ふくしまけんのあいづわかまつしにあるちいさなちいさな公園。いろいろな大きさの赤ベコさんたちがくらす、おちつけるばしょです。写真をとったり、赤ベコさんといっしょにあそんだり、おもいおもいのすごしかたができます。
赤べコさんたちの公園
あいづわかまつしのはずれにある、ちょっとさびしげな赤ベコ公園。
ここではいろいろなおおきさの赤ベコさんたちが、なかよくくらしていました。
おおきな赤ベコさん
おおきな赤ベコさんは、こどもたちのためになにかしたいとおもい、神さまにたずねました。
「神さま、こどもたちのために、ぼくはなにができるかな?」
神さまはこたえました。
『きみはにんげんよりおおきいから、こどもたちをおなかに入れてあそんであげなさい。』
赤ベコさんは、こどもたちをおなかにいれてあげました。
おなかにはいったこどもたちは、たのしそうにおしりからにゅるんとでてきます。
こどもたちはとてもよろこびました。
中くらいの赤ベコさん
中くらいの赤ベコさんも神さまにたずねました。
「神さま、ぼくでもなにかできるかな?」
神さまはこたえました。
『こどもたちはすぐのどがかわいてしまうから、お水をだしてあげなさい。』
中くらいの赤ベコさんは水のみばになりました。
おはなから水をだして こどもたちののどをうるおしてあげました。
こどもたちはとてもよろこびました。
ちいさな赤ベコさん
ちいさな赤ベコさんたちも、こどもたちになにかしてあげたくなりました。
「神さま、ぼくたちにもできることはあるかな」
神さまはこたえました。
『いっしょにあそぶことはできないけど、あそびつかれたこどもたちをやすませてあげなさい。』
ちいさな赤ベコさんはなにもできませんが、こどもたちをやすませてあげる「いす」になりました。
こどもたちはとてもよろこびました。
赤ベコさんたちは、みんなおおきさもかたちもちがいます。
でも、じぶんにしかできないことがあるのをしりました。
こどもたちといっしょにまいにちたのしくあそんでいました。
赤べこさんののぞみ
ある日、こどもたちはきがつきました。
赤ベコさんは、首をうごかすこともわすれて、空を見あげてばかりなのです。
「赤ベコさん赤ベコさん、いったい何を見上げているの?」
こどもたちはたずねました。
赤ベコさんはこたえません。
赤ベコさんはもしかしてそらがとびたいのかな。
こどもたちは、いつもあそんでくれた赤ベコさんにおれいがしたいとおもいました。
そこで、みんなで赤ベコさんにつばさをプレゼントしてあげたのです。
こうして、赤ベコさんはそらへととびたっていきました。
ー レッドブル、翼を授ける ー
あとがき
特に解説するような内容もないスポットですので、今回は絵本をイメージした記事に仕上げてみました!見ての通り、赤ベコ型の遊具がある小さな町の公園。テレビ番組にて紹介されたこともあり、フォトスポットとしても人気を集めています。また、近年赤ベコたちは塗り直されているため、この記事の写真よりももっと鮮やかな姿に生まれ変わっております。
この赤べこ公園、少々見つけにくい場所にあります。カーナビなどをセットしても、近くにきたら速度を落として向かうのをおすすめします。また、駐車場は3台分しかないのでご注意ください。
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