料金は300円なのでこじんまりした感じかなと思いきや、内部はなかなかの迫力。最も広い部分は高さ20m・幅5mの空間が広がります。

木の板が敷いてあり、とても歩きやすく整備されているのもポイントです。

さくさく歩いて10分ほどの往復コース。鍾乳洞ならではのひんやりした空気も心地よく、峡谷めぐりの立ち寄りにぴったりです。

帝釈峡のシンボル・雄橋

しばらく進むと、上帝釈エリア一番の見どころである雄橋(おんばし)が見えてきます。

これはすごいです!!!!

その大きさは、長さ90m・幅19m・高さ40mというスケール感。迫りくるような巨大な岩は、迫力満点です。

この雄橋は、石灰岩でできた天然橋。さきほどの鬼の唐門と同様に、崩れ落ちた洞窟の一部が残ったため、このような姿になっているそう。

遊歩道は雄橋の下をくぐり抜ける形で伸びています。通り過ぎて振り返ってみると、また少し違う印象に。いろいろな角度から写真が撮れるのも、雄橋の魅力の一つです。

良いところで折り返し

雄橋の先にある橋を渡り、振り返るとそこに広がる景色は断魚渓(だんぎょけい)と名付けられています。魚が遡上できないほどの急流であるためこのような名前がつけられたそうですが、6〜7月には遡上するアユが飛び跳ねる姿を見ることもできるそう。

今日はこのあと吹屋ふるさと村に行きたいので、このあたりで引き返します。
まだまだ時間と体力にヨユウがある方は、このまま進むと神龍湖(しんりゅうこ)まで行くことができるそう。ただし、未舗装の道となってくるため自転車では少々厳しいみたいです。

各スポットで自転車から降りて案内板を読んで写真を撮ったりして見学所要時間はトータル1時間ちょうどでした。もし徒歩でも、1時間30分~2時間ほどあればたっぷり楽しめそうです。

アクセスと駐車場情報

中国自動車道の東城ICから約20分ほど。第1駐車場と第2駐車場がありますが、第2駐車場の方が入口に近いです。大事なことなのでもう一度言います。第2駐車場の方が近いです。

私が訪問した際は、駐車料金が400円くらい(うろ覚え)かかりました。

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